MBTI

外向的感情(Fe)「調和を大事にする人」

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MBTI(エムビーティーアイ : Myers-Briggs Type Indicator)は、とても良く当たる性格診断テストで知られていますが、人にはそれぞれ得意な(よく使っている)心理機能(認知機能)があると考えられています。そのうちの1つが「外向的感情(Fe)」で、この機能が強い人は、思いやりが強く、感情表現豊かです

外向的感情(Fe)が強いタイプは、ESFJ(社交家タイプ), ENFJ(協力者タイプ), ISFJ(保護者タイプ), INFJ(共感者タイプ)といったFJタイプです。

↓自分の性格タイプを知ってみたい方はこちら↓

16タイプ性格診断

MBTIについてまだ、知らないという方は、以下の記事↓を参考にしてください。

また、事前に4つの心理傾向軸↓についても知っておくことで、より心理機能(認知機能)を理解することができます。

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外向的感情(Fe)とは

外向的感情(Fe)が優位な人は、”みんなの気持ちや欲求が満たされているか?”を考えます。一言でいうと「和」であり、人間関係の変化が部屋や家族、社会全体の文化にどう影響するかをわかっておくことです。

外向的感情(Fe)が優位な人は、社会の力学、不文律、文化を理解する不思議な能力を持っています。これは、すべての人の気持ちと欲求に目を向けてきた結果、生まれてきたものです。すべての人の要望を常に満たすことは不可能なので、外向的感情(Fe)が優位な人は集団のニーズを満たせるような条件を用意します。それが礼儀作法やエチケットとして表れているのです。

外向的感情(Fe)を強く意識している人は、小さい頃から他人の感情、特に相手が何を認め、何を認めないかということを意識してきました。そのため、様々な場面で他人の反応を素早く読み取ることができ、面白いほど優位に立つことができました。

あなたが経験を積み、学びを深めていくにつれて、外向的感情(Fe)のプロセスも洗練されていきます。

あなたが成長し、経験や学習がより洗練されるにつれて外向的感情(Fe)のプロセスも変化していきました。例えば、最初は自分が摘んだ花をお母さんにプレゼントしたときに、お母さんから「いいね!」と言われたことを記憶することから始まったかもしれません。そして、年齢を重ねるにつれて、自分の行動だけが他人にとって重要なのではないことに気づきます。すべての人の行動が相互に関連しあい、感情的な反応を引き起こすことを知ったのです。一人の人間の感情の動きを読み取る能力が、人と人との社会システム全体を理解する能力へと発展していったのです。

そして、学校、会社、文化など、より大勢の人を対象にするようになります。だから、あなたのようなタイプの人は、その部屋で一番地位の高い人をすぐに見分けられるし、みんなが守るべき社会のルールも直感的に理解できるのです。

外向的感情(Fe)が優位な人は、与えられた情報の価値を、その情報によって人と人とのつながりが深まるか壊れるかで判断します。たとえそれが真実であっても、相手の感情を害するような情報を伝えることはためらいます。相手と対立しなければならないときは、徹底的なまでにお世辞を言うことが多いでしょう。外向的感情(Fe)の機能を極めた人は、温かく、心地よく、士気を高めてくれる、まさに”おもてなしの心”を持った人なのです。

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外向的感情(Fe)の詳細

『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)

外向性の心理機能であるので、外界に注意が向けられます。 感情の心理機能であるので、対象に接して感じることを基準として判断し意思決定を行います。

キーワード
人間関係、集団における調和、マナー、礼儀、社交的、友好的、親切、共感、親密さ、感情表現、表情豊か、愛情、面倒見、 相談、話を聞いてもらう、フィードバック、喜びやすい、傷つきやすい、コミュニケーション能力、言い方に配慮する、素直、素朴、 謙虚、 社会的規範、公共性、道徳観、長幼の序、親の役割、男女の役割、 協力、価値観の共有、知識の共有、全体の利益、 名誉、賞賛、賞与、処罰、秩序、準備、 感情に訴える、ジェスチャー、魅力的、カリスマ、煽動、感性、美的センス、芸術、 教育、啓蒙、援助、文化、歴史、畏敬の念、尊敬、嫌悪、 マネージメントスキル、リーダーシップ、フォロワーシップ、決断力、平和

