MBTI(エムビーティーアイ : Myers-Briggs Type Indicator)は、とても良く当たる性格診断テストとして知られていますが、人にはそれぞれ得意な(よく使っている)心理機能(認知機能)があると考えられています。そのうちの1つが「内向的直観(Ni) 」で、この機能が強い人は、長期的視野をもち、予測能力が高い傾向にあります。
下の図で表されているように、内向的直観(Ni) は過去から未来への発展・流れを読む心理機能で、物事が今後どうなるか予測したり、備えたりすることが得意です。
内向的直観(Ni)が強いタイプは、INFJ(共感者タイプ), INTJ(戦略家タイプ), ENFJ(協力者タイプ), ENTJ(リーダータイプ)といったNJタイプです。
↓自分の性格タイプを知ってみたい方はこちら↓
MBTIについてまだ、知らないという方は、以下の記事↓を参考にしてください。
また、事前に4つの心理傾向軸↓についても知っておくことで、より心理機能(認知機能)を理解することができます。
https://narukinhonda.com/narushinrigaku/mbti/4prefer.html
内向的直観(Ni)とは
外向的直観(Ne)と同様、内向的直観(Ni)は複雑なパターンを探索する直感的なプロセスです。しかし、内向的なプロセスであり、心の中のパターンを認識する、内向きのプロセスです。そのため、説明するのが難しく、Niのユーザーでも自分のプロセスを言葉にするのは難しいようです。
心にあるさまざまなパターンは、地球上の人間の数だけ存在するのです。しかし、これらのパターンにもパターンがあり、内向的直観(Ni)が優位な人は、人が現実を解釈するさまざまな方法を調べることを自然に楽しんでいるのです。
もしあなたが内向的直観(Ni)の機能に強く共感しているのなら、たとえ小さな子供の頃からでも、少なくとも少しは自分自身の視点から離れたり、切り離されたりしてきたことでしょう。そうすることで、自分の心がどのようにつながっていくかを観察することができたのです。そうして自分の心がつながっていく様子を見ているうちに、パターンも見えてきました。人は誰でも、世界をどのように体験するかについて、自分だけのパターンをつくっています。自分の頭の中が形成するパターンと同じパターンを他の人が作るのを観察することで、そのパターンにもパターンがあることを理解し始めたのです。
内向的直観(Ni)の機能を使う人は、問題解決のために、解決策が明らかになるまで、自然と視点を変えて物事を考えています。Niを使いこなすと、相手の気分や問題、考え方などを推測することができるようになるかもしれません。相手は、その推測の正確さに戸惑い、内向的直観(Ni)が優位な人があたかもあたかも超能力を使っているかのように感じるかもしれません。
内向的直観(Ni)が優位な人にとっては全くの偶然かもしれないことでも、そこに意味を見出し、シンクロニシティ(共時性)を経験することも自然なことです。
このような内部パターンに気づき、それを追うことができる内向的直観(Ni)が優位な人の能力は、嗅覚の鋭い猟犬に例えられることがあります。もし匂いを見失ったり、注意散漫になったり、新たな発見を観察することから外れたら、それはもう永久に見失ってしまうかもしれません。そのため、 内向的直観(Ni)が優位な人は、最高の創造的な発想を引き出すために、しばしば一人の時間を求めています。
外向的感覚(Se)が優位な人はエネルギーが有り余っているように見え、常にそれを消費する機会を探しているのとは対照的に、内向的直観(Ni)が優位な人はエネルギーが不足しており、節約する方法をいつも探しているのです。その場しのぎで反応することは、エネルギーを大量に消費することになります。Niを持つ人は、少ないエネルギーで大きな効果を出せるよう、心的イメージを使って将来の結果を予測する戦略を学びます。無意識のうちに人生を認識しようと、未来志向になるのです。
内向的直観(Ni)の詳細
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
複数の事象や現象、概念の共通性や関連性を捉え、ひとつの象徴的なイメージに集約します。
