ICL手術は、レンズを抜けるから安全で問題がないと思っている方がいますが、それは間違いです。レンズを抜いても治らない後遺症が残る可能性もあります。例えば、ICL手術を受けた1000人に1人は白内障になる可能性があります。
また、ICL手術術後に角膜内皮細胞が減ることで角膜が混濁することがあります。さらに詳しく説明すると、角膜内皮細胞が1000個/平方ミリメートル以下になると、角膜を透明に保つことができず、白く濁ってきます。それにより、手術を余儀なくされることもあります。
この記事では、実際にICL手術を受けて、その後の副作用や後遺症に苦しんでいる生の声を紹介します。ICL手術を検討している方は、こういった可能性もあると参考にしてみてはいかがでしょうか?
光の輪が見えたり、にじむハロー・グレア現象
ICL手術後、ハローやグレアを感じることがよくあります。
- ハロー:光のまわりに輪っかがあるように見える
- グレア:光がギラついてまぶしく感じる
↑上記の画像は、レイクタウン眼科『手術のご案内』 より引用及び筆者改変したものです
このハロー・グレアが酷い場合、夜間の運転が困難になることがあります。したがって、ICL手術を検討しているトラックの運転手やタクシードライバー等の自動車を運転する職業の方は、最悪夜間の運転が困難になる可能性があることには気をつけるべきでしょう。
また、日常的にハロー・グレアにより、不快感が消えなかったり、眩しくて頭痛を引き起こすこともあります。筆者もICL手術を受け、光の輪(ハロー)は気になりませんが、眩しさが気になります。
筆者のICL体験談・失敗談はこちら↓
以下に、ICL手術でハロー・グレア現象などで不調を訴えている方などのツイートを集めてみました↓
術後が一番、ハロー・グレアが酷い傾向があります↓
ICL手術で角膜内皮細胞が激減した例
角膜内皮細胞が減ってしまうと、目の角膜が白く濁り最悪手術になると説明しました。さらに、角膜内皮細胞は減ってしまうと回復することはありません。
ICL手術により、角膜内皮細胞が激減してしまったという「ケンちゃんねる」のケンさんをご紹介します。
手術後2週間目
以下の動画では、ケンさんがICL手術から2週間後の感想を話してくれています。視力が良くなりすぎることによる目の疲れや、ハローグレアが生じているとのこと↓
手術後2ヶ月目
手術後2ヶ月目の検診で、手術前と比べて角膜内皮細胞が半減したことが発覚したようです。角膜内皮細胞の数を調べる検査はもともと誤差が生じやすいとのことですが、半分に減ってしまうのは、やはりICL手術が原因の可能性もあるのではないかと思います。
手術後6ヶ月目
手術後2ヶ月目の検診で、ケンさんの角膜内皮細胞数は右目:2500、左目:1800ということが判明したようです。正常であれば3000以上なので、かなり少ないことがわかります。
これはレンズを抜いて治るものではなく、むしろ、レンズを抜くとしたらまた角膜を切ることになり、さらに角膜内皮細胞が減る可能性が高いでしょう。
このようなリスクがある以上、安易にレンズを抜けばいいとは考えてはいけません。
危険値 | 控えめに | まだ大丈夫? | |
---|---|---|---|
20代 | 2500個 | 3000個 | 3500個 |
30代 | 2250個 | 2750個 | 3250個 |
40代 | 2000個 | 2500個 | 3000個 |
50代 | 1750個 | 2250個 | 2750個 |
↑上記の表は、スマイル眼科クリニック『角膜内皮細胞減少』 より引用及び筆者改変
最後に
ICL手術は、レンズを抜けるから安全と言われていますが、必ずしもそうではありません。むしろ、レンズを抜くことは角膜内皮細胞を減らすことに繋がり、危険を伴います。 そのことを十分考慮し、ICL手術を検討すべきでしょう。
筆者もICL手術を受け、右目の虹彩が一部はげて眩しさと白いカスミがかかって見える後遺症が残ってしましました。これは、レンズを抜いても治りません。
筆者のICL体験談・失敗談はこちらから読むことができます↓
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