皆さんは外向的になりたいと考えたことはありますか?
人とワイワイ楽しめる明るい人を最近では「陽(よう)キャ」などと呼ぶことも多いようです。 その反対の「陰(いん)キャ」はジメジメして嫌なイメージがあるかもしれません。
- 参考 外向性・内向性に関する記事↓
日本のデータでは、ある機関の調査では、外向型と内向型の割合は100人中61:39となっています。外向型の人は内向型のおよそ倍の数いると考えておけばいいでしょう。
意外と知られていない事実として、実のところ、心理学では「外向的」ということは「社交的」と同一ではありません。
外向的というのは単に「パーティや飲み会に行ってワイワイするのが好き」「人と関わる社会的な活動に使う時間が多い」「新たな友人を作るのが上手」ということです。
外向性は、その新しくできた友人や既存の知り合いと「どれくらい上手くやっていくか」を計測する指標ではありません。つまり、心理学では外向性は人付き合いがうまいことを含意しません。代わりに相手の気持ちを汲み取るのが上手で人付き合いがうまいことを「協調性が高い」と表現します。
世の中には、外向的だけれども協調性の低い人が存在するということです。例えば、「外向的であり協調性のない人」というのは「バーや祭りの場で暴れたりするのが大好き」な人が当てはまるかもしれません。そういった人はワイワイするのは大好きですが、荒くれものであるがゆえ良好な人間関係を維持しているとは考えにくいものです。
「〇外向的 ✖協調的」 のイメージ(海賊のイメージですが実際とは異なる可能性があります)
ちなみに、心理学において「シャイ=外向的でない」という認識も実際には正しくありません。「外向的でない」というのは単に人付き合いに興味がないことを意味します。その種の人は単に人と関わることに興味を持たないだけなのですが「外向的でない(人と関わりを持つことに興味が無い)→人付き合いがわるい→シャイ」と連想が働いてしまうのでしょう。しかし、多くの場合、シャイな人は神経症的で不安を感じる度合いが人より高いためシャイになってしまうのです。
筆者本田成(ナルキン/Narukin、Twitter・Facebook)はとても外向的で人とワイワイするのが好きですが、神経症気味であり心配性でもあります。そのため、人と会うときはそれらが少し拮抗してしまいます。しかし、通常は外向性が勝るため、人と触れ合うことが大好きです。協調性は、、、高いと思いたいですね。
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