INFP(心理学者タイプ)の長所と短所を解説します。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
INFPの長所
・素早く本質を見抜く
・物事の関連性や傾向を捉える
・アイデアや情報を伝えようとする
・可能性を信じて挑戦する
・この世界に対して驚きと不思議、畏敬の念を持つ
・人間に対して鋭い洞察力が働く
・本心を見抜く
・困っている人を助けようとする
・内省する
・意味や意義について考えてから行動する
・情熱的で強い信念を持つ
・平和を願う
・倫理観がしっかりとしている
・優れた感性と美的センスがある
・芸術的創造性を持つ
・他者のことをよく見ており、思い遣りがある
・愛情を持って献身的に接する
・自ら学ぶ
・その場その場で可能性を見出し進んでゆく
・多様性を認め、個性を擁護する
・リラックスして他者を受け入れる
・不正を見抜き正そうとする
・啓蒙する
こういった長所は、一生の間ずっと、INFPの魅力となることでしょう。 もしあなたがINFPならば、決して自分に反することなく、これらの善い点を手放すことのないようにしましょう。
アキレスのかかと 外向的思考にご注意下さい
物事に接して深く感じ入ることを一人探求する一方で、 片付けるべきことを片付けないままでいることがあります。
責務や目標達成のために積極的に周囲にはたらきかけることが疎かになりがちです。
納得できるまで一人考え続ける一方で、 計画を立て、テキパキとこなしてゆくことが難しく感じられます。
自分の意見を率直に述べ、表情が固いことがあります。
マナーを無視し、人に不快感を与えることがあります。
官僚主義的な世界には馴染まず、計画を立てて規律正しく仕事を進行してゆくことが苦手です。
因果関係や客観的な事実に基づいて合理的に判断することをあまりせず、 その結果、当然の報いを受けて、不満を感じたり、悲嘆に暮れたりします。
これらはすべて、第四の心理機能である 外向的思考(Te) が「アキレスのかかと」になっていることが原因です。 しかし、第一の心理機能である 内向的感情(Fi) の働きを長所をとして発揮するためには幾分仕方のないことです。 外向的思考(Te) を意識的に鍛えれば解決するなどという簡単なことではありません。 しかし、 外向的思考(Te) を抑圧していることが欠点となって、せっかくの情熱とアイデアが現実のものにならず、 すべてが瓦解することのないように、気に留めておくことは大切です。
INFPは、先ず、強く感じいったことを探してから、それに集中して関わりたいと思います。 信念や愛着を持つに至ると、こだわりを持って丁寧に仕事をしようとします。 この強い思いは、誤りのない方針を与えていることが多いのです。 なので、後は現実のものとなるように尽力する必要があるでしょう。
そのためには、必要な段階を整理し、きちんと計画を立て、合理的な判断のもとに、 為すべきことを為す必要があります。
目的意識を持って積極的に周囲に働きかけてゆくこともときには必要となります。
環境からの刺激に対して簡単に流されないように気をつけなければなりません。
あたなたの意思決定と行動で、 世界に働きかけることによって、今と未来が形作られます。 そして、世界からの反応を受け取ることになります。
人間は、自分の思考、感情やそれに基づいた選択の結果に対して、 予測できることにも予測されないことにも責任を負います。 これは、この世界の存在の法則なのですが、 あまりにも厳しい真実であるために、多くの現代人には明瞭に認識されていません。
心の中でどんなに注意を喚起して、胸を苦しめていても、 受け身の姿勢で周囲に流されていては、どこにも辿りつくことはできないでしょう。
このことに気がつかず、 いきあたりばったりな人生を送り、不都合なことが起こると誰かのせいにして、 後から愚痴を言い周囲に不快を振りまく人たちは本当に多いのです。
愚痴は同情を誘うとは限らず、寧ろ見限られることの方が多いものです。 そして、さらなる不幸を招き寄せるのです。
しかし、本物であることを求め、透徹した洞察力を持ち、強い決心をし得るINFPであれば、 真実を認め、将来を変えるために今から動き始めることができるはずです。
自己欺瞞を許すほど、INFPは間抜けではないはずです。
INFPの長所となる 内向的感情(Fi) の働きは、 第四の心理機能である 外向的思考(Te) を活用することによって、ようやく価値のあるものになります。
年齢を重ねるにつれて、 内に抱える悲痛の叫びは、 弱いものを気遣いながらも、 責任を果たそうとする 強靭なる精神へと変わってゆくことでしょう。
内界における調和と外界における調和を両方成立させることに尽力してこそ、 安寧を得ることができることになります。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用終了(一部改変)
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