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外向的思考(Te)を鍛えるには

外向的思考(Te)は、外界における原理原則や客観的な基準に従って、秩序を求める判断の心理機能です。

因果関係、事実に基づいた推論、皆に共通した公平な基準、潔い勝敗の認識、上下関係、 実用的な仕組み、合理的な戦略・計画・環境整備、分かりやすい構図などを重視し、 目標を定めたら責任を持ってゴールに向かう特徴を与えてくれます。

これをうまく働かせる人には、 大局的な視点から始めて、システム、物事の構造などを理解し、 構築することを上手に行います。

有名な経営者、管理職の方々や、歴史上の権力者の中には、 この心理機能が優位なタイプがよく現れています。

自分にとって、そういった人たちがロールモデルになることはない、と思われる方たちも、 程度の差こそあれ、外向的思考を用いるでしょう。

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事実を客観的に認識する。

まずは、なんといっても、起こっていること、起こったこと、 置かれいている状況を認識しないことには、始まりません。

外向的思考(Te)が優位のタイプは、あまり感情に左右されずに、 事実を事実として受け入れようとします。

厳然たる事実から何もかもが始まると考えているかもしれません。

内向的感情が優位の ISFP, INFP, ESFP, ENFPにとって、 外向的思考(Te)が脇に追いやられる傾向があるので、 これができるかどうかが鍵になります。

特に、ISFP, INFPは、内面にエネルギーを注ぎ、 外向的思考を抑圧してしまう傾向にあるので、 事実が目の前に提示されても、 その重要さを認識し対応するまでに時間がかかることがあるので要注意です。

きっと、そのことに気がつくだけでもかなり違ってくると思います。

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事実から事実を推論する。

さらに、事実から推論される別の事実を認識することになります。

なので、外向的思考(Te)を上手に利用したい方は、 事実を見ることからはじめて、 そこから関連した事実をできるだけ多く引き出そうとしてみてください。

その際には、推測や理論を使うことになりますが、良い頭の体操になるはずです。

この場合、推測は必ずしも厳密であるわけではなく、 確率が極めて高いと考えられることを推測によって導きます。

事実と事実をつなぎ合わせるのです。

多くの人から見識を調達する。

外向的思考(Te)をよく利用するタイプは、 必ずしも全て自分で考えなければ気がすまないというわけではないようです。

なぜなら、自分よりも事実をよく認識している年長者や、 専門家が各方面にいることを事実として受け入れているからです。

そういった人たちから、上手に情報を聞き出したほうが早いことがあります。

さらに、複数の人の意見を聴くことで、より確からしい認識に至り、 より良い判断ができるのです。

外向性の思考の心理機能なので、思考を共有しようとする特徴があります。

多くの人と話す機会を設け、上手に質問し、 ときに議論をすることに慣れようとしてみてはいかがでしょうか。

健全な目的のために設定された外部の基準に沿う。

私たちは、外部からいろいろな制約や基準を課せられて生きています。

それは、自然の摂理であるかもしれませんし、 自分が属する時代、地域、組織などに独特なルールかもしれません。

人間は、自然の摂理には従う運命にあります。 目に見えて明らかな因果関係もありますし、 科学者が苦心惨憺の末に証明した事実もあります。

自然の摂理に従うことで、安全で健やかな成長を期待することができます。

この世界は、そういうふうにできています。

しかし、一部の人たちに利益をもたらす不自然な主義主張がはびこり、 また、人工的な世界に生きる私たちは、意外にもこのことを無視してしまいがちです。

この自然の摂理や因果関係をデータに基づいて見出すことができるものもまた、 外向的思考のなせる技かもしれません。 科学者の中には、外向的思考が優位の方も多く見受けられるようです。

時代、地域、組織などのルールについてですが、 これらは、任意にデザインされたところもあり、 目的によく適っているところもあり、様々です。

外向的思考タイプは、外部のルールや基準を大切にし、それに沿うように努力します。

確かに、外部の基準とやらは、誰か一部の人のためにとって都合の良いものとして作られているケースも多々あるのですが、 大抵の場合、それらの基準を達成する人たちにとってはささやかな恩恵が与えられるようにできているものです。

健全な目的に合致してルールが設定されている場合は、 自分の目的をそれに合わせ、邁進することもまた、自他共に利益と成長を期待できる道です。

事実に基づいて判断し行動する。

生まれてからすぐに、段階を追って自分でできることを増やしてゆきますよね。

例えば、小学生が宿題を課せられたとき、家事を頼まれたとき、もしくは、テスト勉強など、 どんなふうに対応してきましたか?

