ENFP(改革者タイプ)の長所と短所を解説します。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
ENFPの長所
・好奇心旺盛で様々なことに興味を持つ
・多角的な視点から物事を捉える
・素早く本質を見抜く
・可能性を信じて挑戦する
・楽天的で前向き
・社交的で精力的
・情熱的で強い信念を持つ
・臨機応変
・倫理観がしっかりとしている
・美的センスや自己表現に優れる
・他者の価値を認め励ます
・多様性を擁護する
・他者のことをよく見ており、思いやりがある
・人間や社会に対して鋭い洞察力が働く
・ときに機転の利いた対処でときに計画的にゴールへ邁進する
・方針を熟慮する
・他者に与える影響を考慮する
・不正を見抜き正そうとする
・啓蒙する
こういった長所は、一生の間ずっと、ENFPの魅力となることでしょう。 もしあなたがENFPならば、決して自分に反することなく、これらの善い点を手放すことのないようにしましょう。
アキレスのかかと 内向的感覚にご注意下さい
周囲の状況に目を向け状況を把握しようとします。 しかし、ふとしたきっかけでひらめきが生じ、 想像の世界へと出向いてゆくことが頻繁に起こります。 そのため、具体的な事実や詳細な現実の様子をきちんと把握しないことがあります。
一つの事に集中し、慣れてくると、次から次へとアイデアが浮かび、自分でも覚えておけないほどです。 発想はランダムに生じる泡のように、電光石火のごとく生じては消えてゆきます。 しかも、それを事細かに書き留める習慣を持ちあわせていないことが多く、何かを始めた時に見えていたことを 途中で忘れてしまうことがあります。 まるで煙をつかむように、するりと抜け去ってしまいます。
新しいことにすぐに興奮し、ランダムに関心を示すので、すべきことを負担になるほど抱え込んでしまいます。
アイデアを思いつき計画を立てた段階で満足してしまうことがあります。 実行する段階での細やかな注意が苦手で、脇道に逸れることなく地道に続けることが困難になります。 早く終わればよいと思っているうちは、作業の過程が実際よりも長く感じられます。
ひらめきと想像に意識を傾けているときや、情熱に突き動かされて集中しているときは、 周囲の環境や自分の身体の存在を忘れがちになります。
身体が強くても弱くても、身体に負担のかかることを平気でしてしまうことがあります。 何も食べなかったり、逆に食べ過ぎてしまうことがあります。
新しいことに興味を持つ度に、家の中には物が増えてゆきます。 しかし、きちんと整理しないままになっていることがあります。 自分では何がどこにあるのか分かっているとしても、他人が見るとちらかっているだけのようにしか見えないかもしれません。
生活を維持するためのこまごまとした業務を怠ることがあります。 例えば、公共料金の支払いや書類の届け出などです。 興味のない仕事はいつかまとめてやろうと考え、先延ばしにしてしまうことがあります。
これらはすべて、第四の心理機能である 内向的感覚(Si) が「アキレスのかかと」になっていることが原因です。 しかし、第一の心理機能である 外向的直観(Ne) の働きを長所をとして発揮するためには幾分仕方のないことです。内向的感覚(Si) を意識的に鍛えれば解決するなどという簡単なことではありません。 しかし、内向的感覚(Si) を抑圧していることが欠点となって、せっかくのアイデアが現実のものにならず、 すべてが瓦解することのないように、気に留めておくことは大切です。
ENFPは、自分のすべきことをわざと限定していないフシがあります。 それゆえに、広く情報を集め、物事のつながりに気がつくことができます。 そうやって得られた物の見方は、 他のタイプには気がつけない貴重なものであることがよくあります。 得られた知見をもっと有効に利用することができればと思うかもしれません。
核心をついていると思われるアイデアが浮かんできたときは、 地に足を付けて考え、具体性や厳密性を追求してみるとよいでしょう。
そのためには、地道な情報収集をぬかりなく行うことも求められます。 これは、気がついていない現実に足をすくわれることのないようにするためにも重要なことです。
その後、ある程度のおおまかな計画を決め、 アイデア実現に向けて着々と進んでゆくように心がけましょう。
ENFPは、実行すると決心したことについては、その意義を明確に認識し、情熱を持っていることが普通です。 後は、細かいところまで留意しながら、記憶に留め、地道に最後まで行うことで、オリジナルの仕事を達成することになります。
もし、そういったアイデアの実現にかいま見える信念や、 面白み、有効性、 もしくは妥当性が広く認められることになれば、 今までになかったものであったとしても やがて、周囲に変化をもたらし定着してゆくことになることでしょう。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用終了(一部改変)
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