16タイプ診断(≒MBTI診断)の診断結果に「F」の文字が入っている人は、主観的で感情や価値観に基づいて物事を判断します。例えば、INFP(心理学者タイプ)やESFJ(社交家タイプ)ですね。そして感情型(F型)は、さらに内向的感情(Fi)と外向的感情(Fe)に分けることができます。この2つのタイプは似ているようで、相容れない部分も多くあります。しかし、この両方を理解し、使いこなせるようになれば、様々な自体に対処することが可能になります。
この記事では、内向的感情(Fi)と外向的感情(Fe)の特徴や違いを説明し、その両方を使いこなす方法を詳しく解説します。
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内向的感情(Fi)とは
「自分が」どう感じるか、自分の「理想」はどうか、何かに自分が「満足できる」か、それとも「不満足」かということを基準に考え、行動します。
内向的感情(Fi)は自分の進むべき方向を教えてくれる機能でもあります。例えば、いくら社会的に成功したとしても自分が満足しなければ意味がないとも言えます。しかし、内向的感情(Fi)が発達していれば、最初から自分が何に満足するのか価値を置いているのか気づくことができるでしょう。
会社の社員の一人として考えると、
『今のポジションに満足できるか、将来のポジションに「満足・納得」できるか) 』といったように自分に焦点を当てて考えます。
外向的感情(Fe)とは
外向的感情(Fe)を持つ人は外の(周りの人たち)がそれぞれの関係性に満足できるか、できないかということを基準に考え、行動します。
他人のために積極的に行動するため、人から好かれることも多く、反対に助けてくれる人も多くいることでしょう。
それぞれの人(=全員)の希望をなるべく満たすべく調整することを目指すので、企業の人事部と似ているいえます。他者に焦点を当てて考えます。
内向的感情(Fi)と外向的感情(Fe)の対立と統合
それぞれの機能は良い面もありますが、反対に悪い面もあります。内向的感情(Fi)が強い人は、自分のことを第一と考える思いが強いため、他人のことを考慮しないことも多いです。そのため、他人からの協力を得ることが難しいことがあります。また、外向的感情(Fe)が強い人は、他人のことを優先しすぎて、自分のことを大事にしていない人もいます。
自分を大切にすることと他人を大切にすることは、どちらも重要なことです。しかし、基本的に人はどちらか一方だけを選び、もう一方を捨てる選択を取ることが多いです。
本来は、その2つを両方使いこなすことが重要です。使える機能が増えれば、その分いろんな場面に対応することができるためです。一方の機能や価値観に偏ることはあまり良いとは言えないでしょう。
そのためには、内向的感情(Fi)と外向的感情(Fe)を矛盾なく統合することが鍵となります。この2つの機能の統合の具体的方法については、こちらをご覧ください↓
心理機能をさらに深く知りたい方へ
『MBTIへのいざない―ユングの「タイプ論」の日常への応用』という本には各心理機能について詳細に解説が書かれています。この本を読めば、MBTIの全てが分かると言っても過言でもない良書です。 ページ数が多く、ネットや他の本には載っていないような表や資料などのデータが豊富で、大変参考になります(自分の性格では不得意(苦手)な部分(=劣等機能)との付き合い方やST・NTタイプという分類や各タイプごとの自分自身を生かす方法などの表や資料)
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