↑適人適所『MBTI(16パーソナリティ)の相性』より引用
『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)
- ESTJ & INFP
- ENFP & ISTJ
- ENTJ & ISFP
- ESFP & INTJ
- ESFJ & INTP
- ENTP & ISFJ
- ENFJ & ISTP
- ESTP & INFJ
両者ともに、同じ心理機能を利用していますが、その順番は真逆です。 何をするにしても、順番が真逆であるということは、共同作業をするときにフラストレーションがたまります。 相手の意図を理解することができず、わざといやがらせをしているのか、それとも頭が悪いのか疑ってしまいます。
心理機能の順序が真逆であるということは、 一つの作業をするにしても、真逆の心理的経過を取りますし、 人生における発達段階の順序も真逆であるということになります。 そのため、若い頃は特に、重要なことが一致しません。
出会って始めのうちは、それぞれの考え方、感じ方、能力に感銘を受け、魅力を感じます。 お互いに人間として興味を抱き、惹かれ合います。 そして、友好的に協力し合える関係を築くことができると信じます。
しかし、常に問題が生じることに気がつき、やがて何かがおかしいと思い始めます。 それでも、そういった問題は大した事ではなく、すぐに解消できるものであると考えるかもしれません。 もう少しだけ努力すれば、お互いに理解し合えると思うことでしょう。 実際には、理解し合うことは容易いことではありません。
第一の心理機能と第二の心理機能は、それぞれのタイプにおいて共同して働き長所となり得るものです。 また、その順序も重要です。 衝突しやすい関係では、 一方にとっては信頼して用いておらず発達の遅れがちな第三の心理機能や抑圧している第四の心理機能が もう一方にとっては重要な働きをしています。 そのため、長所や興味関心、物の捉え方や対処の仕方、行動パターンが全く異なります。
第二と第三の心理機能は、共に程度の差こそあれ、それぞれのタイプで節度を保って働いているものです。 そして、それらのバランスを取ることが各個人のなかで重要になります。 この点で共通しており、惹かれ合う要因になるかもしれません。
自分には真似できないことを自然にやってのけるので、微かな羨望を生じ、魅力的に映ることもあります。
また、苦手な第四の心理機能の働きを相手に完全に任せてしまうことで、やっかいなことや陥りやすい失敗を 避けようとする打算が働くかもしれません。
自分にとっては、当たり前で自然なことが、相手にとっては全くそうではありません。 当たり前のことほど、無意識のうちにやってのけ、もはやいちいち言葉にはしないことです。 そして、無意識のうちに他者にも期待していることです。 しかし、この関係では、そういった期待は裏切られ、相手の行動は予測不可能で、説明も与えられないまま軋轢が生じます。
自己のうちに抑圧したものは、無意識のうちに嫌っているものであり、恐れているものです。 そして、無意識のうちに他者に対してもそれを見せてくれないようにと期待し、価値観を押し付けてしまっているものです。 衝突しやすい関係であるタイプによって、その抑圧した部分をまざまざと見せつけられることになります。
お互いに痛いところを容易に突くことができ、無理解に苦しみます。 欠点を指摘し合うようになると議論がエスカレートしてゆき状況は悪化の一途を辿ります。 相手のことを利己的であると断じてしまうこともあるでしょう。 残念ながら、甚大な被害を残して破局に終わることが多々あります。
何度か関係を保とうとしたとしても結局、疎遠になってしまい、それでようやく解放され安心を感じるかもしれません。 ただし、失ったものが大きい場合は、相手を恨むこともあります。
実は、この衝突しやすいタイプどうしが社会において、出会うことはよくあることです。 一見、興味関心が似ないので住み分けが起こるように思われますが、そうはいっても一つのところに 様々な役割を担う人たちが集まって仕事をするものです。 また、敢えて自分が苦手なことを一生懸命に克服しようとして若い時期を過ごし、 ある程度の克服に成功することができ、それを職業の選択にまで反映させてしまう人たちが数多くいます。 しかし、それは実際、劣等機能の働きに不自由にも固執したままであることが少なくありません。 その結果、職場において衝突する関係のタイプとの出会いとそれに伴う悲劇が繰り返されることになります。
本当に理解し合えるのは、長い間、連れ添い関係を保つことができたような場合です。 お互いが充分に発達し、人格的に成熟した時に始めて本当に分かり合うことができるでしょう。 どちらか一方が未成熟のままでは、相互理解はままなりません。 すなわち、条件としてはかなり厳しいです。
抑圧した心理機能を自己の内で統合し完全なるバランスを獲得することは、 人格発達と自己実現の上で欠かすことができない一生のテーマです。 ほとんどの人は、それを達成することなくこの世を去ってゆきます。
この真逆のタイプと出会うことで、対極を知ることは良い機会です。 決して否定的な感情に陥ることなく、一歩距離をおいて客観的に自分と他人を見つめるように心がけなければなりません。 そのために、やはり、 8つの心理機能の働きと、 その 順番の意味を知ることは有益なことです。
自分が影に押しやってしまったことを、他の誰かが役割として担ってくれていることに感謝する必要があります。 例え、仲良く付き合うことができなくても、その価値を認めることは大切なことです。 実は、自分の内にその性質が宿っていることを認めることができれば、大きな成長につながります。
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※この相性の解説は、16タイプ性格診断の理論を参考に作成されています。
16タイプ(≒MBTI)の資料集 – 各タイプの知られざる真実
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