あなたのタイプの得意な心理傾向軸(外向/E、内向/Iなどの性格タイプ)を使用する授業、学問、コース、指示は、自然で簡単に感じられるでしょう。
逆に、苦手な心理傾向軸を用いなければならない場面では厳しいものがあるでしょう。それでも可能であれば、調整をお願いすることもできるでしょうが、おそらくそれでやり過ごすしかないでしょう。できれば徐々に環境に適応し、あまり発達していない自分の心理機能を伸ばす機会として活用することが望まれます。それでも、やはり苦手なことより得意なことをしていたいものですね。その方が人生を楽に過ごせるだけでなく、人生が輝いてくるのです。
以下の表は、それぞれの心理機能の保持者が最も能力を活かし、学習し、働ける場面や環境を描写しています。これらの情報をもとに、自分がどういうところで、何をしたらいいのか、そして、どのように働きたいたら輝けるのか考えることができます。
タイプ | それぞれの心理機能の保持者が最も能力を活かし、学習し、働けるのは以下の環境や場面(職場や学校) |
外向 (E) | ・外の世界、人、場所、物に焦点を当てる。 ・十分な時間をかけて声を出して考えることは許される。結論を急がず、フィードバックを必要とする。 ・交流、グループディスカッション、お互いを知ることが奨励されている。 ・グループプロジェクトが推奨されている。 ・基礎となる概念について、応用例を紹介される。 ・実際にやってみることで学ぶ行動主義を活かせる。 ・数々のアクティビティを楽しめる。 |
内向型(I型) | ・思考と考察の内面世界に焦点を当てる。 ・トピックについて議論したり、質問に答える前に考えることができる。 ・考えること、理解することが奨励されている。 ・一度に一つのことに集中するための自由と空間がある。 ・何かをする前にまず理解するための時間がある。 ・プロジェクトに取り組むとき、監督される(見張って指示される)ことが少ない。 |
感覚型(S型) | ・教材が小さな部分から成る。 ・例を挙げながら、段階的に学習が進む。 ・教材が、実務経験や実験に基づいてる。 ・重点が一定の事実と詳細を知ることに置かれている。 ・抽象的な理論は好きではないため実用的な何かがある。 ・標準的な手順を優先し、伝統的なアプローチを用いることができる。 ・学ぶべきスキルを練習するための十分な時間が確保されている。 ・試験は事実を知っているかを審査されるものである。 |
直観 (N) | ・詳細や細部より、全体的な概要を説明される。 ・記号/理論に重点を置いている。 ・想像力、可能性、意味合いを大切にします。 ・革新的な手順やアプローチが用いられてる。 ・独自研究(自主学習)が許可され、奨励されている。 ・数多くのプログラムがある ・繰り返し(ルーティン)がなく、多様なことを体験できる。 ・試験では、思考力、創造力、推測力、説明力が重視される。 |
思考 (T) | ・明晰で論理的、分析的に教えてもらえる指導者がいる。 ・コースの内容は、理解、客観性を重視している(例:科学、数学)。 ・誠実さと客観性を大切にするため、いかなる形のえこひいきもない方がよい。 ・競争力がある、自立している。 ・批判的で、議論や状況の欠点を見つけることが有利になる。 ・専門知識を提供する、論理的でうまく構成されている学べるプログラムがある。 |
感情 (F) | ・親切で機転が利き、共感し、サポートしてくれる指導者がいる。 ・コースの内容は、人間関係、共感、接触、例えばカウンセリングやガイダンス、指導などを重視するものである。 ・競争がそれほど多くなく、協力と合意を大切にできる。 ・人道主義的なアプローチができる。学ぶことに、個人的な成長の機会であると同時に、価値ある社会的意義がある。 ・学ぶとき、そのテーマがと自分自身と関係しているものである。 |
判断型(J型) | ・指導者は、テーマに対する自分の立場が明確である。 ・指導者はコースプログラム、要点、スケジュールを忠実に守っている。 ・学習はフレームワーク、ハイライト(キーポイント)、期限が決まった計画的なものである。 ・教師からのフィードバックと評価が期待できる。 ・突然のスケジュールの変更やあまりにも自由すぎる(自分だけで決めていい)学習環境ではない。 |
知覚型(P型) | ・指導者は生徒に自分独自の視点で物事を見るよう促す。 ・指導者が、スケジュール、要点、コースのプログラムから逸脱することがある。 ・ごく軽いプレッシャーがある中で学ぶことができる。(好奇心旺盛なためプラスになり得る) ・スケジュールが柔軟であり、探索と発見をする機会がある。 ・さまざまなアイデアや学習スタイルを楽しむことができる。 ・励ましがそれなりにある。 |
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