世界各国の文化

アメリカの文化

世界各国の文化

世界の他の文化と比較することで、その国独自の文化の深い推進力となっている要因を知ることができます。その国の文化はが社会の中心的な傾向を表しています。
例えば、個人の誰もが独自性を持っていますが、社会的統制により、ほとんどの人が規範(標準)から大きく外れることはありません。

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権力格差指数(パワーディスタンス指数)

誰もが一人一人違う存在であるということは、人は皆、不平等であるということです。不平等の最も顕著な側面の1つは各人が他者の考えや行動に影響を与えることができる力の度合いです。

この次元は、社会のすべての個人が平等ではないという事実を扱い、私たちの間のこのような力の不平等に対する文化の態度を表しています。
パワー・ディスタンス(権力の距離)とは、ある国の機関や組織において力の弱いメンバーが、権力が不平等に配分されていることを受け入れるであろう度合いと定義されています。

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個人主義指標(vs 集団主義)

この次元で扱われる基本的な問題は、社会がその構成員の間で維持している相互依存の度合いです。これは、人々の自己イメージが「私(I)」と「私たち(We)」のどちらで定義されるかに関係しています。

個人主義的な社会では、人々は自分と近親者(直径家族)だけを大切にすることになっています。集団主義の社会では、人々は忠誠心と引き換えに自分たちの面倒を見てくれる「グループ」に属しています

権力格差指数(パワーディスタンス・インデックス)がスコア40点とかなり低いスコアは、世界で最も個人主義的な文化 (高スコア91点)との組み合わせで、以下のように表されます。

アメリカでは、「すべての人に自由と正義を」という前提があります。これは、アメリカの社会や政府のあらゆる面で平等な権利を明確に強調していることからもわかります。

アメリカの組織では、便宜的に階層構造(ヒエラルキー)が確立されており、上司は身近な存在で、管理者(マネージャー)は個々の社員やチームの専門知識に依存しています。経営者(管理者)も従業員も、相談を受けることを予想しており、情報共有は頻繁に行われます。同時に、コミュニケーションは非公式で、直接的で、ある程度は参加型です。

社会はゆるやかに結びついており、人々は自分自身とその近親者(肉親など)の面倒だけを見て、当局の支援に(過度に)頼るべきではないとされています。また、米国では地理的な移動性が非常に高い。(*米国においては引っ越しがとても一般的です)

アメリカ人は世界で最も仲間意識が強いですが、特に男性の場合、深い友情を育むのは難しいことも多いです。
アメリカ人は、ビジネスをしたり、よく知らない人と交流したりすることに慣れています。そのため、アメリカ人は情報を得るために相手に近づくことを躊躇しません。ビジネスの世界では、従業員は自立しており、イニシアチブ(自発性)を発揮することが求められます
また、交換ベースの仕事の世界では、採用、昇進、意思決定は実力や、自分が何をしたか、何ができるかの証拠に基づいて行われます。

男性らしさ(男性的)指標(vs 女性らしさ)

この次元での高スコア(男性的)は、社会が競争、達成、成功に突き動かされていることを示し、成功は「勝者」または「その分野での最高の者」によって定義されることを示しています。この価値観は子供の頃から始まり、仕事と余暇の両方で、生涯を通じて継続します。

この次元のスコアが低い場合(女性的)は、社会で支配的な価値観が「他者への配慮」と「生活の質」であることを意味しています。女性的な社会とは、生活の質の高さが成功の証であり、人から抜きん出ることは賞賛されない社会です。ここでの根本的な問題は、人を動かすのは何かということです。一番になりたい(男性的)なのか、自分のしていることが好きか (女性的)です。

アメリカの「男性らしさ(男性的)指標」に関するスコアは62と高く、これはアメリカ人の典型的な行動パターンに見られます。
これは、高い男性的欲求と、世界で最も個人主義的な欲求が組み合わせによって説明できます。言い換えれば、アメリカ人は、いわば全員が個々に男性的欲求を示しているのです。

しかし、イギリス人は、この点では同じ文化を持っています。したがって、次の質問をする必要があります、「通常、同じ欲求が表面上に表れないのか?」。

この違いは、「不確実性回避」に関する米国のスコアが英国よりも高いことを表しています。つまり、どちらの社会でも同じ意欲が見られますが、アメリカ人はそれを前面に出しているのに対し、イギリス人は意表を突いてくるのです。

このアメリカの組み合わせ(高い男性的欲求と、世界で最も個人主義的な欲求)は、以下のように表されています。

学校、仕事、遊びでの行動は、人々が「最高のものを目指して努力する」、「勝者がすべてを手にする」という共通の価値観に基づいています。その結果、アメリカ人は自分の人生における「成功」や「功績」を誇示したり、自由に語ったりする傾向があるでしょう。

アメリカ社会では、成功すること自体が大きなモチベーションになるのではなく、成功したことを示せることが重要なのです。

アメリカの評価システムの多くは、正確な目標設定に基づいており、アメリカの従業員は自分がどれだけ良い仕事をしたかを示すことができます。より良い方法で物事を行う可能性が常にあると信じられているように、社会には多くのダイナミズムを生み出す 「やればできる」 というメンタリティが存在します。

典型的なアメリカ人は「働くために生きている」ので、金銭的な報酬を得ることができ、その結果、自分の優秀さ次第で高い地位を得ることができます。多くのホワイトカラーは、昇進するたびに高級住宅地に引っ越していきます。