そのイメージはシンプルですが、そこから派生する解釈や可能性は多様です。 しかし、内向的直観は、その多様性よりも、イメージの収束性に重きを置きます。
これによって、一見複雑に見える世界を前にしても、根源的な要素を捉え、深遠な理解に到達することができます。
特定の物事についての枠組みやモデルが繰り返し洗練されてゆきます。
この過程は無意識のうちに起こり、突然にひらめきが生じます。 意識的な努力によって導かれる類のものではありません。
このひらめきは、本人にも理屈では説明できない予期や予感を与えるものであり、 これを信じる者は、何を為すべきか、次にとるべき行動は何か、確信を持つことができます。 長期的なビジョンを与えます。
キーワード
ひらめき、インスピレーション、印象、イメージ、集約、根源、シンプルマインド、 洞察、推測、内観、内的モデルとその洗練、パラダイムシフト、超越、 関係性、相互作用の認識、影響の認識、現象の解釈、経験の意味付け、シンボル、核心、確信、パラドックス、統合、収束、 アイデア、概念、抽象的、理論的、一般化、普遍性、法則、全体像、包括的、システムの理解、比喩、 パターン認識、傾向認識、予感、予期、長期的視野、ビジョン、啓蒙、改革
内向的直観が第一心理機能であるタイプは、INFJ(共感者タイプ), INTJ(戦略家タイプ)です。
内向的直観が第二心理機能であるタイプは、ENFJ(協力者タイプ), ENTJ(リーダータイプ)です。
この心理的機能を活用しないタイプにとっては極めて説明が難しいものです。 また、内向的な性質を持った心理機能なので、本人はこれを言葉で説明するのに苦労します。
ときに問題解決に向けてあれこれと考えるとき、ただ言葉で説明して分析し整理するだけでは 到底太刀打ち出来ない時がありますが、 イメージやシンボルを用いた手段でこれを難なく成し遂げることができるのは事実です。
内向的直観を活用するタイプは、このことによく気がついていて、自分の懸案に対して、自然とヴィジョンが生じるのを待ち、 一旦そこに至ると、確信を持ってそれを信頼します。
内向的直観は情報の受容に関わる心理機能で、意識内で自然と起こるものです。 そして、予感やヴィジョンを与えるものの、 その明確な理由を与えることができないので、神秘的な能力のように見えます。
内向的直観が優勢なタイプは、外界の環境の詳細にはあまり目が行き届きません。 観察対象をありのままに詳細に捉えるとしても、それは限定された範囲になってしまうことが多いでしょう。 五感によって得られる情報を限定し意識を集中させ、 受容的な態度を保つことで五感を超えたインスピレーションを得るという点において、 瞑想と一致してることは注目に値します。
様々な経験を通して、 五感から得られる情報を無意識のうちに収集し、意識下で統合的なプロセスが起こっていると考えられます。 そして必要なときにヴィジョンが浮かび上がるのです。
これらは、単なる予感であったり、明確な視覚的ヴィジョンであったりします。 また、聴覚や触覚に訴えるものもあるでしょう。
これらは、本人にとって本当に起こっているように感じられたりもするものですが、大抵の場合、現実と区別されます。 実際は、経験の最中よりも後から時間をかけて意識に登ってくることの方が多いかも知れません。
パターン認識が得意で、背後に働いている力、隠された意味、物事の関連性を見出します。 出来事や人の行動から読み取ることのできることを把握し、次に起こり得ることを予見します。
そのような象徴的なシグナルは他のタイプには見落とされがちですが、 この心理機能を利用するタイプは、ちょっとしたシグナルからでも結論に至ることがあります。
このような予見はときに自分のみならず他人に対しても警鐘を鳴らすことになります。 そして、必要が迫れば、人々を啓蒙し変革を促すよう働きかけるかもしれません。
個々の具体的な事実にはあまり興味はなく、普遍的な法則や抽象的な理論を認識します。
突然、明確な理解が意識に上ったとき、本人は言葉にせずとも、 「そうか!わかったぞ!」とか「なるほど!」などと心の中で叫んでいるかもしれません。
この内向性で情報受容の心理機能が一旦確信に至った後は、外界に対しての心理機能の働きによって このヴィジョンが実現されることを強く望むようになります。
