眼内コンタクトレンズ(ICL)手術とは、小さなレンズを入れ、裸眼での視力を上げる手術のことです。
どんな手術においても、合併症や副作用が必ず0ということはないです。ICLも例外ではありません。なるべく腕の良い術者のもとで手術を受けることが大切であり、仮に問題が起きた場合、アフターケアをきちんと施してくれるかどうかが重要です。
しかし、筆者は実際にICL手術を受け、虹彩が薄くなることで右目にまぶしさと白いモヤがかかって見える合併症が残ってしまい、その後のアフターケアも納得がいくものではありませんでした。
ガイドラインどおりに手術さえすれば良いの?
筆者は、ICL手術で後遺症が残ってしまったので、その後の治療費を病院側に負担してもらいたいと考えました。弁護士に聞くと、病院側とまずは話し合って決めるべきと助言をいただいたので、ICL手術の執刀医に「要望書」を書いて渡しました。(このページの最後に実際に渡した要望書と同じものを載せています)
執刀医である松本先生は、「ガイドラインに沿って手術をしたのであって、何も間違ったことはしていない」とおっしゃっていました。たしかに、手術はガイドラインに沿っていたんだとは思います。しかし、その後のアフターケアも大切であり、“医療倫理”に関わる話だと思います。
術後二度目の検診で、まぶしいことを訴えたとき、松本眼科の加治先生に「一生目薬を差さないといけない」と言われたとき非常にショックを受けたのを今でも覚えています。
ICLを受ける際は、その後のアフターケアがきちんとしている場所を選ぶよう、気を付けてくださいね。
筆者のICLを受けた体験談については以下を参照↓
- 眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談01【後悔含む体験談詳細あり】
- 眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談02【後悔含む体験談詳細あり】
- 眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談03【後悔含む体験談詳細あり】
- 眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談04【後悔含む体験談詳細あり】
以下、実際に松本病院に渡した要望書です。
要望書
1.症状の原因の追及と完治、また、その治療費の負担をしていただきたいです
2.カルテや検査結果等の情報の開示もしていただきたいです
3.もしも、松本眼科での原因追及・治療が難しい場合は、他院を紹介してください
・症状の詳細
症状としては、右目の視界にまぶしさと白いモヤがかかっているように見えます。左右で見え方が異なっているので違和感があります。
また、スーパーやコンビニ等の白いライトが特にまぶしくて辛いです。
色の見え方も違います。オレンジ色のライトが、左目ではオレンジに見え、右目では黄色に見えます。
・診察のときの対応について
前々回、加治先生に診てもらったとき、受付で眩しさ等の症状を言っておいたのですが、それには触れず診察を終わらせようとされたので、今後はこちらの症状を確認した上で診察するようしてください。視力を良くなっているから術後順調というような態度を取られましたが、視力だけでなく見え方まで含めてアフターケアしてください。一生目のまぶしさとつき合っていかなければならないかもしれないと、とても不安になっているこちらの立場に立って考えていただきたいです。
以下、加治先生との具体的なやり取りです
こちらがまぶしと白いモヤについて尋ねると、原因は瞳孔の収縮不具合かレンズの反射によるものかもしれないと言われました。
本田「まぶしさを治すにはどうすればいいですか?」
加治先生「まぶしさを抑える目薬もあります」
本田「それは一生ささないといけないんですか?
加治先生「そうなりすねぇ」
と他人事に言われ、非常にショックを受けました。
一生分の目薬代や病院までの交通費等を考えれば合計100万以上かかります。ICLを受ければコンタクトレンズをつける手間や費用が解消されると思い、この手術を受けたのにこれでは本末転倒です。
約50万円という大金を使って、この結果では納得ができません。こちらとしましては、今後の治療費を病院側に負担していただけなければ納得ができません。
・まぶしさの原因について
その後、山王病院アイセンターの五十嵐先生に診てもらったところ、虹彩が薄くなっているため眩しくなっていると診断されました。
虹彩が薄くなっていることについて、松本先生や加治先生には教えていただいてないので大変驚きました。分かっていることがあれば、こちらにきちんと説明してください。ではないと、わざと隠しているのかとこちらも勘繰ってしまい、お互いにとって良くないと考えられます。
結局、まぶしさの原因は以下のどれなのでしょうか? または、それ以外の原因なのでしょうか?
・瞳孔の収縮不具合
・虹彩が薄くなったため
・虹彩等に炎症が起こっているため
・レンズの反射によるもの
・過矯正によるもの
きちんと原因を把握した上で、治療していただきたいです。
たとえば、瞳孔の収縮不具合であれば検査等の結果で分かるのではないかと思ったのですがどうなのでしょうか?
また、白内障の術後もまぶしくなると松本先生は言っていましたが、私が今回まぶしいことも同じメカニズムなのでしょうか? そうであれば、そのメカニズムについても詳しく教えてください。
・治療について
もし、虹彩が薄くなっていることが原因であれば、ルミガン等の緑内障の目薬を使って虹彩を黒くすることもまぶしさを軽減するのに有効ともお聞きしました。それで治るのであればそうしたいです。
また、私の個人ブログで、この症状や経過についてまとめ、治療法やその治療に明るい病院・医師等の情報を眼科医から募ったところ、北里大学病院の神谷先生、筑波大学病院の大鹿先生を勧められました。
もしも、松本眼科での治療が難しい場合、上記の病院か、もしくは松本先生が良いと思われる病院への紹介状を書いていただきたいです。
以上です。
よろしくお願いいたします。
ICLのリスクや体験などの情報まとめページはこちら↓
また、体全般の健康に関する記事はこちらになります↓
コメント