MBTI(エムビーティーアイ : Myers-Briggs Type Indicator)は、とても良く当たる性格診断テストで知られていますが、人にはそれぞれ得意な(よく使っている)心理機能(認知機能)があると考えられています。
MBTIについてまだ、知らないという方は、以下の記事↓を参考にしてください。
また、事前に4つの心理傾向軸↓についても知っておくことで、より心理機能(認知機能)を理解することができます。
8つの心理機能(認知機能)とは
心理機能(認知機能)には大きく分けて2つあります。
- 判断機能 …判断の仕方(インプット)
- 知覚機能 …情報の取得方法(アウトプット)
判断機能
人は情報取得し、それを元に”判断”をしています。人によって、判断や意思決定の方法は異なります。判断の仕方は大きく分けて2種類あります。
- 感情型(F型)…どのように感じるか・人間関係の調和に基づいて判断
- 思考型(T型)…合理的であるか・客観性に基づいて判断
判断に使われる4つの心理機能(認知機能)
さらに、それぞれのタイプはさらに、「意識の方向性(外向/内向)」によって分類されます。
判断に使われる心理機能(認知機能)は以下の合計4つがあります。
詳しくはリンク先より確認できます。
知覚機能
人が何か判断や意思決定する際、情報が必要になります。人によって、情報の取得方法は異なります。情報の取得方法は大きく分けて2種類あります。
- 感覚型(S型)…自分が過去・現在で経験した具体的情報を重視します
- 直観型(N型)…物事の共通性・背後に隠れた理論や将来の仮定を元にした情報を重視
知覚に使われる4つの心理機能(認知機能)
さらに、それぞれのタイプはさらに、「意識の方向性(外向/内向)」によって分類されます。
知覚に使われる心理機能(認知機能)は以下の合計4つがあります。
詳しくはリンク先より確認できます。
つまり、以下の合計8つの心理機能があります。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
人は情報を感受し、それを基に判断し意思決定を行います。 また、逆に判断に基づいて、次に受け取る情報を選択します。 この情報の受け入れと判断の際の志向の違いによって、人の性格が特徴づけられると考えます。
情報の受容における心理的傾向は、感覚と直観を両極とする軸を考えます。 判断と意思決定における心理的傾向は、思考と感情を両極とする軸を考えます。
情報の受容における心理的傾向軸
感覚型(S型) <—> 直観型(N型)
判断や意思決定における心理的傾向軸
思考型(T型) <—> 感情型(F型)
両極を同時に満足させることは困難であり、 大抵の場合、一人の人間はこの軸のどちらか一方に偏った心理的傾向を示します。
さらに、この感覚、直観、思考、感情のそれぞれにおいて、外向性と内向性の心理機能を考えます。 すなわち、以下の8種類の心理機能があることになります。
ユングは、性格タイプ論において、これに従って、性格を8種類のタイプに分けました。 最も強く働いている心理機能が、その人の性格を特徴づけると考えたのです。
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用終了(一部改変)
8つの心理機能を理解するのにおすすめな本
・ユング心理学でわかる「8つの性格」
16タイプ診断(≒MBTI診断)は、心理学者ユングの理論が基になっています。ユングは、8つの心理機能というものを考えました(画像を参照)が、どの機能が得意かで人の性格を8つに分類しました。
16タイプ診断(≒MBTI診断)は、その8つの心理機能の組み合わせてさらに発展させたものです。まずは、この本を読んで自分が一番得意な心理機能を知ると、16タイプ診断(≒MBTI診断)の診断結果をより深く理解できるので非常におすすめです。
以下の「Amazonで見る」のリンク先より試し読みすることができるので、一度見てみると良いかもしれません。
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