最近、糖尿病の患者が増え、注目されています。糖尿病有病者と糖尿病予備群は合わせて約2,000万人いるといわれています

改めて、糖尿病の種類と発症メカニズムに注目してみましょう。
糖尿病の種類
実は、糖尿病と騒いでいますが、糖尿病は1型と2型に分かれ、2型の患者が圧倒的に多い(90〜95%)のです。
- 1型糖尿病
- →膵臓のインスリンを出す細胞(β細胞:べーたさいぼう)が、壊されてしまう病気
- 2型糖尿病
- →生活習慣の乱れが原因で発症するもの

つまり、ほとんどの人が気をつけなければいけないのは2型糖尿病であり、原因は生活習慣病なので、未然に予防することが可能です。
2型糖尿病が発症する原因・メカニズム
2型糖尿病の原因は、簡単に言えば、糖質の取りすぎです。
糖質については以下をリンクを参考にしてください。


それでは、さらに2型糖尿病が発症する詳しいメカニズムをみていきましょう。
糖質を食べたとき、体に起こっていること
- 食物に含まれる「糖質」を消化
- 糖質が「ブドウ糖(という小さく吸収しやすい糖)」に分解される
- 吸収され全身に運ばれる

このときにブドウ糖が多くなると、すい臓ではインスリンが作られます。インスリンは、血糖値を下げる性質のある唯一のホルモンです。
図を見てわかるように、血糖値は朝食・昼食・夕食と食事するたびに上がっています。
血糖が上がると、すい臓から出るインスリンが適切に働けば、血糖をエネルギーに変換したりして使い、血糖値が下がります。

糖質を摂り過ぎると
しかし、糖質を摂り過ぎると問題が起こります。
膵臓が、大幅に上がった血糖値を下げるために、インスリンを大量に作り続け、最後には疲れ果ててインスリンを作れなくなってします。
そうすると、糖がたまり体にあふれて、血糖値が上昇したまま下がらなくなってしまいます。
これが2型糖尿病です。
ですから、逆に考えて、
「糖質摂取(=仕事量)を少なくする→血糖値をあげすぎない→すい臓にインスリンを出させすぎない
という流れが健康・ダイエット・老化抑制の全てに通じるカギとなります。
糖尿病ではない人も高血糖になる
そもそも、糖尿病でない健康な人でも、食後は血糖値が高い状態になります。そして、前述したようにインスリンが分泌され、代謝が起こり血糖値が下がります。
問題は、急激に血糖値が上がったときです。そうすると、代謝しきれずに余った糖が体のタンパク質と結びついて身体にダメージを与えてしまいます。これを糖化といいます。
糖化は老化を引き起こし、寿命を短くする可能性があります。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。


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