MBTI

タイプ特有の認知のクセ(傾向)- 16タイプ診断(≒MBTI診断) –

MBTIの診断では、その人の認知を二分法によって分類します。つまり何かを認知するとき、Aという認知的傾向、それと対極であるBという認知的傾向のどちらに偏っているか(指向)を調べます。AとBは互いに正反対の性質を有する認知的傾向であり、そのどちらか一方を自然と使う(好む)傾向を心理学では「指向」と呼びます。(例えば、「今目の前の具体的な現実」と「これから起こりうる未来のこと」には、同時に意識を向けることができない)

A ←認知のクセ傾向)→ B

これは、利き手(右利きか左利きか)を調べることと同じことを表しています。利き手を使うときは、自然で無意識のレベルで上手に扱えますが、反対の手で何か作業しようとすると、意識し集中する必要があり、どうしてもぎこちなく不自然になります。それと同じようにMBTIでは、脳や心にとっての”利き手”を調べることができます。

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4ペアの性格的特徴からみる認知のクセ(傾向)

MBTIでは、脳や心にとっての”利き手”とも言える認知のクセ(傾向を特定するために、4ペアの性格的特徴を定めています。

その4ペアの性格的特徴とは「外向↔︎内向」「感覚↔︎直観」「思考↔︎感情」「知覚↔︎判断」であり、それぞれ対極の2つの性格的特徴によって構成されています。(これらについては後ほど説明します)

異文化空間『<まとめ>MBTIの16の性格』by大迫 友 より引用

この4ペアの性格的特徴において、どちらの傾向がより強いか(=どちらをより指向するか)、それによってタイプを判定します(例えば、外向と内向のうち、外向を指向する等)。

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性格的特徴の対立

以上で説明した性格的特徴ですが、ペア同士になっているもの(例えば、感情と思考ペアなど)は同時には意識できません。なぜなら、人が一度に意識できることには限度があり、対立したものを同時に意識することはできないからです。意識というスポットライトで片方を照らしているとき、もう片方は暗闇に隠れます(無意識)。以降、MBTIにおける性格的特徴の対立がどのようなものか、具体例を出しつつ説明します。自分自身は2つの対立したもののうち、どちらに傾いてるか確認しつつ読み進めると、理解が深まります。

感情型(F型)と思考型(T型)の対立 [意思決定(判断)機能]

感情型(F型)思考型(T型)を同時には使えません。

  • 意思決定(判断)心理機能
    • 感情型(F型)←対立→ 思考型(T型)

感情や好みに基づいて決断すること(感情)論理的で客観的な決断を下すこと(思考)を両立することは困難です。例えば、オムライスもデザートのパフェが食べたかったとしても(感情)今はダイエット中だから食べるべきではない(思考)と、思考タイプは決断するでしょう。

他の例として、今は仕事に専念した方が自分の成長に繋がるから恋人とは距離をおくべき(思考)だが、恋人のことがとても好きだから一緒にいることを選ぶ(感情)、と感情タイプは決断するかもしれません。

感覚型(S型)と直観型(N型) [情報収集(知覚)機能]

感覚型(S型)直観型(N型)を同時には使えません。

  • 情報収集(知覚)機能
    • 感覚型(S型)←対立→ 直観型(N型)

今目の前の現実を注目しながら(感覚)、遠い将来のことを想像すること(直観)は同時にはできません。例えば、山の中で熊が襲ってきたとき、この状況をどう打破することに必死で(感覚)家に帰った後のことを考えている暇はありません(直観)。また、自分の将来を妄想しながら歩いてるとき(直観)文字どおり周りが見えなくなって電柱にぶつかることすらあるかもしれません(感覚)

それぞれ性格的特徴の詳細は、4ペアの性格的特徴をご覧ください。

↓タイプ間の相性を詳しくみる↓

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さらに16タイプ分類性格診断テスト(MBTI診断)を知りたい方へ
このサイトで紹介している16分類性格診断(MBTI)を深く知るには、以下の本『図解 あなたの天職がわかる16の性格』がおすすめです。この本は、16タイプごとの適職が分かるだけでなく、MBTIの要となる心理機能(認知機能)について端的にまとまっているので、MBTIのことを初めて知ったという方にもおすすめです。

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