丁寧にやった人、適当にやったひと、様々だと思います。

外向的思考が優位なタイプは、いかにして段取り良く終わらせることができるのか考えます。 その過程で、関連事実の把握と計画性を大切にします。

幼い頃から、自分の身の回りのことを責任を持って取り組む姿勢が身についてゆきます。

また、外向的思考をよく働かせることで、人工的なシステムの動作の機構を理解することに楽しみを見出します。

数学や物理学の理解、 機械の組み立て、コンピューター・システムの構築など、 定義や原理がしっかりとしているものを扱うことに、一種の安心感を感じるかもしれません。

あっているものはあっている、それゆえに動作する。 間違っているものは間違っているという、それゆえに動作しない。

このようなシステムに関わっているとき、はじめのうちは、嫌悪感が克明になります。 なぜなら、人間と違って融通の利かないところがあるからです。

しかし、世の中にははっきりとした因果関係に満ちています。 そして、嫌悪感に邪魔されることなく、尻込みすることなく、 辛抱強く挑戦する必要があることをはっきりと突きつけられます。

外向的思考が優位でないタイプも、このようなシステムに関わることで、 厳然たる事実に基づくことに少しずつ慣れることができます。 そして、この心理機能を発達させることができると思います。

理論やコンピュータ・プログラミングは、ひとりでもできることです。 これに没頭する ISFP, INFPもいます。

また、ISFP, INFPも、興味のある分野では、外向的思考(Te)をよく利用します。 文章の分かりやすい配置や、絵画の構図、音楽の理論などに凝るのはその例です。

ENTJ, ESTJは、もっと幅広く、人生におけるあらゆることについて目標を定め、外向的思考を利用します。

さらに発達して、大きな責任を負うようになると、 大勢の人が関わる事業の戦略にまでその能力を発揮することになります。

だから、もし外向的思考をうまく利用したいと思うならば、 先ずは、自分に課せられたことは何か? 自分が目標とすべきことは何か? ということを局所的なことから、大局的なことまで、 様々な大きさの事柄を捉えることからはじめてみてはいかがでしょうか。

喜怒哀楽や衝動に流されず、大枠から手順を決めてゆく。

人間というもの、その場の気分や衝動で、 ついつい何をするか決めてしまうことが多いのではないでしょうか。

今、私は〜をしたいと強く思ってる!

しかし、それは、本当に先にやるべきことなのでしょうか?

それは、本当に為すべきことの中で、どの段階に当たるのでしょうか?

と、是非考えてみて欲しいのです。

目標が達成された時の状態を想像し、そのためには、何を乗り越えなければならないのか、 どのような順序で実行することが最も効率が良いのか、衝動や喜怒哀楽に流されずに考えて実行してみて下さい。

もしそうやって、心身ともに無駄なエネルギーの浪費を避けることができれば、 外向的思考の良さに気がつくことができます。

うまく警告する。

外向的思考を用いるタイプは、意見をはっきりと述べ、危険を警告します。

危険に気がついていながら、何も言わないというのは、悪意があることと結果が同じです。 善意からうまく叱ること、また逆に、うまく叱られることができれば、一段上質の外向的思考使いになれます。

組織における自分の立ち位置を見極め、責任を負う。

外界の秩序を求めることは、序列を求めることと結びついています。

人間界においては、 共通の目的を達成するために集団を作って協力することが自然に行われます。 組織をうまく運営するためには、役割分担が必須であり、 誰がどの範囲で権限を握るのか決めなければなりません。

そうすることによって、責任の所在が明らかとなり、 システムの欠点がはっきりできると同時に、組織の改善もまた可能となります。

権限を持つ人は、他の人々に指示を出し、事を上手に運びます。 そして、実力があると認められた人ほど、大きな権限が与えられることになります。

大きな権限が与えられた人は、それだけ大きな責任を負うことになりますが、 それだけ多くの報酬を得ることになります。

どんなに平等主義な人間でも、このような仕組みを否定することはないでしょう。

外向的思考がよく働くJタイプは、上昇志向が働くと同時に、 自分の位置を見極め、受け入れる姿勢も生じます。

外向的思考が優位のタイプというと、上昇志向とかリーダーシップの方が強調されがちですが、 フォロワーシップを自分にも他人にも課すことがあるという面を忘れてはいけません。