「勝者」になることが目的なので、ある程度の争いがあった方が人の良さを引き出せると考えられています。その結果、二極化や裁判沙汰が多発します。このような考え方は、今日では、”すべての人に自由と正義を “というアメリカの前提条件を損なうものとなっています。格差の拡大は、民主主義を危険にさらしています。なぜなら、階級間の格差の拡大は、ゆっくりと権力格差(パワーディスタンス)を押し上げ、個人主義を押し下げる可能性があるからです。

不確実性回避指標

不確実性回避とは、未来は決して知ることができないという事実を社会がどう扱うかに関係しています。

未来をコントロールしようとするのか、それともただ成り行きに任せるのか。未来がわからないという曖昧さは不安につながり、その不安に対処する方法は文化によって異なります。
曖昧な状況や未知の状況に脅威を感じたとき、文化の構成員がそれを回避するため信念や制度を作ってきた度合いが、「不確実性回避指標」のスコアに反映されています。

不確実性回避の観点からは、米国は平均以下の46点という低いスコアを記録しました。

アメリカ人は新しいアイデアや革新的な製品をある程度受け入れ、技術や商習慣、食べ物など、何か新しいものや違うものを試してみようとする姿勢があります。
アメリカ人は、誰のアイデアや意見にも寛容で、表現の自由を認める傾向があります。同時に、アメリカ人は多くのルールを必要とせず、高得点の文化に比べて感情表現が少ないものとなっています。
しかし、同時に、9.11はアメリカ社会に多くの恐怖をもたらし、最終的にはNSAやその他の安全保障組織を通じてすべての人を監視しようとする政府の取り組みにもつながりました。

長期志向指標(vs 短期志向指標)

この次元では、すべての社会が、現在と未来の課題に取り組みつつも、自らの過去との(何らか)のつながりを維持しなければならないことを説明しています。社会によってこれら2つの実存的な目標の優先順位は異なっています。

例えば、この次元のスコアが低い規範的な社会は、社会の変化を疑いの目でみながら、昔ながらの伝統や規範を維持することを好みます。
一方、スコアが高い文化圏では、より現実的なアプローチをとっています。将来に備え倹約を奨励し、近代的な教育を重視します。

米国は、この次元では26点と低く「規範的である」と分類されるスコアを示しています。これは次のように表されます。

アメリカ人は、新しい情報を分析して、それが真実かどうかを確認する傾向があります。このように、文化の違いから、ほとんどのアメリカ人は実利的〇★ではありません
しかし、このことは、アメリカ人が非常に現実主義的〇★であり、上述した「やればできる」というメンタリティに反映されているという事実と混同してはいけません。

上記のような二極化は、いわば、多くのアメリカ人が何が「善」で「悪」なのかについて非常に強い考えを持っていることによって強化されています。これは、妊娠中絶、薬物使用、安楽死、武器、あるいは政府と州、市民との間の規模や権利といった問題に関係があるかもしれません。

米国は、20世紀初頭以来、ヨーロッパ人が多く居住する国のなかで教会への訪問が増えた世界で唯一の国の一つです。
この増加は、ロシアのような旧ソ連諸国の一部でもはっきりとしています。
アメリカの企業は、四半期ごとに損益計算書を発行するなど、短期ベースで業績を測定しています。これは、個人が職場で早く結果を出そうと努力することにもつながります。

アメリカ人は、新しい情報を分析して、それが真実かどうかを確認する傾向があります。このように、文化の違いから、ほとんどのアメリカ人は現実的ではありません。しかし、これは、アメリカ人が非常に現実的であり、前述の「can-do」メンタリティに反映されているという事実と混同してはいけません。上述の二極化は、いわば、多くのアメリカ人が何が「善」で「悪」なのかについて非常に強い考えを持っているという事実によって強化されています。これは、妊娠中絶、薬物使用、安楽死、武器、政府と州や市民との間の規模や権利などの問題に関係しています。米国は、20世紀初頭から教会への訪問者が増えている世界で唯一の「コーカソイド」の国である。この増加は、ロシアのようなポストソビエト共和国の一部でも見られます。アメリカの企業は、四半期ごとに損益計算書を発行するなど、短期的に業績を測定しています。これは、個人が職場で早く結果を出そうとすることにもつながります。

放縦(充足的、放任的、気まま)指標(vs 抑制)

今も昔も、人類が直面している課題の一つは、幼い子供たちがどの程度社会化されているかということです。社会化がなければ私たちは「人間」にはなれません。

この次元は、人が育った環境に基づいて、自分の欲望や衝動をコントロールしようとする度合いとして定義されます。
衝動を比較的弱くコントロールしようとする傾向を 「 放縦(充足的、放任的、気まま) 」 と呼び、衝動を比較的強くコントロールしようとする傾向を 「 抑制的」 と呼びます。このように、文化は「放縦的」と「抑制的」に分類されます。

この次元で、米国は放縦的、放任的(スコア68)な社会です。これは、規範的なスコアと合わせて、以下のような矛盾した態度や行動に表されています。

よく働き、よく遊べ。
アメリカは麻薬撲滅のための戦いを行っており、今でも非常に忙しく取り組んでいますが、米国の麻薬中毒者は他の多くの裕福な国よりも多いのです。アメリカは慎重な社会であるものの、テレビで説教を行る有名人でさえ不道徳に見えます。

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