MBTI

ISFP(芸術家タイプ)の性格解説書

このページでは、16タイプのなかからISFP(芸術家タイプ)の性格を解説します。

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ISFP(芸術家タイプ)の性格特徴説明

『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用開始(一部改変)

独自の価値観、情熱や美学を持ち、心の調和を求め、誠実で真摯な生き方をしたいと思っています。 飾り気がなく、誰かの真似をするでもなく、素直に自分の感じるままに従い、表現と行動の自由を求めます。

謙虚で控えめであり、穏やかな話し方をし、人の話をよく聞きます。 相手を威圧したり、決めつけてかかることはしません。

そして、他人の価値観も同じように尊重し、それが自然に育まれてゆくことを望みます。

周囲の環境や動植物に対しても、 不自然で押し付けがましいことはせず、 本来の姿であるようにしてあげたいと思います。

観察力があり、周囲の様子や環境の変化に敏感です。 また行動力があり、チャンスを逃さず素早く対応します。 他者の様子についても、明敏な観察力が働き、優雅に振る舞い、また、よく面倒を見ます。

困っている人間がいれば、心痛を感じ、親身になって考え、できることなら援助の手を差し伸べたいと思っています。 もし、自分自身の方に余裕があれば、具体的な行動によって支えようとするでしょう。

空想的で、夢見がちなところもある一方で、 地に足をつけて、現実的な考え方をします。 目の前の課題に一つ一つ対処してゆくことで、 現状を乗り越えてゆこうとします。

誇張する言葉や冗長な表現は使わず、説明は簡潔で率直です。

物の形、色彩、模様、質感、音、味、匂い、肌触りなどを、強い感性と共に捉えます。 感受性が強く、自然の造形や、美味しい料理、巧妙に作られた工芸品や日用品などに魅力を感じます。

動物や植物、あらゆる被造物の妙に魅せられ、壮大で調和のとれた自然の風景に癒されます。

絵画や彫刻の色彩や質感、 楽器の音色や音楽のムード、 料理の盛りつけや味とにおい、 ふとんの感触と寝心地の良さなど、 五感で得ることのできる刺激に繊細です。 これらの例はほんの一部ですが、 様々なものを実際に触れることで、 ユニークな感性と個性的な嗜好を培います。

常に、美しいもの、面白いもの、刺激的な体験を求めて積極的に行動します。 経験したことは、後々に咀嚼され、物事の仕組みや関連性を理解し、賢くなってゆきます。

爽快でスリルのある体験を求め活動的です。 身体を動かすことが好きです。 ガッツがあり、リスクを少々伴っていたとしても気にすることはありません。

旅行、探検、山登りなど野外での活動において、町並みや自然を楽しみます。 自動車、自転車、バイクなどを運転し、移り変わる風景や、爽快な風を感じます。 意識を集中させ、今このとき、環境と一体となることに喜びを感じます。

スポーツを見ていても、感じることは多くあります。 ただ見ているだけでなく、実際に参加することもよくあることです。 そこでもタフな精神と、 瞬間に意識を集中させて困難を切り抜けようとする気概を発揮します。

また、自然の美しさとスリルを同時に味わうことのできる スキューバダイビングやスカイダイビングなどにも挑戦することがあります。 テーブルゲームなどの勝負事にも、集中力と勘を発揮します。

深く心に根ざした強い感性を何らかの方法で表現したいという思いがあります。

ISFPの美的センスや世界観は必ずしも言葉で表現できるものではありません。 身体感覚を調和させて働かすことに優れており、 創作やパフォーマンスなどといった具体的な行動による表現手段に馴染みます。

絵画、彫刻、デザイン、写真、映像などや、音楽、詩歌の創作、演奏、 ダンスなどを通して、ムードに心酔し自分の魂を表現します。

もしくは、手に職をつけ、 自分の美的センスや嗜好を活かすことのできる技術によって物を作ったり、 サービスを提供することでお客さんを満足させることができれば喜びを感じることができます。

イメージや雰囲気、現実的な仕上がりやパフォーマンス自体で全てを語り、 言葉による説明は必要ないかもしれません。

ファッションについても同様に、 自己表現と雰囲気を表現するものとしてこだわりを持ちます。 また、身体による表現や、身体的な美を追求することもあります。

音楽はテンポよく軽快に鍵盤楽器や打楽器が演奏されるものを好みます。 楽器を習得するセンスがあり、 ピアノ、ドラム、ギターなど練習をすれば上手にこなすようになります。 音楽の演奏を通して、様々なイメージや感情を表現し、自らもそのムードと一体となります。 詩や言葉が前面に出ているものや、主義主張を強く表すものよりは、 感性をそのまま表現するメロディや、心地よいリズムに身を委ねることができるものの方が好きです。

