MBTI

心理機能の統合(ジンテーゼ)の具体例(TeとFiの場合)

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ひとつの心理機能だけに頼ると行き詰まる

仮にあなたが経営者だとします。

会社の業績を上げていく(Te)には

あなた ✖️ Te(外向的思考)→ 全体のプロジェクトを遂行するため(社員に)作業を割り振り、効率よく作業をさせればよい

これは真理であり、正しいです。

しかし、これは無数にある真理のうち、ほんの一つに過ぎないことを留意しなければなりません。例えば、本当にTe(外向的思考)のみでプロジェクトをうまく遂行させられるでしょうか? 社員の固有の性質(Fi)や希望している職種(Fi)を無視して本当に可能でしょうか? もちろん、それは難しいでしょう。

つまり、社長が社員に仕事をさせる時には

Te(効率を高める)にはFi(個々の社員が嫌いなことや苦手なことよりも好きなことや得意なことをする)も必要ということです。

Te(外向的思考)とFi(内向的感情)は正反対の心理機能(認知機能)ですが、それでも、Te一辺倒では会社も行き詰ってしまうでしょう。ブラック企業まっしぐらで社員も士気が下がってしまうと、上手くいくものも上手くいかなくなっていまいます。

つまり、Te(外向的思考)の真価を真に発揮するにはFi(内向的感情)との統合(ジンテーゼ)が必要なのです。

統合(ジンテーゼ)の実際についてはこちらをご覧ください↓

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心理機能を統合(ジンテーゼ)する

ところが多くの人は、以下のように板挟みになってしまいます。

これは、どちらか一方だけを好んで使いがちだからです。また、第一機能(主要機能)↔︎第四機能(劣等機能)で板挟みになってしまいます。左右を同時にむくことはできないと思うからです。
しかし、例え第四機能の使用が難しい場合であっても第一機能だけの使用に偏る必要もありません (心理機能の利用が第一機能の使用のみに傾くのは第一機能だけが暴走するということであり危険ですらあります)

つまり、改めて言うと、統合(ジンテーゼ)が必要であるということです。

統合(ジンテーゼ)の実際

仕事の効率を高め会社の利益を上げるために
社員に上から仕事を割り振る(Te)とき、

(個々の社員が嫌いなことや苦手なことよりも)
好きなことや得意なことをある程度させていくこと(Fi)も

会社の利益を上げる(Te)ために必要

ということです。

逆にいえば、例えば理想を叶える時に

理想を叶える(Fi)には、社会のルールを学びながら物事を効率よく処理する(Te)ことが必要とも言えます。

統合(ジンテーゼ)の実際

例えば、自分の夢の漫画家や音楽家として暮らす(Fi)ために、

売れるためには何でも挑戦し結果を残していくこと(Te)が重要

例えば
漫画家なら”自分の好みのマンガ”より“売れるマンガ”を描くこと(Te)、
音楽家なら”自分のしたい音楽”より“売れる音楽”を作ったり演奏すること(Te)が

漫画家や音楽家として暮らす(Fi)ために重要
です。

つまり、両者(Te・Fi)ともに真理(正しいこと)であり、どこの視点から物事を見るかの話しでしかありません。さらには、物事を成し遂げるにあたり、両者のループ(Te ⇄ Fi)が見られます。正反対のようで、統合できた人には両者とも重要なことが実感できます。

まとめます。

“第一機能↔︎第四機能”の使用するとき二律背反(どちらか片方だけを使用)し続けると「第一機能→第四機能」と心理機能の使用が極端にブレてしまいます。

ゆえに統合(ジンテーゼ)することが推奨されます。

↓タイプ間の相性を詳しくみる↓

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