これも、Jタイプが構造を求めるということの一つの現れですね。

ここでは、派閥争いや、ルールに従った競争が起こるものの、 完全な無秩序状態での乱闘は避けることができます。

そして、序列が決まると一定期間は、争いのない状況が続きます。

このような仕組みが、人間に備わっているというのは、とても神秘的なことです。 それゆえに、人間は生きているうちに、勝利と敗北を繰り返し経験するという現実が見えてくると思います。

戦略と戦略がぶつかりあうとき、どちらか一方はボコボコにされて引き下がることになります。 しかし、それをそれとして終わらせないならば、それは良い経験になるはず。

組織におけるルールや序列は、概して必要悪であると思われがちですが、 この世界には、このような仕組みが動植物界にも、人間界にも見られます。

自然界においては、個を全体に奉仕する存在として見ることで、それが美しいとさえ思えるかもしれません。

人間界の場合はどうでしょう。あなたの属している組織は、公平で安心できるところですか?

競争が必然であるとすると、ただ争いを完全に抑えこむのではなく、公平なルールに基づいて、 勝敗を決めることで、争いを最小にすることの方が現実的であることに気がつくことができます。

困難を切り抜け目標を達成することに喜びを見出す。

外向的思考が優位なタイプは、個人的な情熱をもっていると同時に、 目標を実現するために淡々と計画を進行させようとします。

また、そのためには、利用できるものはできるだけ上手に利用しようとします。

実現の過程で障壁にぶつかることはよくあることですが、 鬱屈した感情を抱きながらも、決して、事実をきちんと認識し、 何をすればよいのか考えることは忘れません。

そして、最終的に、達成することに喜びを感じます。

計画的に並行処理できるように努める。

外向的思考を上手に働かせるようになると、 事実から事実を数多く認識して、 それらに関わろうとするようになるのが自然です。

特に、ENTJ, ESTJは、並行処理をうまくこなそうと計画し、努力します。

このためには、ひとつひとつの仕事、 もしくは一人一人の人間に対する 感情移入と愛着は引きずることはあまりしないかもしれません。

また、あまり実用的とは思えない疑問にいつまでも関わることもしないかもしれません。

大局的な戦略を見つめることが重要であり、 次へ、次へと仕事を進めるにあたって、 一つ一つの事柄に対する深い疑問や愛着は自然と 押さえられてしまうのでしょう。

確かに、そのような姿勢によって、反感を招くこともありますし、モラルやマナーがあまり育たず、 人々から顰蹙を買うようなことを平気でしてしまうことがあります。

しかし、外向的思考とペアとなって働く内向的感情とバランスをとることができていれば、 大勢の人に利益をもたらす仕事を完遂することができます。

目的を共有し、人に任せる。

内向タイプは、自分の仕事を丁寧に仕上げることに喜びを見出す傾向にありますが、 この外向的思考が優勢なタイプは、目標を達成すること自体に重きを置きます。

有能な人を見つけ出し、その人に権限を委託することを自然に行います。 詳細の内容はその人がよく知っていればそれでよく、不備が無い限りは、 その人が役割分担をしっかりこなしてくれれば良いでしょう。

人に任せて、自分は全体の進捗を把握し指揮を取る。 そんな人が、世の中には必要ですよね。

おそらく、他人に任せることを不安に感じてしまい、 結局自分でやった方が早いし上手くいくと 思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、それでは、人は育ちませんし、 自分自身もその仕事にかかりっきりになって全体を見ることが難しくなってしまうことがあります。

ただ、誰もがリーダーの役割を担う必要はありませんし、そんな組織は成り立ちません。 専門的に役割を担ってくれる人の方が多く必要でしょう。 だから、どちらが良いということはありません。 しかし、自分がどちらで、他の人はどちらかということを知っておくことは重要です。

リーダーと言っても、階層的になっていることの方が普通ですので、自分がどのレベルの集団において、 権限を人に委譲するべきなのか、ちゃんと認識できればいいと思います。