栄えている街に行くと、楽しいことやリッラクスできることをしたいと思います。 カラオケやビリヤードなどの娯楽やレストランでの新しいメニューなどを味わいます。 大人ならば、親しい仲間と居酒屋で飲み交わし、気さくに長話をし関係を深めます。 そんなときには、気前良く振る舞い、人を喜ばすサービス精神があります。 その他、マッサージや鍼灸、女性なら美容院やエステなどのサービスを体験したいと思います。

自分の価値観を理解してくれる人たちを有り難く思い、大切にします。 一方、批判に対しては傷つきやすく、反対意見には圧倒されがちです。

自分自身を素直に表現し、 楽しいときや好奇心でわくわくしているときは特にチャーミングです。 人懐っこく挨拶をするので、相手は快く感じます。

かと思えば、別のときにはどこかよそよそしく感じられることがあります。 一人で過ごす時間は大切で、目立たないようにしたり、その場からそっといなくなることがあります。 基本的には静かで控えめなので、打ち解けて話すようになるには時間がかかるかもしれません。

目標達成のために支えあったり、理解し合える仲間たちはとても大切だと思います。 しかし、他者をコントロールすることは望みません。 また、他者からコントロールされることも望みません。 指導したり、指導されたりすることはあまり好きではありません。 みやみに権力を志向するのではなく、 モラルを重視します。 一人一人が内面における倫理的価値観に従って、平和的に協力し合うことができれば良いと思います。

一人になれる時間やスペースが充分に与えられれば、 自分の抱いている価値観や意義と照らしあわせて、 成果や目標達成の程度を評価することができます。 また、自分の経験したことの本質や関連性を認識し解釈することができ、 それをもとに方向性を定めることができます。 このような機会は、他者にも尊重されるべきであると考えます。

理想があり、 完璧主義になりやすい傾向にあります。 自分の成し遂げたことを改めて評価する際には、 自分自身に高い基準を課してしまう傾向にあります。 修正すべき点が気になり、なかなか満足することはできません。 もし、それを受けて善い点を見つけてくれる人がいれば、喜び安心することができます。

人の言動をありのままに受け止め、素直で素朴な印象を与えます。

しかし、言外の意味を汲み取ることができず、他人の皮肉を理解できないことがあります。 後から気がついて、疑心暗鬼になることがあります。 他人から叱責されると、自分のあらゆる悪い点が気になります。

現実世界の華やかで自由な生活に憧れ、お金が欲しいと思います。 本当は、自分の価値観を自由に表現できる職業を選びたいと思いますが、 この点、現実的なので、自分の信念に固執するか、 安定した職を選ぶか迷うことがあるかもしれません。

奥手で、自分を売り込むことはあまりしません。 謙虚で控えめなのは美徳ですが、 それが理解されず、実際よりも低く評価されてしまうことがあります。

人の感覚を満足させることで他者に貢献することに興味があります。 技術を磨いて、手に職をつけることができれば、 職業選びに迷うことはあまりないでしょう。 または、面倒見の良さを発揮できるような仕事に就くことがあります。 子どもたちの世話や、動物、植物などの飼育などです。

他者の意見になかなか反対できなかったり、 頼まれたことを断れないかもしれません。 他者の面倒をよく見ることは美徳ですが、 それで損をしてしまうと、 自分が認められていないと感じることがあります。

そんなときは、批判的になりますが、誰彼構わず不平不満を漏らすのは避けるべきです。 そのようなことをしていると、チャンスは益々遠ざかってしまいます。

弱い者、幼い者、援助を必要とする者たちに関心を寄せます。 虐げられている者たちや、困っている者たちに、手を差し伸べたいと考えます。 そして、自分自身の労働力を提供し、具体的な行動によって、その者たちを助けます。

高い倫理観を持ち人生を真面目に捉えています。 そして、自分自身に対して高い基準を設定し、目標を達成しようとします。 但し、特に若い頃は、 この良き特性が、刹那的な快楽やおもしろおかしいことを衝動的に求めることで、失われてしまうことがよくあります。 しかし、これは歳を重ねほどに、将来を意識して賢い選択をしてゆくことができるようになります。

経験によって学ぶことは楽しく感じられます。 観察力や身体能力、手先の器用さ、感性の表現を活かせる学習は、喜びとなります。 一方、秩序だった学習や抽象的な理論を取り扱う学習になると、 苦労するかもしれません。具体的な例があれば理解が進むでしょう。

