物事に対応するとき、どのように皆さんは対処しますか?
そういったとき、人は2種類の対応を取ります。
(1)自分を貫く人 と (2)周りに合わせる人 です。
このように書いたら、自分を貫く人の方がかっこよく感じるかもしれませんね。
本当にそうなのか、2種類の人の行動の流れを見ていきましょう。今回は人間関係に対する対処の仕方を例に見てみましょう。
2種類の人の行動の流れ
- (1)自分を貫く人
- → 周りの人を自分(という人間)に合わせさせる(1A)
- → 自分に合わせてくれる人を探す(1B)
- (2)周りに合わせる人
- → 自分の周囲の環境に合わせ、適応する(2A)
以上の3パターンが考えられます。
このように、対処の仕方によって受け取る結果も変わることがわかります。
では、どうして、人はこのような対応の違いを取るか考えてみたことはありますか?
「変えられるもの」と「変えられないもの」
メカニズムとして、人は「外の出来事」を一生懸命に処理し対応しようとします。
その際の物事への違いが、そのような違いを生むと考えています。
皆さんは、平静の祈り、静穏の祈りとしても有名な 二ーバーの祈りをご存じでしょうか?
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
二ーバーの祈り より引用https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%A5%88%E3%82%8A
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。
そう、お気づきの通り、物事には
3、変えられるもの 4、変えられないもの の2つがありますね。
つまり、
3;(自分は移動せずに)周囲の人間を変えられるとみなす →周りの人を自分(という人間)に合わせさせる(1A)
3;全ての人間は変えられないかもしれないが、中には自分を好いてくれる人もいるかもしれないので、そのままの自分の通用する環境を探す→自分に合わせてくれる人を探す(1B)
4;(自分は移動せず)環境は変えられないし自分も移動できない → 自分の周囲の環境に合わせ、適応する(2A)
つまり、
周りの操作 ⇔ 周りへの適応
↓
1A ⇔ 1B ⇔ 2A
と見事なグラデーションを描いており、これが人間の行動の根底に潜むメカニズムの一端と考えられます。 とても興味深いですね。
このように物事への対応はいくつかありますが、皆さんはどのアプローチで対応していきますか? 対応方法の考慮の助けとなれれば幸いです。
また、意識が内面に向きやすい人(黙々と作業したり、考えふけったりする人)、外に向きやすい人(外を観察したり、活動的な人)がいます。それぞれ、内向的・外向的と呼ばれます。内向・外向について、詳しく知りたい方は、以下の記事↓を参考にしてください。
コメント