外向的感情が第一心理機能であるタイプは、ESFJ(社交家タイプ), ENFJ(協力者タイプ)です。
外向的感情が第二心理機能であるタイプは、ISFJ(保護者タイプ), INFJ(共感者タイプ)です。

極めて社交的で、多くの人と関わり、他人の感情を捉え、早く親密な関係を築くことができます。

他人と自分の感情の区別が希薄で、その垣根が低いので、容易に感情移入することができ、よく他人のことを気にかけます。

自己開示をし、人をリラックスさせたり、もてなしたりすることが上手です。 ときに冗談を言って笑ったりしながら、会話が花開きます。

他者にも自己開示を求め、やがてお互いをよく知るようになり、新しい人間関係が発展します。 さらに、人々が最善の状態で独自の能力を発揮できるように、手はずを整え、面倒を見ようとします。

多様な価値観に興味を持っています。

人を排除しようとすることはせず、どんな人も和の中に参加していることが大切だと考えます。 そのためには、皆で多様な価値観を共有することが重要なのです。

人間に対する洞察を自然と身につけており、それぞれの長所に基づいて何を楽しいと感じ、どのような仕事が向いているか 気がつくことができます。 そして、人々が社会の中において、適切な役割を担い、幸せになれるように応援します。

感情表現が豊かで、表情や仕草、ジェスチャーは誤解の余地がないほど分かりやすいものです。 怒り、嫌悪、悲しみといった否定的な感情も分かりやすく表に出しますが、 できるならば、喜び、楽しさ、愛情、陽気さ、勇気といった肯定的な感情を共有し親密な関係を築きたいと望んでいます。

様々な感情表現を行い、その雰囲気を纏い、自分の思いを伝えることができますが、 内向的思考タイプからは、それが大げさで、現実離れしているように見え、懐疑的に捉えられてしまうことがあります。

人の良い面を発見したり、人を許すことができます。 他者に共感し、感情を共有することで親密さや協力関係の重要性に気がつき、そして尊敬の念や愛情を形成してゆきます。

外向的感情が強いタイプは、他者からのフィードバックに敏感で、否定的意見に傷つきやすくはありますが、 極めて謙虚で素直であり、素朴な印象を与えます。 肯定的なフィードバックはエネルギーの源になります。 他者から賞賛を得ることは、名誉なことであり、誇るべきことだと思うかも知れません。

社会的な道徳観を受け入れ、目上の人を敬い、同僚と協力し、年下の人間たちを助けようとします。 父母に尊敬と感謝の念を抱き、家族を大切にします。 他の人たちにも礼儀正しく振る舞うように勧めます。

多くの人たちを教育し、勇気づけ、肯定的な感情で訴えかけようとします。 人々が調和を保って各々の能力を最大限に発揮できることが何よりも大切であり、 そうすることで自分の生活も安全に保つことができるのです。

規律とルールを重んじ、人々の役割を明確にします。 指導される必要があり、人を指導しようとします。 あまりにも、他人との感情の垣根が低いために、指導を必要とせず独自に達成しようとしている人間にも 必要以上に関わり、コントロールしようとすることがあります。

外向的感情が強いタイプは、社会における男女の役割の別を意識します。 それゆえ、女性は女性らしく、男性は男性らしい感性を持とうとします。 このタイプは、女性の方が少々多いのですが、男性ももちろん一定の割合で存在します。 他者の意見に弱く、傷つきやすくなってしまいますが、そのことは男性らしさに反します。 そのため、これを克服しようと極端な努力をすることがあります。 例えば、身体を酷使するスポーツに専念したり、理屈をこねて説明したがったり、理論的な学問分野にはまったりします。