ISFPは、物事や人間に触れて深く感じいったことに魅了され、美的センスと倫理的価値観を形成してゆきます。 瞬間瞬間に没頭しながら、目の前の課題に一つずつ対処して行きくことで、多くのことを学んでゆきます。 関心ごとは厳選し、集中して取り組むことで、技術を習得し、深い理解に達します。 それは、やがて人々を楽しませたり助けたりすることが出来るものとなります。

『mbti性格タイプ論の視点から世界を覗こう』(サイト消滅)より引用終了(一部改変)

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ISFP(芸術家タイプ)のさらなる特徴・他タイプとの相性

↓さらに詳しく↓

ISFP(芸術家タイプ)と他タイプの相性一覧とアドバイス

理想的なペア

ISFPと相性が良いのは、お互いの自由を尊重し合えて、一緒にいると良い経験の出来そうな人です。

ISFPから見て…

対立しやすいペア

ISFPと対立しがちなのは、個人の選択や行動を尊重しない押し付けがましい人です。

ISFPから見て…

恋愛の相性が良いペア

ISFPと恋愛の相性が良いのは、一緒にいると良い経験の出来そうな人や、困った状況でも安心させてくれる人です。

ISFPから見て…

※対立しやすいペアと恋愛の相性が良いペアは被ることがあります。これは、自分と正反対のタイプを意見が合わず嫌うことがある一方、自分と違うためミステリアスに見えて惹かれることもあるためです。ただし、最終的には関係が壊れてしまうことが多いようです。

(ISFPと付き合っている方へのアドバイス)
ISFPは人間関係において非常に思いやりがあり、相手に譲歩することもしばしばあります。自分の気持ちを表現したり要求を主張するのが苦手な人が多いため、相手を理解しようとする努力が大切です。意思決定の際には、ISFPの声にも耳を傾け、パートナーの気持ちを同等に尊重するようにしましょう。

ISFP(芸術家タイプ)の心理機能解説リンク集(心の仕組みを知りたい方向け)

以下のロードマップを上から順に読んでいくと、ISFPの心の仕組みを順序よく理解できます↓

ISFP(芸術家タイプ)を真に理解するには、心理機能(認知機能)*が重要です↓

*一般に認知科学において、認知機能は生物が対象の知識を得るために、外部の情報を能動的に収集し、それを知覚・記憶し、さらに推理・判断を加えて処理する機能」と定義されます。

ISFPの心理機能(認知機能)
  1. 内向的感情/Fi
    とても得意/第一機能(優勢機能):自分にとって正しいと思うこと、自分の世界観において道徳的に正しいこと、その個人的な価値観に従って行うべきことを決める。
  2. 外向的感覚/Se
    少し得意/第二機能(補助機能):物理的空間をうまく使い、物質的であれ感覚的であれ、人々に良い経験を作り出す。
  3. 内向的感覚/Ni
    少し苦手/第三機能(代替機能):自分にとって何が正しいか分かっていると信じているため、外から指図されると苛立ちを覚えることがある。
  4. 外向的思考/Te
    とても苦手/第四機能(劣勢機能):人からどう思われるかを恐れ、不安に思っている。思考を理性的・合理的に整理できない(あるいはそれをしたがらない)。

<ISFPの認知軸>

  • FiTe:自分の気持ちは正しいものだから他人もそれに従うべき。
  • SeNi:喜びや楽しみを今すぐ満たしたい。

さらに詳しく

16タイプ(≒MBTI タイプ)一覧

  • ENTP(発明家タイプ)
  • ENTJ(リーダータイプ)
  • ENFP(改革者タイプ)
  • ENFJ(協力者タイプ)
  • ESTP(冒険者タイプ)
  • ESTJ(責任者タイプ)
  • ESFP(楽天家タイプ)
  • ESFJ(社交家タイプ)
  • INTP(研究者タイプ)
  • INTJ(戦略家タイプ)
  • INFP(心理学者タイプ)
  • INFJ(共感者タイプ)
  • ISTP(実務家タイプ)
  • ISTJ(努力家タイプ)
  • ISFP(芸術家タイプ)
  • ISFJ(保護者タイプ)

16タイプ(≒MBTI)の資料集 – 各タイプの知られざる真実

↓タイプ間の相性を詳しくみる↓

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さらに16タイプ分類性格診断テスト(MBTI診断)を知りたい方へ
このサイトで紹介している16分類性格診断(MBTI)を深く知るには、以下の本『図解 あなたの天職がわかる16の性格』がおすすめです。この本は、16タイプごとの適職が分かるだけでなく、MBTIの要となる心理機能(認知機能)について端的にまとまっているので、MBTIのことを初めて知ったという方にもおすすめです。

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この記事を書いた人
ナル心理学

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