MBTI

外向的感覚(Se)と内向的感覚(Si)の違い【心理機能の比較】

外向的感覚(Se)内向的感覚(Si)はともに、五感を通じてありのままの姿を具体的に詳細に取り扱います。 しかし、その注意を向ける方向性が異なるために、相反する性質があります。 外向的感覚を用いるタイプは、内向的感覚の働きを抑圧したり、反感を覚えることがあります。 同様に、内向的感覚を用いるタイプは、外向的感覚の働きを抑圧したり、反感を覚えることがあります。

外向的感覚は、今この時に意識を集中させ、自分が経験していることや外界の様子を把握します。 一方、内向的感覚は、独立して記憶の想起が起こります。 すなわち、外界を見ることがなくても、自然と過去の記憶が湧き上がってきます。 もちろん、内向的感覚のこのような働きは、 その瞬間に体験していることをきっかけとして起こることがあります。 この場合、過去の体験と現在の体験との比較が行われ、認識の地図がより詳細になってゆきます。 意識は今現在にのみ集中しているわけではありません。 それゆえに、今現在を純粋に見ている時間は限られてしまいます。 一方、外向的感覚はそのような働きを排除し、純粋に現在を観察し常に新鮮な体験をします。

内向的感覚は、関心あるものに意識を集中させ、五感を通じて得られた情報を保存します。 何をどこに置いたか、 どこを探せば目的のものを取り出すことができるかきちんと整理しておくことが重要だと考えます。 外界の環境や仕事の方法、人間関係がめまぐるしく変化することは好みません。 過去のことを思い出してノスタルジーを感じることもあるでしょう。 内向的感覚は静的で、保存的です。 このような特徴から、お金の使い方が質素になる傾向があります。 生活必需品は、機能的で長持ちする物を好み、意味もなく豪華であることは好みません。 倹約的な姿勢は、食事や衣服、化粧などにも現れてきます。 自ら進んであれこれと挑戦してみることはしません。 質素で馴染んだものを常に守り続けようとします。 本を読んだり、美術館を訪れたりといった、ゆっくりとした情報吟味が好みです。

一方、外向的感覚は極めて活動的な印象を与えます。 好奇心があり、できるだけ多く外界の情報を集め、体験しようとします。 外界にある珍しい物を手に入れたいと願い、珍しい現象をその目で確かめたいと願います。 新鮮な体験が何よりも大切であり、その瞬間に過去の記憶を意識するようなことはありません。 まるで恐れを知らないかのように振る舞います。 関心が外へ外へと向かうと同時に、お金も外へ外へと散ってゆく傾向があります。 常に新しい物を手にし、新しい体験をするためにお金を惜しまず使うからです。 高価で優れた品、豪華な食事、美しい身体などに憧れ、生活や身辺が華美になる傾向があります。 しかし、この事自体は、外向的感覚の長所によって労働に専念でき、良い報酬を得ることができているうちは問題ありません。

外向的感覚も内向的感覚も現実をありのままに見つめるという点では、一致しています。 そのため、地に足がついています。 内向的感覚の強いタイプは、外向的感覚の強いタイプから、新しい刺激を提示され視野を広めることができます。 しかし、そのスピードが早すぎると不満を抱くことになります。 一方、外向的感覚の強いタイプは、内向的感覚の強いタイプから、 ひとつのことに対して、より詳細な情報を与えてもらうことができます。 また、節度を守り行動するように注意されるかもしれません。 しかし、あまりにも慎重な態度を要求されると不満を抱くことになります。

内向的感覚の強いタイプは、記憶力を活用でき、事細かな対応を粘り強く行うデスクワークが向いています。

外向的感覚の強いタイプは、現在への集中力を活用でき、手先の器用さや身体能力を活かした仕事が向いています。

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