外向的感情が強いタイプは、共感能力に優れていまが、 一方で自分の感情に何か問題が生じた時に、一人で処理するのに苦労します。

そのときは他の人に話を聞いてもらうことで、少しづつ自分の感情を解きほぐしてゆき、安心できるようになります。 それが、直接的な問題解決をもたらさないものだとしても、 話を聞いてくれる他の人の存在は有り難く、漠然とした不安を軽減してくれるものなのです。

実際に、客観的な意見や率直な批判、理論的な解決法などを求めていないことさえあるかもしれません。 特に思考タイプはこのことに気がつくことができないので、ずけずけと意見を述べ、彼らの不安を増すことがあります。 外向的感情の強いタイプは、否定的なフィードバックに意気消沈し、 客観的な批判を個人に対する攻撃であると受け取ってしまうことがあります。 しかし、それらは単に改善策を示してくれようとしているだけかもしれません。

外界の人間関係に注意を向け、社会的価値観や礼儀を重んじるようになります。 他者にとって心地よく感じられるマナーは、人間関係を円滑にすることができ、平和を築き上げるためには 非常に大切なことです。

優雅で洗練されたマナーは、一般的に快く受け入れられ、肯定的なフィードバックを受けるので、 そのような態度は強まります。 礼儀正しく、親切で、友好的な態度を表に出すことをはばかりません。

外向的感情は判断の心理機能ですが、事や物ではなく、人もしくは人間集団に対して関心を寄せ、 しっかりとした意見を持ち、それを伝え人を動かそうとします。 その際、率直に意見を述べるのではなく、伝わり方、受け取られ方に配慮します。 その意見は断固としているときがあり、とくに和を乱す無礼者に対しては厳しい天罰を下す決定をすることさえあります。

このように、外向的感情は外界における人間の価値観から大きな影響を受けます。 それゆえ、不健全な価値観の持ち主や好ましくない人間関係を見て育つと、大きな被害を受けます。 その者の価値観も不健全なものになりますが、本人は自分でその間違いに気がつくことができません。 そして、誤った価値観を正しいと信じ、人を動かし、煽動しようとします。 まさに、このようなことが起こらないためにも、子どもたちは広く社会に触れ様々な価値観を共有する必要があります。

他者に対する共感能力と、感情に訴えかける能力、そして全体に利益をもたらそうという姿勢は、 ときにカリスマ性を与えることになります。 組織をまとめる役や、政治家の中には、この心理機能が強く働いていて他者から支持されている人たちがいます。

工夫の凝らされた建築やインテリア、日常用品の細工などに美しさを見出すことができます。 また、文学、音楽、演劇、絵画、彫刻などの芸術によって訴えかけられていることに幅広く興味を持ちます。 芸術を鑑賞することによって審美眼を培い、さらには自ら芸術に関わりたいと思うようになることがあります。

洗練された文化や社会的規範を人々と共有し、人間の集団における調和を求めます。 人々をとりまとめ、教育や啓蒙を行い、援助することで社会に対して幅広く貢献することを望むようになります。

『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用終了(一部改変)

外向的感情(Fe)の投影

投影は、自分が認めたくないことに対する不安や恐怖と、逆に自分が認めたいという願望から生まれてくるものです。 

誰しも人間には恐れがあります。その恐れに陥らないよう、人間は必死に努力をしてきました。

そのため、各心理機能(認知機能)には、それぞれ、無意識に自分がそうであると認めたくない不安(~でありたくない)と、自分がこうであってほしいという願望(~でありたい)があります。

以下の不安を必死に克服しようと必死に努力する過程で、心理機能は伸びていきます。そうして、長時間使っているうちに、気付ければ無意識に上手く扱えているようになるものです。