そうして、実現すべき課題に取り組みはじめるわけですが、これはときにヴィジョンを生み出した時よりも ずっと困難がつきまとうものです。 この心理機能にばかり耽っていると、関心が狭まり、現実を認識する努力を怠ってしまいます。
一旦強い確信に至ると、新しい事実や変化する現実を観察することに対して消極的になる傾向があります。 その弊害として、実現不可能な世界観に閉じこもってしまう可能性があります。
イメージやシンボルには、異質だと思われることや逆説的で一見矛盾していると思われるものさえも統合する 働きがあります。この点、思考による分析とは異なります。 これによって、新たなレベルでの理解が可能になります。 複雑なシステムや理論であっても、それらへの関心を少数のことに集中させ、 概念どうしの差異、類似性、そして関連性を認識しながら、より統一的で普遍的な理解に至ろうとします。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
ビッグファイブと内向的直観(Ni)
ビッグファイブとは、世界で最も信憑性のある性格分析と言われており、アメリカの心理学者であり、オレゴン大学の名誉教授であるルイス・R・ゴールドバーグが提唱しました。ビッグファイブはその名のとおり、その人の個性(性格)を5つの因子によって分類します。
ビッグファイブの5つの性格特性(因子)の解説書←タップ
- 神経症傾向:落ち込みやすいなど感情面・情緒面で不安定な傾向。ネガティブな気分になりやすい。
- MBTIとの関係:MBTIではこの因子は測定されない
- 高得点:ストレスを受けやすい、衝動的・心配性である。 キーワード:不安、イライラ、うつ、自尊心が低い
- 低得点:ストレスに強く、情緒的に安定している
この性質(高得点のとき)の…- プラス面:警戒、努力できる
- マイナス面:不安、うつになりやすい
- 生物学的メカニズム:脅威への反応(扁桃および大脳辺緑系、セロトニン)
- 外向性(E):自分の関心や勢力が他人や物に向けられる。ポジティブな気分になりやすい。
- MBTIとの関係:高得点だと外向型(E型)、低得点だと内向型(I型)
- 高得点(外向的/E):社交的で物事に熱中する。 キーワード:積極的、社交的、活動的、冒険好き、明るい
- 低得点(内向的/I):よそよそしく物静かである
この性質(高得点のとき)の…- プラス面:報酬を求め手に入れる意欲が高くチャレンジできる
- マイナス面:自らを危険に晒すことが多い。安定した関係を築きづらい
- 生物学的メカニズム:報酬への反応(中脳ドーパミン報酬システム)
- 開放性(N):文化的、美的、知的な新たな経験の受け入れやすさ。心が開かれている
- MBTIとの関係:高得点だと直観型(N型)、低得点だと感覚型(S型)
- 高得点(直観/N):独創性・創造性に富んでいる、一風変わっている。美しいもの、知的なものに触れてみたい、探求・体験してみたい。 キーワード:好奇心、想像力、審美眼、幅広い興味
- 低得点(感覚/S):現実的に考える、伝統にこだわる
この性質(高得点のとき)の…- プラス面:芸術的感受性が高く、拡散的思考ができる
- マイナス面:異常な信念を持ちやすく、精神病傾向がある
- 生物学的メカニズム:心の連想の広がり
- 協調性(F):自分のことではなく人のことを思って行動できる
- MBTIとの関係:高得点だと感情型(F型)、低得点だと思考型(T型)
- 高得点(感情/F):人を信頼しやすく、共感性が高い。 キーワード:思いやりがあり相手を信頼する寛大さ、利他主義、優しさ、従順さ、慎み深さ
- 低得点(思考/T):非協力的で、敵対心が強い
この性質(高得点のとき)の…- プラス面:人間関係を潤滑にできたり社会全体が安定する
- マイナス面:(相手に配慮しすぎて)自分の利益や取り分が減る
- 生物学的メカニズム:他者への配慮(心の理論、共感要素)
- 誠実性(判断機能が強い*):目標に向かい計画を立て、自分を律しながら、諦めずに責任感を持ちつつ勤勉に努力できる
- MBTIとの関係:高得点だと判断機能が強い、低得点だと知覚機能が強い
- 高得点(判断機能が強い):有能で自己管理ができる。 キーワード:自己規律、粘り強さ、熟慮、忍耐、根性、熟慮、達成努力
- 低得点(知覚機能が強い):不注意が多く衝動的である。
