これからこのウェブサイトの筆者ナルキン(Narukin)が、読者がこれまであまり考えたことが無かったであろう質問をします。
Q、以下2つの主張のうち、どちらがより正しく世界の記述をしていると思いますか?
- A:世界があって自分がある
- B:自分があって世界がある
考えたあとにスクロールをしてください
↓
↓
↓
筆者が考えるに、おそらく、超外向型と超内向型の2人がいれば
- 超外向型タイプ→世界があって自分がある
- 超内向型タイプ→自分があって世界がある
と答える確率が高いでしょう。
内向と外向については以下の記事も参考にしてください↓
「外向型」と「内向型」の世界観
- 外向型の認知の特徴の一つが「世界が自分の存在に先立つこと=自分は世界の中の一部」であり
- 内向型の認知の特徴の一つが「自分が世界の存在に先立つこと=自分があって世界がある」
だからです。(そうでない場合もありますが、今回は非常にザックリ考えています)。 世界への見方が真っ向から違うのです。会話例を追って見ていきましょう。
ある「外向型」と「内向型」の会話
<外向型と内向型の喧嘩ぎみの会話スタート>
少しは人のことを考えてよ。世界は別に君を中心に回っているわけじゃないから。
いいや。世界の中心は自分だよ。
いや、世界の中心なんかじゃないよ。仮に、あなたが明日死のうが、世界は回る。 何事もなかったかのように世界は回る。 それはどんな偉い人でも同じ。大統領でもローマ教皇でも同じ。あなたが明日死んでも太陽は回る、何事もなかったようにね。
違うね。
どうして違うの?
自分が死んだら太陽は無くなるじゃん。
どういうこと!?
自分が死んだら、太陽は無くなる。
いやいや、太陽は無くならないよ。君が死のうが、今までの毎日と同じように回るだけさ。(何を言ってるの・・・?)
「自分の太陽」は無くなるじゃん(ボソ
・・・(自分の太陽・・・?)。 (言わんとしていることに気付いて)だったら、宇宙から見ると人間なんてチッポケな存在でしかないのに、宇宙すら自分の支配下だって言うのか!(少しイライラ気味)
自分が死んだら”自分の宇宙”は無いじゃん(ボソ
「世界が先立つ場合」 と「自分が先立つ場合」の「2種類の認知」の違いが掴めてきたかと思います。
ここで、改めて外向型と内向型の主張を整理します。
- 外向型;宇宙があるから自分がある(←宇宙が自分の中に自分が暮らしており、自分が宇宙の一部だることは明らかだから)
- 内向型;自分があるから宇宙がある(←自分がいなければ「そもそも」宇宙を認知できないから) *宇宙を観察しているのは自分自身なわけですから、自分がいなければ宇宙は存在しないとも言えます。
こう考えてみると、両者の主張が正しく思えます。
こうやって人により”有益な真理”の見出し方が違い、 E型(外向型)もI型(内向型)も分かれていくのです。 ”有益な真理”を見出だす”心理機能(認知機能)”にも差が出てくるのです。そして、子供から大人に成長するにつれ、段々と心理機能が人ごとに分化していきます。 本当に人の心は面白いですね。
コメント