ナルキン心理学

知覚機能(S・N)と判断機能(T・F)の構造 – ナルキン心理学

MBTIでは、心理機能には知覚機能(S・N)と判断機能(T・F)があると説明しています。

「ナルキン心理学」ではS(感覚機能)とN(直観機能) T(思考機能)とF(感情機能)を二項対立する機能とは考えません。どういうことでしょうか? 

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S(感覚機能)とN(直観機能)

まず、S(感覚機能)とN(直観機能)を整理しましょう。

S(感覚機能=現実型)とN(直観機能=直感型)の違い (クリックで開きます)

事実と詳細を重要視しますか?
それとも、情報に潜在する意味を理解するのに時間をかける方が好きですか?

現実型(S)は事実志向でより地に足が付いており 、五感で得た知識を処理しますが、直感型(N)は第六感に反応し、より創造力がある傾向にあります。→参考;感覚(S)と直観(N)の詳細

   簡単にまとめると

  • 「S=具象(物理的に存在する具体物)」を処理する心理機能
  • 「N=抽象(抽象的な概念)」を処理する心理機能
    と、いうことができます。

ナルキン心理学ではこの関係より「S(感覚機能)が先立ち、N(直観機能)はSの派生」と考えます。 NがSを内包している関係 (N⊃S) です。

ナルキン心理学における知覚機能(S 感覚・N 直観)の関係

ところで、当然のことですが、世の中には具象(S)しかありません。抽象(N)は結局は、Sをよくするために使うものなのです。

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T(思考機能) とF(感情機能)

次にT(思考機能)とF(感情機能)を見てみましょう。

T(思考機能=思考型)とF(感情機能=感情型)の違い (クリックで開きます)

客観的に判断を下していますか? 賛成と反対、両方の意見を慎重に比較検討していますか?
それとも、自分自身および他人の感情を考慮することが多いですか?

思考型は非常に論理的および分析的に物事を考えるタイプであり、感情型は感受性が豊かで感情移入しやすいタイプです。もし論理的な議論が好みであればT(思考型)、もし感情に訴えるアプローチが重要だと思うならばF(感情型)だと言えます。→参考;思考(T)と感情(F)の詳細

簡単にまとめると、物事を決めるときに

  • 「T=感情を一旦脇に置く」心理機能
  • 「F=感情を考慮する」心理機能
    と、いうことができます。

T(思考機能)とF(感情機能)も同様に、
F(感情機能)が先立ち、であり T(思考機能) =Fの派生と考えます。 TがFを内包している関係(T⊃F)です。

ナルキン心理学における判断機能(F 感情・T 思考)の関係

まとめ

まとめると、N・SとT・ Fの選択は派生を好んで使うかどうかです。
つまり、人間の認知的には以下のようになっています↓

見出し

NがSを内包しており(N⊃S) SNは必ずしも対立する概念ではないし、
TがFを内包しており(T⊃F) FTは必ずしも対立する概念ではないのです。

*細かい話ですが、物理的なSNの関係は、S(物質)がN(抽象)を内包( S⊃N) と逆転します。

これは脳の中で、まず脳内物質を使いSを物理的に脳に疑似構築(再現)した後、またしても物質的に 「Sの派生として のN(抽象)」を脳内に疑似構築するためです。周りの環境を脳内にコピーすることは脳の基本的な機能です。物理的には世界という広大な物質S(物理的世界)の中に、小宇宙としてのS(脳)があるのですが「 脳内物質を使い脳内に世界Sを疑似構築した後のSのそのままの姿でないもの(Sから派生した全て)全て」をナルキン心理学ではNと定義しています。

※上記はとても難しい話なので、さらに追記して詳しく説明する予定です。

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