「成功の公式02」で述べた「仕事のエネルギーの流れ」がうまく回るかどうかチェックすることで、適職なのかどうか分析ができます。
今回は、「仕事のエネルギーの流れ」のうち、②「興味のある仕事の分野や役割(WHAT)」をより詳しく見ていきます。
前回の記事はこちら→興味がある職業を分析 – 分野とその職業が得意な人 –
仕事のエネルギーの流れ(WORK FLOW)
- ①(WHY)なぜ
どんな理由で
- ②(WHAT)何を
どんな職業を
- ③(HOW)どのようにする
どのような働き方で
- ④(FEEL)やっているとき自分はどう感じる
実際の業務中にどのように感じるか(快・不快)
「仕事のエネルギーの流れ」のおさらい
まずその前に、「仕事のエネルギーの流れ」についておさらいをしましょう。
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この流れが滞りなく流れるときこそ、あなたに合った適職に就けていると判断できます。つまり、
- フロー自体(WORK FLOW)がどれほどうまく回るか
- そのとき自分が快適にどれほど快適に感じるか
によりその仕事が自分にとって良い仕事かどうかが決まります。
また、仕事のエネルギーの流れの①〜④を以下のように表現することも可能です。
↓
- 動機(WHY)
- 興味のある仕事の分野や役割(WHAT)
- 働き方(HOW)
- 実際に働いたときの快適さ(FEEL)
「仕事のエネルギーの流れ」を止めるよくある原因
さて、「仕事のエネルギーの流れ」の中で、意外と重要なのが「④実際に働いたときの快適さ(FEEL)」です。しかし、意外とここを上手くシミュレーションできない人は多数います。
一つの理由として、「興味のある仕事(WHAT)」を考えているときに「〇〇をしたい」のレベルが浅く、具体的なものまで踏み込めてないことがあります。つまり、その職業がどういうものかよく理解できていないということです。
その職業を深く理解するには、具体的な作業・業務内容やその割合を知る必要があります。
例えば、医師の場合です。
「分野 / 役割(WHAT)」の浅いレベルだと、以下のように想像します↓
それはもちろん正しいのですが、そこで止めると「やっているとき自分はどう感じる(FEEL)」のシミュレーションがうまくできず問題が残ってしまいます。
実際の医師の仕事内容を考えてみましょう。
・人を医療で救いたい → 病人の容態の観察、腕に注射し採血、採血結果の確認、レントゲン画像の観察、処方する薬の決定、経過観察
となり、具体的な作業はかなり地味なものになります。
ということになります。むしろ、作業実行が大半で、オペレーター(作業実行者)にあげられているような仕事と性質が似ているのです。
そこで、医師になりたいあなたは、「仕事のエネルギーの流れ」の
「④実際に働いたときの快適さ(FEEL)」の部分で快適に感じることができますか?
・人を医療で救いたい→病人の容態の観察、腕に注射し採血、採血結果の確認、レントゲン画像の観察、処方する薬の決定、経過観察
これらの活動をしていたい! と思えますか?
できないなら、残念ながら医業は続けるのが辛い仕事になってしまうでしょう。もちろん、「人を助けたい!」という動機が非常に強くあるならば、続けることもできるでしょう。(ただ、「人を助け」つつ、自分に合った職業を探すことも大切です)
「〇〇になりたい!」と考えると、仕事選びを失敗する?
ところで、もう一つ、「興味のある仕事の分野や役割(WHAT)」を考えるときにミスが頻発する落とし穴があります。
それは、「〇〇になりたい」と考えることです。
例01)「絵がうまくなりたい!」
例えば、職業ではありませんが「絵がうまくなりたい」が例として挙げられます。(絵描きさんでも同じかもしれません)
これを、具体的作業に焦点が当たるよう「〇〇をしていたい」と変換することが大切です。
*「〇〇になりたい」→「〇〇をしていたい」
例えば、「絵がうまくなりたい」→「上手い絵を書きたい」
こちらもここから、より細かく実際の活動に分解することが可能です。
「絵を書いていたい」→「上手い人の模写をして書き方を一つ一つ学ぶ」「(人を書きたいときは)人体の仕組みの観察をする」「イラストソフトの使い方を学ぶ」
さて、こちらを行っている間あなたは快適にでしょうか? 快適でないならやり続けることは困難ですし、他の道を探す方が吉です。
例02)「英語が上手くなりたい!」
もう一つ「〇〇になりたい」例をあげます。今回は「英語が上手くなりたい」です。
同様に変換すると「英語が上手くなりたい」→「英語を上手く話したい」
これを分解すると、「英語を上手く話したい」→「単語を毎日何個か覚える」「文法を学ぶ」「時々外国人と話してフィードバックをもらう」などになります。
こちらを行っている間あなたは快適にでしょうか? 快適ならできますし、快適でなければできません。
例03)「ユーチューバーになりたい!」
最後に課題として考えてみてほしいのは、最近子供に人気の職業ユーチューバーです。
誰もが知るHIKAKINさんは、毎日動画の編集を何時間もしていたそうです。それもユーチューバーの仕事のうちということです。あなたは人気ユーチューバーになれそうですか?
(もちろん、お金はかかってしまいますが、動画編集が苦手なら外注するという手もあることは明記しておきます)
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