外向的思考について考えるとき、上手に人に任せることを考えてはいかがでしょうか。

ルールを設定する。

リーダーの役割を担い、多くの人に仕事を任せるとなると、自然とルールが必要になります。

外向的思考がよく働くタイプは、外界の基準に従うだけでなく、外界に基準を設けることもします。

これもまた、無駄な争いや、陥りやすい問題を回避し、安全を守るために必要なことです。

内向的感情を上手に利用する。

前述したように、外向的思考はとてもパワフルな性格特徴を与えてくれますが、 これが行き過ぎると、弊害が生じます。

まず、外界の基準というものは、単なる実用レベルのものであるかもしれず、 盲目的に従うべきものであるかどうかというのは、常に疑わしいのです。

また、多数決が常に正しいとは限らないということは、歴史が証明するところであり、 自分自身が経験からご存知かもしれません。

個々の事柄に、深入りしないという傾向があると、どうしても、一つの仕事に集中して関わったり、 一人一人の人間を気遣ったりすることが難しくなってしまいます。

外向的思考が強く働くほどに、内向的感情(Fi)がそれに引っ張られるように強く働くことになります。

そして、本当に為すべきことの意義を、 自分や他人に与える影響を考慮しながら自分の心に深く問いただすことになります。 これによって、盲目的権威主義や寄らば大樹の陰など浅薄な価値判断から逃れることができるのです。

さらに、ときどき一人一人の意見を聴くことによって、 現場で本当に思われていることを聞き出すことができ、 必要な情報を集めることができます。

もし、そういった気遣いがなかったら、どこかでつまずくとになります。 普段から共感能力に欠けていると、必要な情報がわざと伝えられない、などといったこともあるかもしれません。 そうなると、せっかくの大掛かりな計画が失敗に終わってしまうこともあるのです。

だから、外向的思考(Te)を上手に働かせるためには、内向的感情(Fi)を上手に働かせる必要があります。

外向的思考が優位なタイプにとって、一人一人に湿っぽくかかりっきりになるのは難しいかもしれません。 そして、全体の利益のために、敢えて一人一人に関わろうとするのを抑えるかもしれません。

しかし、人々が抱えている問題を把握していることはとても重要なことです。

もし、より大きな目的達成のために敢えて一人一人と関わらないという選択が結果として、 一人一人の為になると知っているならば、それは、外向的思考タイプにとって、 内向的感情とのバランスが取れており、問題のないことです。

内向的思考を上手に利用する。

内向的思考(Ti)は、 ENTJ, ESTJにとって、第五の心理機能であり、 INTJ, ISTJにとって、第六の心理機能です。

外向的思考(Te)は、 事実から始めて、理論的に思考し、さらに事実を求めます。

事実を見て、外挿して得られる事実を発見します。

内向的思考(Ti)は、 理論から始めて、事実を参考にし、さらに理論を求めます。

矛盾や欠陥を指摘し、理論やアイデアに向かう傾向にあります。

内向的思考と外向的思考は重なる部分もあるので、お互いに惹かれるところもありますが、 逆向きなので、お互いに反発するところもあります。

外向的思考をよく働かせようとするも者にとって、 集中的で厳密な理論展開が非常に役立つことはよくあることです。

ニュートンはINTJ, アインシュタインはINTPとの説があります。

※上記2人の考え方をより詳細に知りたい方は、以下の記事が参考になります↓

リーダーシップを発揮する。

外向的思考が充分に発達した方は、その目標設定能力と計画力をもってして、 労働力、時間、資金、資材を上手く配分しながらことを進めることができます。

自他の士気を高めるためには、内向的感情の働きもまた重要であることは既に述べたとおりです。

是非、リーダーの役割を担って、さらに外向的思考を上手に利用できるようになってみて下さい。

夢は果てしなく。 引き際は潔く。

目標を達成すると、やる気を失う人がいます。

特に、自分や自分の家族が充分に利益を得られた場合、 もうそれでいいや、と思ってしまうかもしれません。

ここで、二つの選択肢があります。

潔く身を引く。

この場合、後継者に任せることもあるかもしれません。 最悪なのは、やる気が出せないまま居座って、 能力のある人たちの邪魔になることです。

「でも、その方が合理的だし。」ですと?

内向的感情(Fi)を働かせて考えて下さい。

真にすべきことを再び見つけて、目標を立てる。

自分の利益を超えた目標を定めることになります。そのためには、何かしらの共感能力と、情熱が必要になります。

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