人は、よく因果関係(原因と結果の関係)を逆転させてしまうことがあります。
では、因果の逆転には具体的にどのようなものがあるでしょうか? 代表的な例を一つ取り上げてみましょう。
因果の逆転
”火災現場に出動する消防士が多いほど、火災の規模は大きい。したがって、出動する消防士が多くなることが、火災が大きくなる原因だ。” (Wikipedia「因果関係の逆転」より)
つまり、以下のような主張です。ですが、そんなはずがありませんよね。
1出動する消防士が多くなる
↓
2火災が大きくなる
本当のメカニズムは、以下になります↓
2火災が大きい
↓
1多数の消防士がそこに送り込まれる
これを、”1消防士が多く集まっているから→2火災が大きくなったね”というと大変おかしな話です。
まとめ
ここまであからさまだと間違いに気づくのはとても簡単ですが、心理学ではこのような”因果の逆転”をしがちです。 そこに気をつけると心理学を学ぶのがもっと楽しくなります。
心理学を学ぶ上でしがちな”因果の逆転”については、以下の記事を参考にしてください↓
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