ICL情報まとめ

眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談04【後悔含む体験談詳細あり】

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眼内コンタクトレンズ(ICL)手術とは、小さなレンズを入れ、裸眼での視力を上げる手術のことです。

どんな手術においても、合併症や副作用が必ず0ということはないです。ICLも例外ではありません。なるべく腕の良い術者のもとで手術を受けることが大切であり、仮に問題が起きた場合、アフターケアをきちんと施してくれるかどうかが重要です。

しかし、筆者は実際にICL手術を受け、虹彩が薄くなることで右目にまぶしさと白いモヤがかかって見える合併症が残ってしまい、その後のアフターケアも納得がいくものではありませんでした。

※この記事を見ている中で眼科医師の方(弁護士の方)がいれば、助けを求めたいです。このまぶしさと白いモヤを治す方法や病院側にどのように訴えるべきかを知りたいです。一生まぶしいかもしれないのに、虹彩損傷の補償がないことも到底納得できません。誰かの助けを借りたいです。 よかったらこの記事を、私のために、これから受けようとする人のために(ツイッター等で)広めてほしいと強く願っています。

情報提供してくださる方は、お手数ですがこちらのお問合せページにて送って頂けますと大変助かります。

前回の記事はこちらです。

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ルミガンで虹彩に色をつければ、まぶしくなくなる?

ツイッター等で、虹彩が薄くなったことでまぶしさを感じている場合、どのような治療法があるか眼科医の方に相談しました。すると、緑内障の目薬を付けると虹彩に色が付くこともあり、それでまぶしさが軽減する可能性があると教えてくれた方がいました。

そこで、緑内障の目薬について論文等で調べました。

すると以下の論文を見つけました。

緑内障または高眼圧症の日本人患者におけるビマトプロストに対する虹彩および眼周囲の副作用。臨床眼科(オークランド、ニュージーランド。)。6.111-6.10.2147/OPTH.S27489.緑内障又は高眼圧症の日本人患者におけるビマトプロストの副作用を前向きに検討すること。また、アンケートによる患者の副作用に対する態度も検討した。

緑内障または高眼圧症の日本人患者52人を登録した。虹彩、眼瞼、および睫毛の写真をビマトプロスト治療前と6か月後に撮影した。写真から眼瞼色素沈着、虹彩色素沈着、睫毛成長と剛毛、および眼瞼のうぶ毛の増加を評価した。患者が記入したアンケートは、副作用の主観的判断への洞察を提供した。

ビマトプロスト投与後、睫毛(53.8%)、虹彩色素沈着(50.0%)、睫毛成長(46.2%)、眼瞼のうぶ毛(40.4%)、眼瞼色素沈着(7.7%)の増加が明らかであった。客観的および主観的評価は、睫毛剛毛の増加、睫毛成長、および眼瞼のうぶ毛の増加に関して一致した。

ほとんどの患者はこれらの副作用を意識していた。ビマトプロストを投与する前に、起こりうる副作用について十分に説明すること。治療開始後は注意深い観察が必要である

Inoue, Kenji & Shiokawa, Minako & Sugahara, Michitaka & Higa, Risako & Wakakura, Masato & Tomita, Goji. (2012). Iris and periocular adverse reactions to bimatoprost in Japanese patients with glaucoma or ocular hypertension. Clinical ophthalmology (Auckland, N.Z.). 6. 111-6. 10.2147/OPTH.S27489. https://www.researchgate.net/publication/221776019_Iris_and_periocular_adverse_reactions_to_bimatoprost_in_Japanese_patients_with_glaucoma_or_ocular_hypertension より、要約を日本語に訳しました

上記論文より引用
上記論文より引用

簡単にまとめますと、日本人にビマトプロストという目薬を使った場合、50%の人に虹彩色素沈着(虹彩のメラニンが増え、黒くor焦げ茶色になる)が生じたということです。ビマトプロストも緑内障の目薬です。

