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この記事では、16タイプのなかから冒険家タイプ(ESTP)の性格を解説します。
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ESTP(冒険家タイプ)の性格「究極の現実主義者」
ESTPの典型的なモットーは「とにかくやれ! 説明書を読むのは最後でいい!」です。
この行動派は「今この瞬間」のために生きています。手引書を読むのは「今この瞬間」を遅らせるだけなので、時間の無駄というわけです。
ESTPは、”現実と無関係そうな理屈には我慢できない”「究極の現実主義者」です。
- もっぱら人と物に関心を注ぎ(外向/E)
- 五感で実感できるものを頼りに情報を集め(感覚/S)
- その情報を客観的に分析して検討し(思考/T)
- (それと同時に)新しい選択肢を進んで柔軟に受け入れることができる(知覚/P)。
この4つの性格指標(心理傾向軸)が相乗効果を発揮し、どんな状況にもすばやく、的確に、客観的に、行動に表して、対応できるのです。
ESTPは何もしないでいるよりは、何かしているほうがよいと感じます。その行動の結果が出るのは翌日回しでよしとします。いわゆる「今すぐやって、つけは後で払うタイプ」です。それが原因で、ほかのタイプの人からは「落ち着きがない」とか「異常に活動的」といった不評をかってしまいます。ESTPは並外れて落ち着きがないと見られがちです。
ESTPの生活スタイルは落ち着きがありません。いつもやりかけのことがあり、その上にまだやることがあって、時間が足りません。その状況を楽しんでいるのがこのタイプです。
運動会、夏休みの終わり、就職、良い成績を取ったなど、どんな出来事もパーティーの口実になります。そうした行事の準備にいそしみ、率先して参加するものの、ときにただ忙しいだけで終わってしまいます。自分が中心でないと気がすまず、理屈やくどい説明を面倒くさがるので、ほかの人に苛立たしく思われていることもあるでしょう。
また、ESTPは、何をするにしても、エネルギーを注いだ分、その見返りを求めます。そして、やるだけの価値がないと思ったら、次のことを始めるのです。例えば、面白くない本はまず最後まで読み通しません。つまらない本でも、「読み始めた以上は終わりまで読む」とか、「ためになるから読む」のは、時間の無駄だと思うのです。部屋を片付けるのも、なくした物を探すといった目的があれば、やる意味はあるものの、ただ単に義務で片付けるのは時間の無駄だと考えます。
人付き合いに関しては、社交的で人をもてなすのが上手いので、ESTPはよく座の中心にいます。臨機応変にアドリブで受け答えするのが得意で、冗談がうまいので、一緒にいると楽しいと周りの人は感じます。また、厄介な仕事に取り組んでやり遂げる力、どんなことでも少なくとも一度はやってみようとするところ、怖いもの知らずなところ、旺盛な競争心があるので、問題の解決役となり、面白い課題に取り組む時には頼りになります。しかし、仕事をルール通りにやらず、決まりきった仕事になると興味を失い、飽きて、環境を変えたくなってしまいます。
このタイプ(EPタイプも同様)に付きまとうジレンマは、決まった手順やノルマをよく忘れてしまうことです。そのため、目上の人と揉めることが多くあります。16タイプには、ことさら権威に逆らい、その正当性に挑戦することを喜ぶタイプもいますが、ESTPはそうではありません。ただ権威を気にしないだけなのです。このタイプは、仕事や問題を前にすると、決まった手順があるかどうかを最初に確認せず、やり遂げる方法がないかと考え、とにかくやり始めてしまいます。その結果、本人としては良いことをしているつもりなのですが、周囲の人たちからはそうは受け止められず、結局は「トラブルメーカー」と言われてしまうのです。典型的なESTPの失敗例です。ただ幸いなことに、失敗してもESTPはあまり自分を責めたりせず、別のことに目を向ける才能があります。
ESTPの男女の違いに関してですが、まずESTPは、一般に男らしいと形容される典型的な性格です。
ESTPの女性は運動が好きなことが多いのですが、よく、一対一で競うスポーツに熱中します。「勝気」なことや「(負けん気が強く)競うのが好き」な性格は男性的だと見なされがちなので、ESTPは自分の自然な性格通りに振舞うと、いわゆる「おてんば」と見られてしまいます。「ダメでもともと!と突進する」ところが、社会の女性観から外れているので変わり者に思われてしまうのです。
ESTP(冒険家タイプ)をさらに知りたい方へ(相性など)
さらに知りたい方は以下がオススメです(クリックで開きます)↓
相性:相性や他のタイプとの付き合い方を学べる
ロードマップ:基礎→専門的へ と順序よくその性格タイプや性格論(MBTI)を学べる
関連記事:タイプの特徴を学べる(気になるところ見てみましょう)
ESTP(冒険家タイプ)と他のタイプの相性(クリックで表示)
理想的なペア
ESTPと相性が良いのは、現実的でリアルな世界観と、スピード感を共有できる人です。
ESTPから見て…
- ESFP(楽天家タイプ):Se – Fi、身体能力が高く敏捷性があり、自尊心が高くユーモアもある
- ESTJ(責任者タイプ):Te – Si、実践的に応用できることが得意で、しかも行動が素早い
対立しやすいペア
ESTPが対立しがちなのは、運動神経が良くなく、鈍感で協調性のない人です。
ESTPから見て…
- INTJ(戦略家タイプ) :Ni – Te、こだわりが強く、何かをするとき時間をかけすぎ、応用が利かない
- INFJ(共感者タイプ):Ni – Fe、彼は非現実的で、理想主義的で、アイデアを具現化するのが遅い
恋愛の相性が良いペア
ESTPと恋愛の相性が良いのは、自分の行動スピードについてくることができて、自分の心を奪ってくれるような魅惑的な人、そして、安心させてくれる人です。
ESTPから見て…
- ISTP(実務家タイプ):Ti – Se、現実的で実用的な環境を重視した世界観を持っている
- ESFJ(社交家タイプ):Fe – Si、早く関係を深められ、趣味も共有できる
- INFJ(共感者タイプ):Ni – Fe、困難な状況でも安心させてくれる
- INTJ(戦略家タイプ) :Ni – Te、実用的な環境を整え、安心させてくれる
※対立しやすいペアと恋愛の相性が良いペアは被ることがあります。これは、自分と正反対のタイプを意見が合わず嫌うことがある一方、自分と違うためミステリアスに見えて惹かれることもあるためです。ただし、最終的には関係が壊れてしまうことが多いようです。
(ESTPと付き合っている方へのアドバイス)
ESTPは刺激的で楽しいことが大好きですが、日常にすぐ飽きてしまいます。長く哲学的な議論をするのは好きではありませんが、共通の興味や夢中になれるものについて語りながら、会話を続けるのは好きなのです。恋人がESTPの場合、その人は一日一日を大切にすることを好みますが、長期的な約束をするのが苦手であり、その人と将来の計画を立てることは困難であることを頭に入れておく必要があります。
ESTP(冒険家タイプ)のロードマップ クリックで開く
ESTP(冒険家タイプ)を真に理解するには、心理機能(認知機能)が重要です↓
以下のロードマップを読むことで、認知機能を学びつつESTPを順序よく理解できます↓
- ロードマップ – ESTP(冒険家タイプ) –
- はじめに – MBTIとは
- 自分の性格の概要
- 認知とは
- タイプ特有の認知の特徴
- 心理機能(認知機能)について
- 自分の心理機能(認知機能)を知る
- 心理機能(認知機能)を上手に活かす
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