16パーソナリティナルキン(筆者)の思想まとめ

自分を大事にすること(Fi)と人を大事にすること(Fe)の両立【ヘーゲルの弁証法による解法】

16パーソナリティ

インターネット上で、心理に興味がある人は「限りある一度きりの自分の人生を守る」という主張(=Fi)に賛成する傾向があります

例えばツイッターでは、そういった主張には大量にイイネ!がついているけれど、もう少し深く掘り下げて考えてみましょう。

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他人を気にせず自分を守る(Fi)だけで、世の中を渡っていける?

隣人もFiを使っていたら? お互いの主張(=Fi)がぶつかり、争うことになってしまわないでしょうか?

実際には、 自分を大事にする・守る(Fi) ためには → 他人のことも気にしないといけない(Fe)ということにも気づくはずです。

ただ一方で、人のことを気に掛ける(Fe)ばかりしていては、Fi(自分の思いを叶えること)はできません。では、どうすればいいのでしょうか? この葛藤を解消するために、今回はヘーゲルの弁証法を紹介します。

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ヘーゲルの弁証法について

べんしょうほう【弁証法】《dialectic》

自己の内にある矛盾をみずからの発展によってなくして、あたらしく統合された統一に到達する理論。

引用 新選国語辞典

ヘーゲルの弁証法を構成するものは3つあります。

  1. ある命題(テーゼ=正)
  2. それと矛盾する、もしくはそれを否定する反対の命題(アンチテーゼ=反対命題)
  3. そして、1、2を本質的に統合した命題(ジンテーゼ=合)

例えば、お酒が飲みたい(テーゼ)が、帰りに運転しなければならない(アンチテーゼ)という葛藤が生じたとき、そのどちらも満たす解決法がノンアルコール飲料(ジンテーゼ)となります。

ヘーゲルの弁証法の具体例

 山口潤一郎研究室のblog、ノンアルコールビールのススメ高原知明) より引用

同じように、自分を大事にすること(Fi)人を大事にすること(Fe)も、ヘーゲルの弁証法で解決してみましょう!

  1. テーゼ:自分の(一度きりの人生の)願いを(他人より)大事にする
  2. アンチテーゼ:他人を(自分よりも)大事にする
  3. ジンテーゼ他人を大事にする(Fe)→自分にも帰ってくる(Fi) → 他人を大事にすることは自分を大事にすること

何にでも対応できる力をつけるにはテーゼ同士をジンテーゼすることが重要です。

色んな認知機能を統合し、何にでも対応できる力を身につけていきたいものですね。

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