世界各国の文化比較
序論 – 世界各国の文化の違い
日本ではしばしば
「アメリカ人は〇〇なのに対し日本人は△△である」
「日本人は◇◇なのに対し中国は✖✖である」
などといった言説がテレビでもネットでも聞かれます。
その中でも最も聞かれるのは以下の東洋人と西洋人の違いです。日本人と欧米人（アメリカ人）と読み変えると確かに多く言われていることがわかるでしょう。
| 西洋人は一般的に.. | 東洋人は一般的に… | |
|---|---|---|
| 自助を重視する | 相互依存を優先する | |
| 個人主義的な価値観を重視する | 集団的な価値観を重視する | |
| 自身の長所の過大評価が多い | 自身の長所の過大評価が少ない | |
| 個人の性格など内面の特質を重視する | （所属先など）個人と関係のある属性を重視する | |
| 自己批判よりも自己改善を好む | 自己改善よりも自己批判を好む | |
| 自発的に肯定的な自己表現をする | 自発的に否定的な自己表現をする | |
| 他人の人生と比較して自虐をあまりしない | 他人の人生と比較して自虐をよくする | |
| 非現実的で楽観的な未来観を持つ | 非現実的で楽観的な未来観を持たない | |
| 自分に都合よく解釈をする（帰属バイアス） | 自分に都合よく解釈をしない（帰属バイアス） | |
| 自己批判によって自己改善したいという欲求が弱い | 自己批判によって自己改善したいという欲求が強い | |
| クラスメートよりも優れたパフォーマンスを達成したい | クラスメートよりも優れたパフォーマンスを達成したくない | |
| 否定的なフィードバックを反射的に無視する | 否定的なフィードバックをすぐに認める | |
| 最初に成功した後、より継続する | 最初に失敗した後、より継続する | |
| 成功したタスクを基に評価する | 失敗したタスクを基に評価する | |
| ほとんどの性格分野で自己を高めようとする | 一部のパーソナリティ次元でのみ自己を高めようとする | |
| 個人の性格や考えなどの特質を改善する | 個人と関係のある所属先などの属性を改善する |
心理的機能は文化の影響によって調整されることが多くの研究より明らかになっています。その文化の規範の中で育つので当然と言えば当然のことです。テレビで外国人を見ていてもある出来事にとりうる反応が違うことがわかるでしょう。例えばアメリカ人の初対面でのハグがあげられるでしょう。日本と文化が圧倒的に違い、アメリカでは初対面でのコミュニケーションが随分カジュアルです。
しかし、例えば日本は”本当に”表にあるように西洋と比べ文化が違うのでしょうか？ 違うなら”どれほど”違うのでしょうか？ 西洋の中では違いないのでしょうか？ 南米はラテン系の人が多くいますが、ヨーロッパと同じでしょうか？ アラビアは？ アフリカは？ 東南アジアは？ 日本の隣の韓国・中国は？
さっそく、どのような違いがあるのか見てみましょう↓
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