この性質(高得点のとき)の…- プラス面:計画を立て、それに沿って自分を規律でき、目的を達成しやすい
- マイナス面:その場その場の状況に応じて臨機応変に行動できず融通が効かない
- 生物学的メカニズム:反応抑制(背外側前頭皮質)
*判断機能が強いとは第一機能が思考型(T型)または感情型(F型)、知覚機能が強いとは第一機能が直観型(N型)または感覚型(S型)ということである。
ビッグファイブと16タイプ性格診断(MBTI)の各心理機能の関係性は調査されており、以下の表がその相関です。各心理機能がどの性格特性とその下位特性(ファセット)と相関があるのか照らし合わせてみるとそれぞれの心理機能の傾向がより詳しくわかるでしょう。
内向的直感(Ni)は、内向(I)・直感(N)・知覚(N or S)の3つの属性を持っており、それぞれの属性に対応するビックファイブの因子(性格特性)は以下です↓
以下は、下位特性ごとの高得点・低得点の特徴一覧です↓
ビッグファイブの5つの性格特性(因子)の下位特性一覧表←タップ
神経症傾向↓
低 | 高 | |||
説明 | 言葉 | 下位特性 | 言葉 | 説明 |
あまり怒ることはない。 | 温和 | 怒り | 激情的 | 特に物事が思ったように進まないときに、 激しく感情が高ぶる。 |
穏やかで自信がある傾向がある。 | 自信がある | 不安 | 心配性 | 起こるかもしれないことを いろいろ心配しがちである。 |
自分に大体満足している。 | 満足 | 憂うつ | 悲観的 | おもしろくないことを頻繁に考える。 |
欲望は特に強くなく、 欲望を制御できる。 | 自制心がある | 利己的 | 快楽主義 | 欲望を強く感じ、欲望に誘惑されやすい。 |
当惑することはほとんどなく、 大抵の場合は自信にあふれている。 | 自信に満ちた | 自意識過剰 | 自己を意識する | 人が自分をどう思うかに敏感である。 |
予期しないことにも落ち着いて効果的に対処する。 | プレッシャーに強い | 傷つきやすい | 低ストレス耐性 | ストレスの多い状況に負けやすい。 |
外向性↓
低 | 高 | |||
説明 | 言葉 | 下位特性 | 言葉 | 説明 |
ゆったりしたペースの生活が好き。 | のんびり | 活発度 | 精力的 | スケジュールに予定が多く埋まっていて忙しい状態を好む。 |
特にグループの中では、 話すより聞くほうが好き。 | 控えめ | 自己主張 | 強い自己主張 | 意見をはっきり述べ、場を支配する。 グループを先導することに満足を覚える。 |
いつも真面目で、冗談をあまり言わない。 | 険しい | 明朗性 | 陽気 | 楽しい人で、その楽しさを人と分かち合う。 |
静かで、穏やかで、安全なことを好む。 | 平穏を求める | 刺激希求性 | 刺激を求める | リスクを負うことに興奮を覚え、 いろいろ起こらないと退屈に感じる。 |
内向的で、人と打ち解けない。 | 遠慮がち | 親しみやすさ | 外向性 | すぐに友達ができ、人といると満足する。 |
自分に時間を使いたいと強く思う。 | 独立心が強い | 社交性 | 付き合い上手 | 人と一緒にいることを楽しむ。 |
開放性↓
低 | 高 | |||
説明 | 言葉 | 下位特性 | 言葉 | 説明 |
よく知っているルーチンを快適に感じ、 そこからの逸脱を好まない。 | 着実 | 冒険 | 冒険的 | 新しい経験を熱望している。 |
ほとんどの人に比べて芸術的活動や 創造的活動への興味が薄い。 | 芸術に無関心 | 芸術的興味 | 芸術の鑑賞眼がある | 美しいものが好きで、 創造的経験を求めている。 |
自分の感情について考えたり、 感情を表に出すことがほとんどない。 | 冷静 | 情動性 | 感情に自覚的 | 自分の感情を自覚していて、 感情の表し方を知っている。 |
想像よりも事実を優先する。 | 地に足の着いた | 想像力 | 空想的 | 豊かな想像力を持っている。 |
世界をそのまま捉えることを好み、 抽象的な考えをすることはめったにない。 | 具象 | 知性 | 哲学的 | 新しい考えに対してオープンであり、 興味があり、もっと知りたいと望む。 |
伝統に従って安定を 維持することを好む。 | 権力を尊重 | 自由主義 | 権力に対して挑戦的 | 権力や伝統的価値に挑戦して 変化をもたらしたいと思っている。 |