外向的感情(Fe)が持つ投影の例↓

  • 自分の不安・心配
    1. 自分は恥ずかしい人だ
    2. 自分は邪魔者だ
    3. 自分は幼稚だ
    4. 自分は何も貢献していない
    5. 自分は他の人を不快にさせている
  • 自分の中の隠された願望
    1. 自分の人柄はとても素敵で好感が持てる
    2. 自分はとても思いやりがある
    3. 自分はとても賢い
    4. 自分はとても親切で寛大だ
    5. 自分は魅力的あふれる人だ

コラム:外向的感情(Fe)と内向的感情(Fi)の違い

参考 内向的感情(Fi)

  • Fe人の役に立つことで、身体的・精神的に “良い “と感じることができる。
  • Fi:私が既に「良い気分」でなければ、肉体的・精神的に人を助けることはできない。
  • Feを心理機能(認知機能)を持つ人は、他人を助けることによってエネルギーを得ます。Fiの心理機能を持つ人の場合、他人を助けるとエネルギーを消費します。
  • Fi は Fe よりも本質的に利己的というわけではありません。実際、Fiの心理機能を持つ人にとって、人助けにはより多くの努力と苦労を伴います。
  • 外向的な人は人や外界からエネルギーを得るのに対し、内向的な人は内界からエネルギーを得るのと同じことです。内向的な人は、充電したり、人から離れたりする必要があるというだけで、それと同じことなのです。

ビッグファイブと外向的感情(Fe)

ビッグファイブとは、世界で最も信憑性のある性格分析と言われており、アメリカの心理学者であり、オレゴン大学の名誉教授であるルイス・R・ゴールドバーグが提唱しました。ビッグファイブはその名のとおり、その人の個性(性格)を5つの因子によって分類します。

ビッグファイブの5つの性格特性(因子)の解説書←タップ

  • 神経症傾向:落ち込みやすいなど感情面・情緒面で不安定な傾向ネガティブな気分になりやすい。
    • MBTIとの関係:MBTIではこの因子は測定されない
    • 高得点:ストレスを受けやすい、衝動的・心配性である。 キーワード:不安、イライラ、うつ、自尊心が低い
    • 低得点:ストレスに強く、情緒的に安定している

      この性質(高得点のとき)の…
      • プラス面:警戒、努力できる
      • マイナス面:不安、うつになりやすい
      • 生物学的メカニズム:脅威への反応(扁桃および大脳辺緑系、セロトニン)
  • 外向性(E):自分の関心や勢力が他人や物に向けられるポジティブな気分になりやすい。
    • MBTIとの関係:高得点だと外向型(E型)低得点だと内向型(I型)
    • 高得点(外向的/E):社交的で物事に熱中する。 キーワード:積極的、社交的、活動的、冒険好き、明るい
    • 低得点(内向的/I):よそよそしく物静かである

      この性質(高得点のとき)の…
      • プラス面:報酬を求め手に入れる意欲が高くチャレンジできる
      • マイナス面:自らを危険に晒すことが多い。安定した関係を築きづらい
      • 生物学的メカニズム:報酬への反応(中脳ドーパミン報酬システム)
  • 開放性(N):文化的、美的、知的な新たな経験の受け入れやすさ。心が開かれている
    • MBTIとの関係:高得点だと直観型(N型)低得点だと感覚型(S型)
    • 高得点(直観/N):独創性・創造性に富んでいる、一風変わっている。美しいもの、知的なものに触れてみたい、探求・体験してみたい。 キーワード:好奇心、想像力、審美眼、幅広い興味
    • 低得点(感覚/S):現実的に考える、伝統にこだわる

      この性質(高得点のとき)の…
      • プラス面:芸術的感受性が高く、拡散的思考ができる
      • マイナス面:異常な信念を持ちやすく、精神病傾向がある
      • 生物学的メカニズム:心の連想の広がり
  • 協調性(F):自分のことではなく人のことを思って行動できる
    • MBTIとの関係:高得点だと感情型(F型)低得点だと思考型(T型)
    • 高得点(感情/F):人を信頼しやすく、共感性が高い。 キーワード:思いやりがあり相手を信頼する寛大さ、利他主義、優しさ、従順さ、慎み深さ
    • 低得点(思考/T):非協力的で、敵対心が強い

