アンチエイジング

『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』との違いは何なのか?

「ケトン体」とは、体内のブドウ糖が枯渇した時に、肝細胞のミトコンドリアで作られる『短鎖脂肪酸』のこと! では、ケトン体について解説しました。

では、「『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』との違いは何なのか?」と言いますと、単純に言って “産生される経路が違う”というだけのことです(エネルギー源に絞った上での話です)。この生成経路の違いを知ると、『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』のどちらがより健康的に良いのかを知るカギとなります。

『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』は産生経路が違う『短鎖脂肪酸』で、共にブドウ糖の “代替エネルギー源” となり、しかも、ブドウ糖のように “分子が小さい” ので血液脳関門を通過でき、脳のエネルギー源にもなることができます。

次に、『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』の産生経路を詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク

『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』は、産生経路が違う『短鎖脂肪酸』

『ケトン体』は、体内のブドウ糖が枯渇した時に肝細胞のミトコンドリアで作られる物質で、飢餓状態の時に自分の体が作り出す『短鎖脂肪酸』です。

『短鎖脂肪酸食』で得られる『短鎖脂肪酸』は、生の穀物(生玄米など)の「β(ベータ)デンプン(難消化性デンプン)」や、「不溶性食物繊維のセルロース」及び「水溶性食物繊維」(難消化性成分)を、腸内細菌が発酵分解する時に発酵産物として産生する物質です。

上記の図は、話題の短鎖脂肪酸、増やすキーワードは食物繊維と腸内環境 より引用

『ケトン体』も『短鎖脂肪酸』も共に “分子が小さい脂肪酸” で、これを『短鎖脂肪酸』と言います。
この “分子が小さい脂肪酸” は分子が小さいため血液脳関門を通過して脳細胞へと届くことができるので、脳のエネルギー源になることができます。他の “分子が大きい脂肪酸” にはこれができません(血液脳関門を通過できないので脳のエネルギー源になることができません)。

上記の図は、介護コラム24[中鎖脂肪酸] より引用

 『ケトン体』は、体が飢餓状態に入り、体内のブドウ糖が枯渇した時に体が作り出す『短鎖脂肪酸』で、これは【体内で産生された短鎖脂肪酸】です。〔体内産生経路の短鎖脂肪酸〕

『短鎖脂肪酸食』で得られる『短鎖脂肪酸』のほうは、生玄米粉食(玄米の生食:β(ベータ)デンプン)& 生菜食(不溶性食物繊維のセルロース・水溶性食物繊維)の食事ができれば、あとは腸内細菌が自動運転で(自動的に)発酵分解して産生してくれる『短鎖脂肪酸』で、これは【腸内細菌によって産生された短鎖脂肪酸】です。〔腸内細菌産生経路の短鎖脂肪酸〕

 以上をまとめますと、

  • ケトン体
    飢餓状態 ⇒ 体内のブドウ糖が枯渇 ⇒ 肝細胞のミトコンドリアで脂肪酸から『ケトン体』が作られる
    【体内で産生される短鎖脂肪酸】〔体内産生経路の短鎖脂肪酸〕
  • 短鎖脂肪酸
    「β(ベータ)デンプン」と「不溶性食物繊維のセルロース・水溶性食物繊維」が未消化のまま大腸に GO! ⇒
    ⇒ 腸内細菌がこれらを発酵分解する ⇒ その発酵産物として『短鎖脂肪酸』が産生する
    【腸内細菌によって体内で産生される短鎖脂肪酸】〔腸内細菌産生経路の短鎖脂肪酸エネルギー源〕

 という感じになります。

 単純に言えば、『ケトン体と短鎖脂肪酸は、産生経路が違う短鎖脂肪酸で、共に短鎖脂肪酸ですよ』ということですね。

『ケトン体』の生成されるまでの一連の工程を『ケトン生成』と言いますが、詳しくは、ケトン生成とは?そのメカニズムについて をご参考ください。

『ケトン体』と『短鎖脂肪酸』の産生経路

上記の図は、392)ケトン食と食物繊維 より引用

下部のところの左側に『短鎖脂肪酸:腸内細菌』、右側に『ケトン体:肝臓』とありますね。

右側の『ケトン体:肝臓』は、(ブドウ糖が枯渇した時に)肝細胞で作られる経路から得られる『ケトン体』エネルギー源(=体が作り出す短鎖脂肪酸)で、【体内産生】経路の『短鎖脂肪酸』です。

左側の『短鎖脂肪酸:腸内細菌』は、腸内細菌によって産生される経路から得られる『短鎖脂肪酸』エネルギー源で、【腸内細菌産生】経路の『短鎖脂肪酸』です。これは、生玄米粉食(玄米の生食:β(ベータ)デンプン)& 生菜食(不溶性食物繊維のセルロース・水溶性食物繊維)の食事さえできれば、あとは腸内細菌が発酵分解して勝手に産生してくれるブドウ糖の “代替エネルギー源” です。

また、【体内産生】経路の『短鎖脂肪酸』である『ケトン体』は「体内のブドウ糖が枯渇している」という条件が絶対に必要であり、「体が作り出す」ので、産生するのにエネルギーを要します。
(体内がブドウ糖に枯渇しないと『ケトン体』は作られません)

ところが、【腸内細菌産生】経路から得られる『短鎖脂肪酸』のほうは「体内のブドウ糖が枯渇している」という条件は必要なく、生玄米粉食(玄米の生食:β(ベータ)デンプン)& 生菜食(不溶性食物繊維のセルロース・水溶性食物繊維)の食事をすれば、あとは腸内細菌が発酵分解して勝手に産生してくれるので、体はエネルギーをまったく使用しないでブドウ糖の “代替エネルギー源” となる『短鎖脂肪酸』を得ることができます。こっちのほうがお得ですね!

この『ケトン体』や『短鎖脂肪酸』はブドウ糖に代わる(ブドウ糖よりも優れた)“代替エネルギー源” となり、癌細胞には利用できないので、癌細胞を育てて増大させることなく、正常細胞だけを養うことができます。

このブログを広げるために1クリックお願いします

この記事を書いた人
ナル心理学

ナル心理学では、16タイプ分類性格診断テスト(≒MBTI診断)を中心に解説!

ナル心理学をフォローする
この記事を読んだあなたの感想をSNSでシェアしてみましょう!
スポンサーリンク
ナルメカ(ナルキンのそうなるメカニズム) -NaruMECHANISM-

コメント

タイトルとURLをコピーしました