アンチエイジング

食物繊維を摂れば、体内で水素ガスが発生する!?

このサイトでは幾度となく、健康を維持し若くいるために食物繊維の摂取を勧めています。その主な作用として血糖値を低く維持することや短鎖脂肪酸について説明していますが、他にも食物繊維摂取には私たちの健康に有益な作用があります。そのうちの一つが水素ガス(≠水素水)です。 食物繊維により腸内で細菌により水素ガスが作られていることが判明したのです。 その水素ガスには抗酸化作用があり酸化ストレスを低減することにより健康に寄与することが証明されています。ここでは、体で発生する水素ガスについて解説します。

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食物繊維が水素ガス発生のカギ?

摂取した食物繊維が腸内で善玉菌などの腸内細菌により発酵し、水素ガスが発生することが判明しています。どういうことか説明すると、そもそも食物繊維はヒトの消化酵素では消化できず未消化のまま腸へ送られます。そうすると、それを好む腸内細菌により発酵を受け、その代謝産物として水素ガスが発生するというメカニズムになっています(短鎖脂肪酸も同様です)

水素ガスにはにおいがありません。つまり、においがないおならの場合、水素ガスが発生している可能性があります。

ドクターサロン61巻11月号『おならの原因」より引用及び筆者改変
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水素ガスを発生させる食品

食物繊維にもたくさんの種類があります。それによって水素ガスが発生する量・時間も異なっています。

フラクトオリゴ糖

以下の図で表されるように難消化性グルカンよりもフラクトオリゴ糖の方が発生する水素ガスの量や時間が上回っているのがわかります。

小麦ふすまと野菜

プレーンのサンドイッチ(A)と小麦ふすまのサンドイッチ(B)、一般食とベジタリアン色のそれぞれの水素ガスの発生量についても調べた研究があります。

結果は以下のようになりました↓

小麦ふすまと野菜のどちらも水素ガス発生量・時間ともに上回っています。普段からの食事を少し工夫するだけでこんなに水素ガスを増やすことができるんですね。

食物繊維が多く含まれる食品をチェックしたい方はこちらを参考にしてください↓
食品の食物繊維データ

サラシアも水素ガス発生のカギ?

サラシアというものには、α-グルコシダーゼ(αGI)という糖質を消化する酵素を阻害する作用があります。簡単に言えば、サラシアによって糖質が消化されず、腸内細菌のエサを増加させ、水素を発生させる作用があります。

αGIの効果によって小腸で分解されなかった二糖類がこのように菌の多い大に入り込んで、菌によって分解されてガスを産生する。ただ、二糖類の分解ですから、メタンとか水素とか、においのないガスが産生されるということです。

ドクターサロン61巻11月号『おならの原因」より引用及び筆者改変

サラシアについては以下を参考↓

さらに専門的な内容を見たい方はこちらを参考にしてください↓
臨床現場で生まれた糖尿病臨床治療のTips『水素ガスを発生する錠剤としてαグルコシダーゼ阻害剤が糖尿病の臨床に与える影響について

水素ガスによる効果

水素ガスには、様々な効果があり心血管系疾患(心筋梗塞など)やガン治療にも使われるなど、様々な効果があります。

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ナル心理学

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