      この性質(高得点のとき)の…
      • プラス面:人間関係を潤滑にできたり社会全体が安定する
      • マイナス面:(相手に配慮しすぎて)自分の利益や取り分が減る
      • 生物学的メカニズム:他者への配慮(心の理論、共感要素)
  • 誠実性(判断機能が強い*):目標に向かい計画を立て、自分を律しながら、諦めずに責任感を持ちつつ勤勉に努力できる
    • MBTIとの関係:高得点だと判断機能が強い低得点だと知覚機能が強い
    • 高得点(判断機能が強い):有能で自己管理ができる。 キーワード:自己規律、粘り強さ、熟慮、忍耐、根性、熟慮、達成努力
    • 低得点(知覚機能が強い):不注意が多く衝動的である。

      この性質(高得点のとき)の…
      • プラス面:計画を立て、それに沿って自分を規律でき、目的を達成しやすい
      • マイナス面:その場その場の状況に応じて臨機応変に行動できず融通が効かない
      • 生物学的メカニズム:反応抑制(背外側前頭皮質)
        *判断機能が強いとは第一機能が思考型(T型)または感情型(F型)、知覚機能が強いとは第一機能が直観型(N型)または感覚型(S型)ということである。

ビッグファイブと16タイプ性格診断(MBTI)の各心理機能の関係性は調査されており、以下の表がその相関です。各心理機能がどの性格特性とその下位特性(ファセット)と相関があるのか照らし合わせてみるとそれぞれの心理機能の傾向がより詳しくわかるでしょう。

mbti-ビックファイブ-ナル心理学-ナルメカ(ナルキンのそうなるメカニズム)-Fe外向的感情

外向的感情(Fe)は、外向(E)・感情(F)・判断(T or F)の3つの属性を持っており、それぞれの属性に対応するビックファイブの因子(性格特性)は以下です↓

以下は、下位特性ごとの高得点・低得点の特徴一覧です↓

ビッグファイブの5つの性格特性(因子)の下位特性一覧表←タップ

神経症傾向↓

説明言葉下位特性(ファセット)言葉説明
あまり怒ることはない。温和怒り激情的特に物事が思ったように進まないときに、
激しく感情が高ぶる。
穏やかで自信がある傾向がある。自信がある不安心配性起こるかもしれないことを
いろいろ心配しがちである。
自分に大体満足している。満足憂うつ悲観的おもしろくないことを頻繁に考える。
欲望は特に強くなく、
欲望を制御できる。
自制心がある利己的快楽主義欲望を強く感じ、欲望に誘惑されやすい。
当惑することはほとんどなく、
大抵の場合は自信にあふれている。
自信に満ちた自意識過剰自己を意識する人が自分をどう思うかに敏感である。
予期しないことにも落ち着いて効果的に対処する。プレッシャーに強い傷つきやすい低ストレス耐性ストレスの多い状況に負けやすい。

外向性↓

説明言葉下位特性(ファセット)言葉説明
ゆったりしたペースの生活が好き。のんびり活発度精力的スケジュールに予定が多く埋まっていて忙しい状態を好む。
特にグループの中では、
話すより聞くほうが好き。
控えめ自己主張強い自己主張意見をはっきり述べ、場を支配する。
グループを先導することに満足を覚える。
いつも真面目で、冗談をあまり言わない。険しい明朗性陽気楽しい人で、その楽しさを人と分かち合う。
静かで、穏やかで、安全なことを好む。平穏を求める刺激希求性刺激を求めるリスクを負うことに興奮を覚え、
いろいろ起こらないと退屈に感じる。
内向的で、人と打ち解けない。遠慮がち親しみやすさ外向性すぐに友達ができ、人といると満足する。
自分に時間を使いたいと強く思う。独立心が強い社交性付き合い上手人と一緒にいることを楽しむ。

