コロナウイルス

コロナウイルスの致死率(死亡率)の詳細

コロナウイルス

英国政府の科学顧問は、コロナウイルス感染で死亡する確率は0.5%から1%だと考えています。

これは、すべての感染が検査によって確認されるわけではないため、確認された症例の死亡率 (3月23日現在、WHOの数字では世界全体で4%、英国では5%) よりも低くなっています

国ごとに誰が検査を受けるかを決める方法が異なるため、症例数や明らかな死亡率を国ごとに比較することも誤解を招く可能性があります。

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コロナ感染による推定死亡率

また、死亡率は、年齢や健康状態、利用できるケアなど、さまざまな要因に左右されます。

筆者訳及び改変


例えば、高齢者や病気の人はコロナウイルスに感染すると死亡しやすくなります。人気芸能人の志村けんさんが亡くなったのも高齢だったというのも一つの原因として考えられるでしょう。

国内事例における都道府県別の患者報告数(2020年4月8日掲載分)において都道府県別のコロナウイルスの死亡者数などを確認することができます。

インペリアル・カレッジ・ロンドンの現在の推定では、 80歳以上の死亡率は平均よりもほぼ10倍高く、40歳未満の死亡率ははるかに低くなっています。要は高齢者には大変危険なウイルスだということです。身内や知り合いに高齢者がいる場合は、これまで以上に気を付けていくことが望まれます

英国政府のチーフメディカルアドバイザーであるクリス・ウィッティ教授は、高齢者の方が死亡率が高いにもかかわらず、「高齢者の大多数は軽度から中等度で済む」と述べています。(*筆者注;要は、高齢者の大多数はやはり助かるが、若者と比べると死亡率が格段に高いということ

ただ、最近の研究から 、コロナウイルスに感染した個人のかなりの部分に症状がないことがわかっています。また、その人たちがはウイルスを他の人に感染させる可能性もわかっています。 国立アレルギー感染症研究所の所長であるAnthony Fauci博士は、症例の25〜50%が無症候性である可能性があると推定しました。

ただし、クリス・ウィッティ教授 はまた、集中治療を受けた若者もいることを指摘し、それが若者にとってはささいな感染症だと考えるべきではないと言っています。

実際、世界のコロナ死者数は9万人超えており、他人事とは言えない状況になっています。

https://this.kiji.is/621086131615171681
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コロナウイルスによる死亡率を高める要因について

感染症のリスクを決定するのは年齢だけではありません

中国の44,000人以上の患者を対象にした最初の大規模な分析では、糖尿病、高血圧、心臓病、呼吸器疾患が確認された患者の死亡率は、少なくともその五倍でした。(つまり、日頃から病気を患っていたり不健康な患者は死亡率が格段に高くなるということです)

これらの要因はすべて相互に作用し合っており、すべての場所のあらゆるタイプの人のリスクを完全に把握しているわけではありません。

確認された症例の死亡率のパターンは誰が最も危険にさらされているかを知ることができますが、単一のグループの正確なリスクについては知ることができません。

筆者訳及び改変

また、確認された症例の死亡率は全体の死亡率ではないことにも注意すべきです。
ほとんどのウイルスの症例は、軽い症状で受診しない傾向があるため、数えられません。

3月17日、英国の主任科学顧問Patrick Vallance卿は、英国では約55,000例の症例があったと推定しており、確認された症例数は2,000例弱でしかありませんでした。

死亡数を2000で割ると、55,000で割るよりもはるかに高い死亡率が得られます。

これが、確認された症例の中で死亡率が実際の死亡率を正しく評価していない最大の理由の1つです。

しかし、それとは逆に、現在感染していて最終的に死亡する可能性のある人々を考慮に入れないことで、死亡率を過小評価することもできます

なぜ国によって死亡率が異なるのしょうか?

インペリアル・カレッジの調査によると、 国によってで数えにくい症例を見つけるのが得意か不得意かによるものです。

国によってウイルスの検査方法が異なり、検査能力も異なり、検査を受ける人のルールも異なります。これらの要因はすべて、時間の経過とともに変化します。

英国政府は当初、試験を1万日に増やし、四週間以内に25,000日に達することを目標にしている。現在、検査は主に病院にいる人に限定されています。

ドイツでは毎日2万人以上が検査を受けることができ、症状の軽い人でも検査を受けています。

ドイツで確認された症例(五パーセント未満)の中での死亡率はヨーロッパで最低の部類に入るが、検査を受ける患者の構成が変わるにつれて上昇すると予想されます。

予後は、利用可能な治療法と、医療機関がそれを提供できるかどうかにも左右されます。

つまり、それは流行の段階によります。

もし医療システムが症例であふれ、集中治療室が換気を必要とする人々を治療できない場合、死亡率は上昇するでしょう。

コロナウイルスを最大限に予防し、限りある医療システムを有効に使っていくことが日本が新型コロナウイルスを乗り切るためには必須です。

帰国者・接触者相談センター

厚生労働省では、以下の(1)(2)を目安に「帰国者・接触者相談センター」に相談することを推奨しています。

(1)風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
 (解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
(2)強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が2日程度続く場合、又は強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

専門家らのTwitterアカウント

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以下に専門家らのTwitterアカウントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  • 厚生労働省クラスター対策班のアカウント@ClusterJapan
  • 専門家有志の会のアカウント@senmonka21

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