16タイプ診断(≒MBTI診断)の診断結果に「T」の文字が入っている人は、客観的で論理的だと言われています。例えば、INTP(研究者タイプ)やENTJ(リーダータイプ)ですね。そして思考型(T型)は、さらに内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)に分けることができます。この2つのタイプは似ているようで、相容れない部分も多くあります。しかし、この両方を理解し、使いこなせるようになれば、様々な自体に対処することが可能になります。
この記事では、内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)の特徴や違いを説明し、その両方を使いこなす方法を詳しく解説します。
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内向的思考(Ti):世界の真理を知りたい
内向的思考(Ti)とは、物事の仕組みを理解する機能です。
物事の法則や理論を矛盾がなく説明できるようにします。真理を見つけるためには、時間も惜しまず使います。
Tiが得意なタイプに研究者タイプ(INTP)がいます。研究者タイプ(INTP)は、Ti(物事の仕組み)をNe(色んな角度から光を当てる)ことにより探し出します。
Tiは結果を出すこともよりも真理を見つけることにこだわります。何かを達成するために厳密さを犠牲にしたり、真理ではなかったら意味がないと考えます。
例えば、いくらビジネスに成功してお金持ちになったとしても、それだけでは仕方ないと考えるかもしれません。それよりも、誰も見つけていない新発見であったり、真に価値があるものを見つけ出したいと願っているかもしれません。
したがって、内向的思考(Ti)が得意なタイプは科学者や研究者の適性があるといえます。
外向的思考(Te):物事を素早く達成したい
外向的思考(Te)とは、物事の達成するための機能です。さらに詳しく説明すると以下のようになります。
A)物事を行う際の優先順位(重要な順番、順序)を決め、資源を割り当てること(=運営)を繰り返します。その際に、そのこと自体に時間をあまりかけず素早く決めます。なぜなら、時間も有効な資源だからです。逆に、時間をかけすぎることは外向的思考(Te)的に考えると、優先順位と時間の割り当てを間違えていることになります。
B)そして、実際の時間に割り振っていきます。
そして、上記A→Bを繰り返す間(=行動している間)に、重要な情報が入ればそれを踏まえて作り直す、ということを繰り返します。
外向的思考(Te)タイプにとって、結果こそが全てです。真理の追求などは二の次で、それに充てる時間があるのであれば他のことに割り当てるでしょう。ビジネスで成功しやすいタイプといえるでしょう。
内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)の対立と統合
内向的思考(Ti)タイプは真理の追求を第一にしますが、外向的思考(Te)タイプはそんなことより物事の達成を第一に考えるため、この2つの機能は対立することがよくあります。
しかし、どちらも実のところお互いの能力のことはよく理解していて、なおかつ使おうと思えば使えるはずです。つまり、内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)はお互いの価値観を表しているともいえます。真理の追求を優先するか、それとも物事を達成することを優先するか、そこに人生の価値観が表れています。
そして、内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)どちらも重要な能力です。内向的思考で考え抜いた真理を、外向的思考を駆使して素早く達成してくことができれば、素晴らしいのではないでしょうか? 内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)を理解し、両方を使いこなせるようになりたいものですね。
さらに、内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)の違いについて知りたい方は、以下の記事もおすすめです↓
心理機能をさらに深く知りたい方へ
『MBTIへのいざない―ユングの「タイプ論」の日常への応用』という本には各心理機能について詳細に解説が書かれています。この本を読めば、MBTIの全てが分かると言っても過言でもない良書です。 ページ数が多く、ネットや他の本には載っていないような表や資料などのデータが豊富で、大変参考になります(自分の性格では不得意(苦手)な部分(=劣等機能)との付き合い方やST・NTタイプという分類や各タイプごとの自分自身を生かす方法などの表や資料)
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