開放性↓

説明言葉下位特性(ファセット)言葉説明
よく知っているルーチンを快適に感じ、
そこからの逸脱を好まない。
着実冒険冒険的新しい経験を熱望している。
ほとんどの人に比べて芸術的活動や
創造的活動への興味が薄い。
芸術に無関心芸術的興味芸術の鑑賞眼がある美しいものが好きで、
創造的経験を求めている。
自分の感情について考えたり、
感情を表に出すことがほとんどない。
冷静情動性感情に自覚的自分の感情を自覚していて、
感情の表し方を知っている。
想像よりも事実を優先する。地に足の着いた想像力空想的豊かな想像力を持っている。
世界をそのまま捉えることを好み、
抽象的な考えをすることはめったにない。
具象知性哲学的新しい考えに対してオープンであり、
興味があり、もっと知りたいと望む。
伝統に従って安定を
維持することを好む。
権力を尊重自由主義権力に対して挑戦的権力や伝統的価値に挑戦して
変化をもたらしたいと思っている。

協調性↓

説明言葉下位特性(ファセット)言葉説明
人のために時間を使うより、自分のことをしたい。自己中心的利他主義利他的人を助けることで充実感を味わい、
人のために尽くす。
人への反論を避けない。強情協調性寛容進んで対立を避けようとする。
自己を敬愛し、自分に満足している。高慢謙虚さ慎み深い注目されると落ち着かない。
目的のためにはあらゆる手段を使う。不義・不道徳道徳性不屈出世のために人を利用するのは正しくないと考える。
人は、一般的に他人に依存するのではなく、
自分自身でなすべきだと考える。
冷酷共感性親身人の気持ちを感じ、思いやりがある。
人の意図を警戒し、簡単には信用しない。人を警戒する信用性人を信じる人の善意を信じ、簡単に人を信用する。

誠実性↓

説明言葉下位特性(ファセット)言葉説明
自分の達成したレベルに満足しており、
野心的な目標を設定する必要を感じない。
満足達成努力意欲的自分に高い目標を設定し、
その達成のために 真剣に取り組む。
決断に慎重で時間を費やすより、
すぐに実行する。
大胆注意深さ慎重決断する前に注意深く考え抜く。
規則や義務は無視して、やりたいことをやる。気楽忠実さ従順規則や義務が不都合であってもまじめに守る。
日常生活で組織のために時間を多く取らない。非組織的秩序性組織的生活の中で組織構造の必要性を強く感じる。
長期間、むずかしいことを続けられない。中断自制力持続きついことにも立ち向かってあきらめない。
自分の目標達成能力を疑うことが多い。自信がない自己効力感自信がある取り組んだことには成功できると感じる。

外向的感情(Fe)は、自分よりも周りの人や親しい人に気を掛け、他者への理解や共感性が高い特徴があります。また、ルールに従ったり、計画を遵守するタイプです。

ビッグファイブの協調性は共感性などを意味し、誠実性はルールなど守ったりなど自分を律することを意味しています。

これは、ビッグファイブの外向性、協調性、誠実性の意味するものと一致しており、実際に数値にも反映されていることが分かります。

↓タイプ間の相性を詳しくみる↓

↑タイプ間の相性を詳しくみる↑

さらに16タイプ分類性格診断テスト(MBTI診断)を知りたい方へ
このサイトで紹介している16分類性格診断(MBTI)を深く知るには、以下の本『図解 あなたの天職がわかる16の性格』がおすすめです。この本は、16タイプごとの適職が分かるだけでなく、MBTIの要となる心理機能(認知機能)について端的にまとまっているので、MBTIのことを初めて知ったという方にもおすすめです。

以下の「Amazonで見る」のリンク先より試し読みすることができるので、目次などを一度見てみるだけでも参考になります。

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この記事を書いた人
ナル心理学

ナル心理学では、16タイプ分類性格診断テスト(≒MBTI診断)を中心に解説!

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ナルメカ(ナルキンのそうなるメカニズム) -NaruMECHANISM-

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