GLP-1というホルモンが多い人ほど太りにくいことが研究で明らかになっています。そのため、ダイエットのために痩せホルモンであるGLP-1を直接体に注射する方法があります。しかし、GLP-1注射は高価で、なおかつ痛いのであまりおすすめできません。
GLP-1注射よりも安価で痛くもなく、さらに効率的な方法があります。
この記事では、自分の体の中から痩せホルモンGLP-1を分泌させる方法を解説します。
GLP-1を増やすには食物繊維が有効
GLP-1は血糖値の上昇を抑え、ダイエットや糖尿病予防にも効果があります。
食物繊維を摂ることで、体の中でGLP-1が多く分泌されるようになります。まず、そのメカニズムを説明します。
短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)
そもそも食物繊維とは、人が消化できない栄養素のことです。そのため、体に吸収できないのでエネルギー源とはなりません。しかし、食物繊維には健康面で様々な効果があることが明らかになっています。
食物繊維は、体に様々な良い働きをもたらす短鎖脂肪酸というものの材料となります。短鎖脂肪酸が腸の中にあると、小腸のL細胞が刺激されてGLP-1が分泌されます。
なぜ、食物繊維が短鎖脂肪酸の材料になるかというと、腸内細菌のエサとなるからです。
食物繊維は、消化できないため小腸から大腸へとそのままゆっくり進んでいきます。大腸に食物繊維が到達すると、腸内細菌が食物繊維をパクパクと食べて増殖します。いわゆる、”発酵”です。そのとき、短鎖脂肪酸というものを作り出します。
つまり、まとめると以下のような流れになります↓
食物繊維→腸内細菌による発酵→短鎖脂肪酸が作られ→GLP-1が分泌→/血糖値の上昇を抑える
2種類の水溶性食物繊維
食物繊維には、大きく分けて水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維があります。どちらも血糖値の上昇を抑えますが、腸内細菌のエサになる水溶性食物繊維がより良いでしょう。
つまり、水溶性食物繊維を摂ると、GLP-1が効率的に増やすことができるということです。
水溶性食物繊維が多い食品は以下になります↓
上記にあるような水溶性食物繊維が多く含まれている食品を摂ることが、GLP-1が効率的に増やすことにつながります。痩せやすい体質を作るために、なるべく普段の食事の中で取り入れてみてはいかがでしょうか?
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