内向的感覚(Si)が強く、このタイプの人格形成に大きく寄与します。 日常は数多くの細々とした仕事を繰り返し行うことで、正常に維持することができます。 また、ちょっとした異変に早く気がつき対処することで大事に至らずに済みます。 そのためには、ことあるごとに適切な記憶を呼び覚まし、既に学んだ方法を適応させることが重要です。
このタイプは、記憶を想起する頻度が高く、かなり昔のこともあったままに思い出すことがあります。 既に確立された方法を信頼し、物事の対処に当たろうとします。
伝統的な方法や、既存のルールを順守し、私たちの日常を安定したものに守る職業を選ぶ人が多いでしょう。 このタイプ自身が安定した制度やその上に成り立つ組織を信頼しているのです。
一方、前例のない問題に直面した時は、気持ちを取り乱すかもしれません。 また、複雑な理論や、新たな可能性といったものを敬遠し、その具体的実用性が多くの検証を経て確かめられるまで 積極的に関わることは避けるでしょう。 そういったものをこのタイプに受け入れてもらいたい場合は、その有効性を明確に説明する必要性があります。
ESJタイプ(ESTJ, ESFJ)は発達すると、内向的感覚(Si)と逆の性質を持った外向的直観(Ne)が共同して働き、イノベーションや新たな出会いなどにも 興味を示します。そうして、Siの既存のものばかりに囚われて閉塞していた現状に風穴を開けることになるでしょう。
ISJタイプ(ISTJ, ISFJ)は、それよりも外向的直観(Ne)とのバランスを取ることが困難で極めて限定された範囲内でしかNeを働かすことはありません。 その分、集中して粘り強く仕事を継続し、発散することなく仕事を完遂させることに優れます。 ISJは細かなところまで気を配り、質の高い成果をアウトプットします。
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