人を16タイプの性格に分類する性格診断テスト、MBTIというものがあり、良く当たると評判です。
この記事では、16タイプのなかから心理学者タイプ(INFP)の性格を解説します。
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INFP(心理学者タイプ)の性格「社会のためになることをする」
IFタイプなので、自分の倫理観・理想を持ち、それに従って人の役に立とうとします。「ジャンヌダルク」のように社会に役立つ崇高な奉仕をすることで達成感を覚えることが多くあります。
INFPを一言で言えば「理想主義派」でしょう。このタイプはレッテルを貼られたがらず、こんな人ではないのにと思われるようなことをしたくなります。それが時折予測もつかない、とっぴな行動となって表れることがあります。例えば、人からは「従順だと思われている」INFP型の女性が、「本当の自分」らしい装いをしてくるようにと指定された仮装パ ーティーに、けばけばしい衣装を着て、ロック歌手のマドンナ（参考：ESTP）に扮してやってきたことがあります。
*マドンナのMBTI（16タイプ）はESTPだと推定されています。
対人関係に関しては、INFPはのんきで人に合わせるタイプです。波風を起こすよりも和を大事にし、自分の理想を曲げずにすむ限りは「人に合わせる」ほうでもあります。
INFPには、自らが課した生活「ルール」があり、人に押し付けたりはしませんが、自分は厳格に守ろうとします。しかし、一度その「規則」を踏みにじられると、非常に威圧的な態度を取り、人を驚かせ、自分でも自分自身のそういった態度に驚くことがあります。
その一例として、母親が学校で我が子を不当に扱われたと感じた場合があります。
普段はおとなしい印象のINFPの母親が、あらゆる手段を尽くし、その不当を正し、良い学校環境をつくるよう全力で学校を追求しますーそれは、学校環境がよくなれば我が子のみならず他の生徒達のためにもなると思うからです。
INFPの男性は、ほかの人、とりわけ男は男らしくあるべきだと思っている男性からは、優しすぎると見られたり、女々しいと思われることすらあります。受身で無理をしないので、しばしば男の役目とされることについては「俺に任せろ！」という態度に欠けると見られます。
しかしながら、自分の価値観が脅かされそうだと感じたときは、一転して厳しい態度に出たりするのです。職場や家庭や友人関係で、そこが分かっていない人には、二面性があると見られますが、ともすると、得体の知れない気分屋と思われることもあります。
INFPの男性が外向型（E型）タイプの女性（特にESTP、
ESTJ等）と結婚すると、女房の尻に敷かれていると言われてしまいます。しかし、実際には現代においても、妻が主導権を握るには限界があることに気付かないと、結婚生活はうまくいかないことがあります。もちろん、Ｅ型の妻と完全にお互いの性格を認め合い、妻に完全に主導権を渡せば話は別です。
INFPの女性は、社会生活でその性格が好ましいと見られ、感心されることもあります。「おとなしいが頑固なところ」は、男性の場合「押し付けがましくないけれども融通が利かない」と受け取られることが多い一方、女性の場合は「芯が強い」と褒められることがあるのです。
INFP(心理学者タイプ)をさらに知りたい方へ（相性など）
さらに知りたい方は以下がオススメです（クリックで開きます）↓
相性：相性や他のタイプとの付き合い方を学べる
ロードマップ：基礎→専門的へ と順序よくその性格タイプや性格論(MBTI)を学べる
関連記事：タイプの特徴を学べる（気になるところ見てみましょう）
INFP(心理学者タイプ)と他のタイプの相性（クリックで表示）
理想的なペア
INFPと相性が良いのは、一人一人の価値観を尊重できる人です。
INFPから見て…
- ISFP(芸術家タイプ)：Fi – Se、自分のそのままの感情を尊重してくれる
- INTP(研究者タイプ)：Ti – Ne、考えを話し合えたり、情報交換ができる。
- INFJ(共感者タイプ)：Ni – Fe、個人的なアドバイスをくれる
対立しやすいペア
INFPと対立しがちなのは、一人一人の価値観を尊重せず、心理的な圧力をかけてくる押し付けがましいタイプです。
INFPから見て…
- ESTJ(責任者タイプ)：Te – Si、批判しつつ、コントロールしようとしてくる
- ESFJ(社交家タイプ)：Fe – Si、お節介すぎることがある
- ENTJ(リーダータイプ)：Te – Ni、とても理路整然としていて几帳面で合理的、、要求が激しくて一緒にいるのがきつい
恋愛の相性が良いペア
INFPと恋愛の相性が良いのは、気楽に意見を話し合うことができたり、自分の苦手な部分や弱点を補ってくれるような人です。
友人関係と同様、INFPは恋愛対象となりうる相手との距離を縮めるのに苦労することがあります。一旦関係を持つと、強い忠誠心を持って臨みます。また、恋愛観がロマンチックになりすぎて、相手に過度な期待を持ちすぎ、相手がそれに苦労することもあるでしょう。また、個人的に発言を受け止めてしまう傾向もあり、相手との衝突を避けようとします。
INFPから見て…
- ENFP(改革者タイプ)：Ne – Fi、一人一人を尊重できて、有益な話し合いができる
- ESTJ(責任者タイプ)：Te – Si、長期的な安心感を与えてくれる
- ISTJ(努力家タイプ)：Si – Te、安定した関係を築くことができるし、信頼できて、安心させてくれる
※対立しやすいペアと恋愛の相性が良いペアは被ることがあります。これは、自分と正反対のタイプを意見が合わず嫌うことがある一方、自分と違うためミステリアスに見えて惹かれることもあるためです。ただし、最終的には関係が壊れてしまうことが多いようです。
（INFPと付き合っている方へのアドバイス）
INFPが恋人なら、そのINFPの心を開くのに苦労することがあること、批判されることに過敏になってしまうこと、自分の幸せよりも相手の幸せを優先したりすることがあることを頭に入れておいてください。
INFP(心理学者タイプ)のロードマップ クリックで開く
INFP(心理学者タイプ)を真に理解するには、心理機能(認知機能)*が重要です↓
*一般に認知科学において、認知機能は「生物が対象の知識を得るために、外部の情報を能動的に収集し、それを知覚・記憶し、さらに推理・判断を加えて処理する機能」と定義されます。
- 内向的感情/Fi
とても得意/第一機能：自分にとって正しいと思うこと、自分の世界観において道徳的に正しいこと、その個人的な価値観に従って行うべきことを決める。 - 外向的直観/Ne
少し得意/第二機能：現在の行動から引き起こされる悪い結果、将来の結末や人々の行動の意図を知らせる。 - 内向的感覚/Si
少し苦手/第三機能：自分の現在の態度を正当化するために、過去の経験を利用する。また、リスク回避に走り、自分の居場所から離れられなくなることもある。 - 外向的思考/Te
とても苦手/第四機能：人からどう思われるかを恐れ、不安に思っている。思考を理性的・合理的に整理できない（あるいはそれをしたがらない）。
＜INFPの認知軸＞
以下のロードマップを読むことで、認知機能を学びつつINFPを順序よく理解できます↓
- ロードマップ – INFP(心理学者タイプ) –
- はじめに – MBTIとは
- 自分の性格の概要
- 認知とは
- タイプ特有の認知の特徴
- 心理機能（認知機能）について
- 自分の心理機能(認知機能)を知る
- 心理機能(認知機能)を上手に活かす
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