目に小さなレンズを埋め込んで、裸眼で視力をよくすることができる眼内コンタクトレンズ(ICL)手術というものがあります。
眼内コンタクトレンズ(ICL)とは、そもそも何なのかについては、以下の記事を参考にしてください。
また、この記事は眼内コンタクトレンズ(ICL)手術体験談01の続きになりますので、そちらから読むようにしてください。
残念ながら筆者は、右目の虹彩の一部がはげ、薄くなったことでまぶしさとうっすら白いモヤが残ってしまい、大変後悔しています。合併症が出たり思い通りにならない場合、病院側でどうして対処してくれるのかを予め聞いておくことを強くお勧めします。
※この記事を見ている中で眼科医師の方(弁護士の方)がいれば、助けを求めたいです。このまぶしさと白いモヤを治す方法や病院側にどのように訴えるべきかを知りたいです。一生まぶしいかもしれないのに、虹彩損傷の補償がないことも到底納得できません。誰かの助けを借りたいです。 よかったらこの記事を、私のために、これから受けようとする人のために(ツイッター等で)広めてほしいと強く願っています。
情報提供してくださる方は、お手数ですがこちらのお問合せページにて送って頂けますと大変助かります。
手術当日からその後の過程
茨城県取手にある松本眼科にてICL手術を受けてからその後の過程を以下に記します。
- 手術当日ICL手術の詳細
手術を受ける数時間前から、瞳孔を開く目薬をつけます。
そして、手術台らしい手術台で手術が始まりました。片目をオレンジ色の液体で洗われ、目を大きく開かれ固定され、麻酔の目薬を差されます。
手術中は真上にあるライトしか見えず、眼球を押されている感覚はあるが、痛みは特になかったです(ほぼ無痛で、途中少し痛いと言ったらすぐに麻酔の目薬を2,3滴追加され再び無痛になりました)。
しかし、右目の手術中、虹彩が飛び出そうになり、眼球を縫うことになりました(確か2、3回縫い直したと言っていたと思います)。通常は縫うことはせず、自然にくっつくの待つようです。
この右目の虹彩に大きな問題が起きているとは、そのときは夢にも思っていませんでした。
また、術後1週間はお風呂に入ることは禁止されました。顔も水で洗うこともです。目に水が入り、感染症になることを防ぐためと説明されました。
もしも、髪を洗いたい場合は近くの美容院で洗ってもらうと良いと思います。 - 手術直後手術直後の詳細
手術が終わると保護グラスをもらい、1日かけるように言われました。目には、ゴロゴロ感を感じます。
鏡を見ると、白目から血が出ていることを発見。
目の周りを(目をふくもの専用のもので)拭き→目薬3種類を一時間毎に点眼するよう言われました(そんなこと聞いていなかったので、驚きました)。
その日は両目ともがゴロゴロするが我慢しながら過ごしました。
- 術後2日目右目の抜糸
筆者は右目に塗っている糸を抜きに、再び病院に行きました。(保護グラスを着けたままです)
また、その日も目薬3種類を朝昼晩(1日3回)点眼します。
診察室のイスに直立で座ったまま、じっとしているように言われ、右目を抜糸してもらいました。ゴロゴロが取れると言われましたが、意外とゴロゴロが両目とも残っていました。
視力は大変良くなり、右目:2.0、左目:1.5でした。
- 1週間後術後1週間後の検診
微妙に目がまだゴロゴロしており、目も充血していると病院の検査技師の方に言われました。手術中に縫った右目が、特にゴロゴロしています。
昼間・夜間のどちらでも、右目のまぶしさが取れていないことに気付きました。スーパーやコンビニのライトもまぶしいです。また、右目の視界が全体にうっすら白いモヤがかかっているようにも見えます。
以下がそのイメージ図です。
メガネをかけている方なら分かるかと思いますが、メガネのレンズに手の指紋がついて白くなっていると、結構気になりますよね? それが右目の視界にうっすらあるような感じで、不快感があります。
手術を担当してもらった医師に、右目だけ眩しいことを伝えると、白内障の手術後もよく眩しくなるものと説明されました。しかし、白内障の手術後にまぶしくなる仕組みと、ICLの手術を受けてまぶしくなる仕組みが同じなのかは、疑問があります。
そして、2週間後また病院に来るように言われました。 - 10日後術後10日後
まだ目の出血が収まっていないですが、少しづつましになってきました。右目のまぶしさと白いモヤはまだ残っています。
- 3週間後3週間後の検診
目の出血は収まり、ほぼ元通りになりました。
しかし、以前として右目のまぶしさと白いモヤは治りません。
病院に着き、受付で「右目のまぶしさと白いモヤ」があることを伝え、目の検査をしました。
診察のとき、手術担当医ではない医者に見てもらいましたが、開口一番「見えすぎてるくらい見えてますね」と言われ、そのまま診察を終わらされそうになりました。実際、視力は確かにとてもよくなりました。
しかし、右目のまぶしさと白いモヤのことについて一切触れられていなかったので、そのことを尋ねると「もしかすると、レンズの反射によるものかもしれない」と言われました。まぶしさを解消する方法を尋ねると、
医師「瞳孔を収縮させてまぶしさを抑える目薬もあります」
筆者「でも、それって一生使うことになるんですか?」
医師「そういうことになりますねぇ」と他人事のように言われ、大変ショックでした。
また、視力はよくなっているから何も問題がないかの言い方もおかしいとまぶしさは数か月でほぼ慣れてくると言われ、次は一ヶ月後に来るよう指示されて診察室を後にしました。
右目だけまぶしくなってしまった本当の理由
しかしその後、別の病院にて検査してもらうと、虹彩が薄くなっていることが判明し、それによりまぶしさと白いモヤが生じていることが簡単に判明しました。虹彩はカーテンのような役割を果たしており、それが薄くなったためまぶしさが生じるようです。さらに、一度なくなってしまった虹彩は元には回復しないと聞き、非常に大きなショックを受けました。
以下の画像↓は、術後前の虹彩と角膜の画像です。画像を撮り忘れてしまったのですが、この虹彩の厚みが半分ほどに薄くなっていることが今回の検査で判明しました。
ICLは何か問題があれば、レンズを取り出せば元に戻ると思っていたので、予想外でした。まぶしさと白いモヤが一生続くのであれば、手術をせずにコンタクトレンズをつけていた方がよかったと後悔しています。
そもそも術後検査は松本眼科でもしていたので、なぜ虹彩が薄くなっているのがわからなかったのか疑問が残ります。もしも、そのことが分かっていて隠していたとしたら許せません。
また、右目のまぶしさと白いモヤがあるため、左右の目で色の見え方が異なっています。そもそもこんなに色が変わる可能性については、事前に知らされていませんでした。カウンセリングのときに知らされていたのは、夜のハロー・グレアや感染症のことだけでした。
ICLの合併症による後悔とその病院側の対応に対する疑問点について、以下の記事でまとめましたので、ICLを検討されている方は一読することをおすすめします。
松本眼科でのICL手術の同意書
以下、筆者が実際に同意した同意書になりますが、虹彩の損傷や目が眩しくなることについては記載はありませんでした。
ICLのリスクや体験などの情報まとめページはこちら↓
また、体全般の健康に関する記事はこちらになります↓
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