経済

アベノミクスの解説(経済が全くわからず、いまさら人に聞けない人へ)

経済

ニュースで誰もが一度は耳にしたことがある、安倍首相が掲げているのが「アベノミクス。みなさんは、「アベノミクス」がどういったものか説明することができますか?

この記事では、意外と知っているようで知らないアベノミクスを以下の点に絞って、解説していきます↓

  1. アベノミクスがどういった目的で作られ、
  2. 具体的にはどのような政策なのか、
  3. さらに結局のところそれが上手くいっているのか
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安倍総理の選んだデフレ対策

日本経済は長い間、デフレ(モノの価値がお金に比べて下がること)に陥っています

1980年から2018年までの金利の推移 出典:日本銀行

その原因は、

  1. グローバル標準化説(中国等に物価が安い国に引きずられる)
  2. 賃金抑圧説(企業が労働者の賃金を上げないから)
  3. 日本銀行が民間に使えるお金を十分に供給していない説

など色々ありますが経済学的にハッキリとわかっていません

安倍首相とそのブレインは経済が発展しないのは、デフレのせいだと考ました

3.「日本銀行が民間に使えるお金を十分に供給していない説」 を採用

それにより、デフレを脱却!

インフレ(モノの価値がお金に比べて上がること)を起こす

景気がよくなり、労働者の給料が上がる

それがアベノミクスの中心となる異次元金融緩和です。

それでは、具体的にどんな政策を行なったかみていきましょう。

アベノミクス2012年12月の第2次安倍政権発足より始まった、安倍首相が掲げる一連の経済政策に対して与えられた安倍(アベ)と経済(エコノミクス)の造語です。

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アベノミクスの政策運営

アベノミクスの政策運営の柱は大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の「三本の矢」になります。

そのうち、アベノミクスの中心であり、経済の専門家や投資家に最も注目されてきたのは「第1の矢=大胆な金融政策」でした。ネット上で人が議論しあっているのもそこです。それが、実際にどのような内容だったか詳しく見ていきましょう。

第1の矢「大胆な金融政策」

アベノミクスの中心となる金融政策リフレ政策
インフレを人為的に起こすため日銀が民間銀行から国債を大量に購入する 
(*追加で日銀は株式市場で株券も大量に購入

銀行にマネーを渡す
=当座預金(民間金融機関が日銀内に開設している預金口座)の残高を増やす
民間金融機関が自由に使えるお金を増やす

民間金融機関は、利子のつかない日銀の当座預金にお金を放置せず、銀行に企業への融資の積極化や債券などの資産購入を促す

経済の活性化を図る

以上の一連の流れを量的緩和と呼び「日銀の量的緩和により市中にマネーを流し込む」 等と表現しています。

アベノミクス=リフレが上手くいくと日銀総裁や安倍総理が主張していた根拠

アベノミクス=リフレが上手くいくと日銀総裁や安倍総理が主張していた根拠 は以下です↓

アベノミクスは上手くはずだという根拠

インフレになると人々や企業に期待させる(予言の自己成就を狙う by 安倍総理の一派)

その期待を元に企業や人々がインフレに備えた行動をとる(=企業が「投資活動を積極的に行う」と安倍総理の一派が予想する)

企業や人がマネーを循環させる(はずだと予想する)

景気をよくする(はずだと予想する)

予言の自己成就とは、「予想したことが本当に実現してしまう(予想に根拠がなかったとしても)」心理学的現象です(コロナのデマでトイレットペーパーが品薄になったこともその一つ例)

さて、実際のところ上手くいったのでしょうか?

アベノミクスの結果、デフレを脱出できたか?

デフレを脱出できたか?→実は、かなり微妙なところです。
2パーセントを狙っていましたが届く気配はなく、物価の上昇率「インフレ率」は低いままなのです。

出所:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

アベノミクスの結果、 日銀が大量に購入した株券はどうなったか?

・日銀が大量に購入した株券はどうなったか?→株の価格は上がり株を持っていた人は金持ちになった持っていない人は貧乏なまま ただ、それだけです。元々お金がない貧乏な人は株を買えないのだから、貧乏なままなのは当然です。格差も開くし、悲しいですね。

つまり、結果は微妙です。

もともとお金がなく株を持っていなかった庶民は、お金がないままです。このコロナ禍において、以下のような安価なマスクで自衛しましょう。

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コメント

  1. 名無し より:

    さらにその恩恵は地方に殆ど届かず、一部の人間ばかりが得をしている気がするという事も田舎者の僻みも含まれていますがあります。

  2. うぇー より:

    「デフレ(モノの価値がお金に比べて下がること)」
    「インフレ(モノの価値がお金に比べて下がること)」
    インフレとデフレの説明が同じになってしまっています。

    • ナル心理学(MBTI中心) より:

      管理人です。
      ご指摘いただき、誠にありがとうございます。
      また、誤った情報を掲載してしまい申し訳ございませんでした。

      「インフレ(モノの価値がお金に比べて下がること)」を、
      「インフレ(モノの価値がお金に比べて上がること)」に訂正いたしました。

  3. 水澤 順一 より:

    三角ピラミッドも今や、逆もありの境目に来た、インフラもデフレも関係無し、境界には損益バランスが維持できるか否です。
    MSAの見直し、FRB.NSS IMFの補完性を意味とした分岐点を新世紀の今から改善すべきだと思う。

  4. 時田 より:

    Twitterから飛んできました。年々最低賃金は引き上げられていますし、労働者に恩恵がないかどうかというと、そうでもないのではないでしょうか。
    効果を出すべき対象が何千万人といるので、効果が劇的に見えてこないのは仕方がないかと。
    ただ、技術の進歩が早く、人間が不要となる産業が増えそうな事は懸念されますね。

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