食物繊維とは、炭水化物の一種で、人の消化酵素で消化することができません。消化されないため、エネルギー源にはなりません。しかし、その後の研究により健康面で大切な栄養素であることが判明し、第6の栄養素とも呼ばれています。
この記事では、食物繊維とは何か? また、食物繊維の知られざる健康面での効果を解説します。
食物繊維の種類
食物繊維を大きく分けると、水に溶けるタイプ(水溶性食物繊維)と水に溶けないタイプ(不溶性食物繊維)があります。

難消化性デキストリン』 より引用及び筆写改変

不溶性食物繊維の特性
水分を吸収して大きく膨らみ、便の量を増やします。それにより、腸を刺激してぜん動運動を活発にし、便の排泄を促進します。ただし、摂りすぎると便が硬くなり過ぎてかえって便秘が酷くなることもあります。
水溶性食物繊維の特性
水に溶けるとネバネバし、胃腸内をゆっくり移動するので、お腹が空きにくくなります。さらに、糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
さらに細かく分類すると、以下のようになります。食物繊維には様々な種類があるのです。

食物繊維の働き

食物繊維の有名な効果としては、便秘促進があります。他にも、糖尿予防や大腸ガンの予防など、様々な効果があります。
食物繊維が不足することで便秘になる理由については、こちらの記事↓を参考にしてください。
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