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内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)の違い【パート2・具体編】

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外向的思考(Te)とは、もともと存在する決まりを運用・処理していく機能で、内向的思考(Ti)はその決まりの存在自体の根本的理由・必然性を考え、新たな決まりを創造します。この記事では、2つのケースを想定し、内向的思考(Ti)外向的思考(Te)のそれぞれの違いを解説してきます。

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ケース1:自分がある人に刺されたら

もしも、ある日突然、自分が包丁で人から刺されたとき、あなたはどのように対処しますか?
外向的思考(Te)外向的思考(Te)では異なった基準で考え、対処していきます。

外向的思考(Te)だったら

外向的思考(Te)を持つ人ならば、このように考えます。
自分を刺した犯人に対して、しかるべき法律にのっとって裁判を起こし、判例にしたがって判決を下してもらい、それによって刑務所で罪を償ってもらう(=責任を取ってもらう)、という処理を行います。

つまり、外向的思考(Te)は、もともと用意されている法律という社会の決まりにのっとって処理をする機能です。そして、判例主義(裁判での判決が判例という過去の事例に基づいて下される)で納得するのも外向的思考(Te)の特徴だと言えます。

そして、そのような社会のルールや判例があるおかげで何をしたらどのような結果(例えば、人を刺したら刑務所に入れられること)が予測でき、それにより刃物で人を傷つけることの抑止力として働くため、前述したような処理についてそれはそれで良いと考えます。自分を刺した犯人が刑務所で服役すれば罪を償った、と考えるのです。それが社会の決まり、だからです。

内向的思考(Ti)だったら

内向的思考(Ti)を持つ人ならば、このように考えます。
自分を刺した犯人が裁判によって刑務所に入ったとしても犯人がただ苦しむだけで、自分が受けた体や心の傷は何も変わらない=責任を取っているとは言えない意味がないと考えます。

では、そもそも責任を取るとはどういうことか?それは、自分が受けた体や心の傷を元に戻すことです。しかし、それは現実的には不可能なため、結局は自分が受けた傷は自分で受け止める他ないがなく、刺され損だと考えます。
自分を刺した人を刑務所に入れても結局は自分の刺された体は元に戻らず何の意味もないため、その判決自体を変えるべきだと考えます。例えば、刑務所に入れるのではなく服役期間とされる間に働かせ、賠償金を支払ってもらうこと方が合理的で筋が通っていると判断します。

つまり、内向的思考(Ti)は、そもそもある社会の決まり(=Te)自体を合理的観点から合理的に考え出す機能と言えます。また、内向的思考(Ti)は「そもそも…」というように根本から(1から)考えます。今回のケースで言えば、服役期間とされる間も働かせ賠償金を受け取るだけでなく、そもそも人が刺されるようなギスギスした社会を作らず、温かい社会構造を創り出すことが必要だと考えます。そうすれば、そもそも誰も傷付くこともないからです。

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ケース2:サウジアラビアの国教であるイスラム教の決まりに対して

サウジアラビアでは、宗教の信仰の自由はなく国教(国の宗教)が定められており、国民は全員イスラム教を信仰しなけれななりません。そして、イスラム教において、「男性は白い服、女性は目以外が隠れる黒い服を着なければならない」という決まりがあります。もしも、あなたがサウジアラビアで生まれていたら、このことをどのように考え、どのように対処しますか?
このことについて、外向的思考(Te)外向的思考(Te)では異なった基準で考え、対処していきます。

外向的思考(Te)だったら

外向的思考(Te)を持つ人ならば、このように考えます。
国が定めたことであるルールに従います。したがって、国が定めた国教であるイスラム教を信仰します。それが社会で正当とされている決まりだからです。外向的思考(Te)である親であれば、子供にも性別によってイスラム教の決まりどおりの服をきさせる選択をするでしょう。

内向的思考(Ti)だったら

内向的思考(Ti)を持つ人ならば、このように考えます。

そもそも国が国民全員の信仰する宗教を強制的に決める合理的理由もないと考えるため、国教自体を無くすべきだとも考えます=ルール(Te)を破壊する

また、服装を性別によって制限させる合理的な理由もないので、自由に服を着ても良いという決まりを発想し、そのように決まりを制定すべきと考えます=ルール(Te)を変更する

このように、決まりそのものに必然的な合理性が存在しないと考えるとき、内向的思考(Ti)の親は、子供にも自由に服を着させる傾向があると考えられます。 外向的思考(Te) を持つ親が「それでも正当とされる国が定めたイスラム教の教えに従うことが子供の利益になるので、服装もそのしきたりに従うよう奨励する」のとは対照的です。

内向的思考(Ti)と外向的思考(Te)の違いのまとめ

内向的思考(Ti)=根本的に合理的な思考を持つ人の意見が世の中の賛成を取り付けた場合、結局は社会のルールはTiにより合理的に作り変えられていきます。一方、外向的思考(Te)は既存の社会のルールに物事を当てはめ処理していくので、いちいちルールを再考することはあまりありません(その分、素早く物事を処理することができる利点もあることがTeの利点です。また、一から賛成を取り付け作りなおすわずらわしさもありません) 以上のような哲学上の違いがあるため、内向的思考(Ti)外向的思考(Te)は対立することがあります。どちらにも利点があるので、状況に応じて使い分けられると良いでしょう。

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