あなたには夢がありますか?
あるなら、その夢を叶えたいと思ったことはありますか? どんな夢ですか? いくつありますか? たくさんあるとしたら、どうしたらそれらの夢を叶えられるのでしょうか?
多くの夢を持つことは素晴らしいことです。夢なしには、人は何もできませんし、何も成し遂げられません。動機が無ければ、人は何かを成し遂げる必要が無いからです。
しかし、そのうちのいくつの夢が叶ったでしょうか? 夢が多くある人もほとんど実現できていないのが現状です。
夢を叶えるためには?
では、夢を叶えるためにはどうすればいいのでしょうか? 意外かもしれませんが、まずは「夢のほとんどは実現できない(夢のほとんどは叶わない)」という現実を認めることが大切です。
ムカッとした人も中にはいるかもしれません。しかし、夢は多く持っているだけでは意味がなく、叶えてこそ意味のあるものです。そして、逆説的ですが全ての夢は叶えられないことを意識することでより多くの夢を叶えられるのです。どういうことか説明しましょう。
叶わない夢は捨てる??
まず、直観で、あなたの夢の中で叶いそうにないものや叶えられないであろうものをほとんど(8割ほど)捨ててください。選別するのです。そうすると、残るのは当然ながらほんの少数の夢(残りの2割)です。どんな人でも人生でその2割ほどしか叶えることができません。なぜなら、人生は有限だからです。
「人生は無限の可能性を秘めている」、、、そう主張する人もいるかもしれません。それは論理的には正しいです。 しかし、無限の可能性があると考えると、逆に夢が遠ざかってしまいます。「無限」の夢は限られた「有限」の人生の中で叶えなければならないからです。生きているものは誰しも生命という「有限」の枠組みから逃れることはできないのです。
こう考えてみましょう。もしもあなたの寿命が無限ならば、あなたは命が尊いものに思えますか? 無限の命のなかで「いつ」夢を叶えますか?きっといつまで経っても叶えないでしょう。なぜなら寿命が無限なので「いつだっていい」からです。また、寿命が無限ゆえに「命が尊い」とは感じないでしょう。
人生は有限!
そう、「尊い」という感情は「限られた有限のもの=かけがえのないもの」に発生するものです。
先ほどの話に戻りますが、「限られた人生の中で叶えられる夢はほんの少数」という現実を認めることで、その少数の夢の尊さを感じ、今まで以上に真剣に取り組むことができるのです。したがって、結果的に夢を叶えやすくなります。
夢を叶える鍵
つまり、構造を図式にするならば、「いつか叶えたい多くの夢」のなかから、本当に叶いそうな夢だけを選別しなければならないとき、以下のようになります。
人生で叶える夢を選別しなければならない
↓
叶える夢の候補として残るのはほんの少数
↓
一つ一つの夢の尊さがわかる(それらが本当に大事なものだと認識できる)
↓
必死で叶えようとこれまで以上に努力する
↓
当初よりも夢が叶いやすくなる
夢を叶える一つの鍵は「いらない夢を捨てる」なのです。
夢を捨てるのは怖いですか? 大丈夫、それが怖いということは真剣に選別に取り組みはじめた証です。せっかくの限りある人生の中で、ただ夢を見るだけでなく、残った少数の夢を実際に叶え、モノにしてやりましょう。
コメント