協調性↓
低 | 高 | |||
説明 | 言葉 | 下位特性 | 言葉 | 説明 |
人のために時間を使うより、自分のことをしたい。 | 自己中心的 | 利他主義 | 利他的 | 人を助けることで充実感を味わい、 人のために尽くす。 |
人への反論を避けない。 | 強情 | 協調性 | 寛容 | 進んで対立を避けようとする。 |
自己を敬愛し、自分に満足している。 | 高慢 | 謙虚さ | 慎み深い | 注目されると落ち着かない。 |
目的のためにはあらゆる手段を使う。 | 不義・不道徳 | 道徳性 | 不屈 | 出世のために人を利用するのは正しくないと考える。 |
人は、一般的に他人に依存するのではなく、 自分自身でなすべきだと考える。 | 冷酷 | 共感性 | 親身 | 人の気持ちを感じ、思いやりがある。 |
人の意図を警戒し、簡単には信用しない。 | 人を警戒する | 信用性 | 人を信じる | 人の善意を信じ、簡単に人を信用する。 |
誠実性↓
低 | 高 | |||
説明 | 言葉 | 下位特性 | 言葉 | 説明 |
自分の達成したレベルに満足しており、 野心的な目標を設定する必要を感じない。 | 満足 | 達成努力 | 意欲的 | 自分に高い目標を設定し、 その達成のために 真剣に取り組む。 |
決断に慎重で時間を費やすより、 すぐに実行する。 | 大胆 | 注意深さ | 慎重 | 決断する前に注意深く考え抜く。 |
規則や義務は無視して、やりたいことをやる。 | 気楽 | 忠実さ | 従順 | 規則や義務が不都合であってもまじめに守る。 |
日常生活で組織のために時間を多く取らない。 | 非組織的 | 秩序性 | 組織的 | 生活の中で組織構造の必要性を強く感じる。 |
長期間、むずかしいことを続けられない。 | 中断 | 自制力 | 持続 | きついことにも立ち向かってあきらめない。 |
自分の目標達成能力を疑うことが多い。 | 自信がない | 自己効力感 | 自信がある | 取り組んだことには成功できると感じる。 |
外向的直感(Ne)と内向的直観(Ni)ともに開放性の数値が高い・誠実性の数値が低いため、これが直感(N)機能の特徴と言えるでしょう。
内向的直観(Ni)を理解するのに最適な本
内向的直観(Ni)をさらに理解したいと思ったら、ユヴァル・ノア・ハラリが書いたベストセラー著書『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』を読んでみると良いかもしれません。
ハラリの現在の専門は世界史とマクロ・ヒストリー(歴史の究極的な法則性を探求し、長期的・巨視的な傾向を見いだそうとする学問=Niが絶対に必要)であり『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』 はまさにそのような「人類の歴史・人類の行く末」について十二分に書かれている超大作です。
内向的直観(Ni)とは過去から未来への発展・流れを予測する能力です。簡単にいえば、過去・現在の情報を元にこれからどうなるのかという未来の予測を立てます。『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』は、まさに過去の歴史から人類の未来を論じた本であり、内向的直観(Ni)を理解するのに最適な本です。
サピエンス全史(上巻)の主な内容
- 第1~4章(認知革命)
- 第5~13章(農業革命)
- 第14~18章(科学革命)
- 第19~20章(人類の幸福とは)
ホモ・デウス
ハラリの次に紹介する『歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録』も内向的直観(Ni)を理解するのに最適な書籍です。5000年の歴史を一冊でまとめ上げています。
未来は決して偶然起こるのではない。それは常につくられてきたのである。
『歴史の大局を見渡す ──人類の遺産の創造とその記録』の著書ウィル・デュラント
‘,
‘内向的直観(Ni) 「未来を見据える人」
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