また、以下の緑内障の目薬についても調べました。

「ルミガン点眼液0.03%」と「ビマトプロスト点眼液0.03%「ニットー」」は同じ成分・割合なので、どちらも虹彩色素沈着の発生率が50%だろうと推測しました。

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松本病院でルミガンを処方してもらいました

松本病院にICL手術を受けてから3度目の検診に行ったところ、松本先生に虹彩の色素(茶色の部分)が飛んでしまったことも原因として考えられると言われました。最初からわかっているのであれば、1、2度目の検診の時に教えていただきたかったです。

松本先生に、ルミガンという目薬で虹彩に色をつけ、まぶしさがなくなるのであれば処方してほしいと伝えました。あまり効果がないかもしれないと言われましたが、処方してもらえることができました。

あとは、何ヶ月間かルミガンを使い、虹彩が黒くなって、まぶしさがなくなるのを願うばかりです…。

ICL手術を検討している方は、合併症・後遺症のリスクを十分に考えてから受けることをおすすめします。


ICLのリスクや体験などの情報まとめページはこちら↓

また、体全般の健康に関する記事はこちらになります↓

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コメント

  1. T より:

    5日前に新宿近視クリニックでICLを受けた20代のTです。
    当ブログにたどり着くのが術後で少しばかりの後悔と希望があります。
    ルミガンの効果はいかほどでしょうか?

    実は筆者と同じような現象がおきています。
    私の場合左目だけですが、経緯をお話します。

    術中の緊張が自分でもわかるくらい左目の時だけあり、執刀医からもやたら「リラックスしてくださいね」と言われました。(右目の時は何も言われなかった)

    術後すぐの検診で「左目は白いモヤで見えにくいことがありますが、目の上側から挿入した事で出血などが内部にかかって、ぼやけて見えてしまう。よくなるので大丈夫ですよ」のようなことを言われました。その時点で左目だけ見えにくいのが心のどこかで「あれ?大丈夫かな」と思っていましたが、私からではなく執刀医からの発言だっため、ひとまず「それなら大丈夫かな、明日も検診あるし」となりました。

    術後1日目の検診でも、現象はほぼ変わらず。たしかにマシにはなったものの、薄らと左目視界全体が白くなっており、昼夜問わず明るいものの周りには虹色の拡散光があります。
    検診の医者は執刀医ではなく、それを伝えたところ少しばかりうーんと考えてから、様子見で1週間後も来てくださいと言われました。

    その後、家電量販店や会社の蛍光灯が並んでいる明るい場所や、太陽の光が白い壁に反射する感じでも煩わしく思え、仕事も再開しましたが左右で見え方が違う事で集中力も散漫になり、漠然とした不安が襲いました。
    (ハローグレアはあくまで夜間に起こることを聞いていたため、何か違うことが起きているのでは?)

    ICLをした友達の話でもそういう事は起こっておらず、中々検索しても出てこない症状なのか(見え方で検索すると白内障と緑内障がたくさんあって、より不安に…)、色々調べるうちに「緊張することで虹彩が術中に飛び出る可能性がある」「執刀医の技術不足により虹彩を術中に損傷する可能性」という情報から当ブログに辿り着きました。
    そして、虹彩は一生治らない事も、、、

    状況証拠的に自覚があり、執刀医もそれをわかった上での「リラックスしてくださいね」「左目だけ見えにくい」的な発言だったのかと思うようになりました。

    まだ分かりませんし、私の場合手術を中止する程のレベルではなかったものの、白いモヤが朝目を開けた瞬間から見えるのは萎えます。今日もこの見え方で生きるのかと。。

    筆者の気持ちを察するに、もっと不安で後悔や苛立ちを感じていたと思います。私はその情報に辿り着けた事に感謝します。

    1週間後検診の時は医者とちゃんと話そうと思いますが、、
    差し支えなければ、筆者のその後の経過や、セカンドオピニオンの紹介、薬の効果や保証費などのお話を伺いたいです。

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